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たまたま屋上で寝てただけなのに。
「…え?」
目を覚ますと屋上のフェンスをよじ登る人1人。
(…え、これって自殺しようとしてる、よね?)
めんどくさくない…と言えば嘘になるんだけど。
目撃してたことが後々バレたらそれもそれでめんどくさい。
「ちょ、あの…危ないんでおりてくだ__」
フェンスから無理やり身を剥がし、屋上の地面に倒れ込む。
一体誰が自殺を試みようとしてたんだろう、と顔を覗き込むと。
「…え?」
御影先生が焦点の合わない虚な目で空を眺めていた。