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兄弟がいつもどおり数日後の依頼の契約を結び終わった頃、龍季の携帯が鳴った
龍「はい、もしもし?」
?『もしもし、・・・。』
電話の主は低い声で応答した
龍「もしもし?詐欺のつもりですか?用がないなら切りますが」
龍季はその声に聞き覚えがあったので、
?『俺だよ、龍季。洸もいるんだろ?わからない振りしやがって、冗談言うの苦手なお前が、よくそんな誤魔化しできるようになったな』
相手の突然の饒舌に龍季は呆れてため息をつく。
洸が『誰?』と声を出さずに話すと、龍季は『わかるだろ』と洸と同じ動きと上を指さした
洸は、わかったように何度も頷いた
?『おい、まだ話は終わってないぞ』
龍「はぁ突然電話してきて、なんの用だよ親父」
龍季はため息混じりに相手の正体を言ってみせた
?『わかってるんだったら普通にでろよ。こっちだって雑談のつもりで電話してる訳じゃねぇんだから』
龍「へいへい。聞かなくったって親父の話は読めるよ。どうせ帰ってくるって報告だろ?」
?『お、おう。わかってたのか』
龍「元探偵の息子を舐めないでもらっていいですかー?親子だし」
兄弟の父はそうだなと言って笑った
龍「で?いつなんだよ」
?『明日の午後だよ』
龍「明日か!?意外とはえぇな。ま、わかったよ。紹介したいやつもいるし全然対応できるから」
兄弟の父はそうか、頼むといって電話を切った
洸「また父さん帰ってくるの?」
龍「おう。明日の夕方ぐらいに来るってよ」
豪「明日か!?いつもより急なご帰宅だな」
少し焦った豪に、龍季が冷静に一言被せる
龍「でもそれがうちの親父だろ?」
豪はすぐにそうだなと納得した
すると今度は小春が手を挙げて兄弟に質問する
小「あの・・・お二人のお父様って何をしている方なのか、私いまいちイメージできてないのですが」
小春の質問に兄弟は丁度いい機会だと言って父の正体について話をはじめた
洸「ぼくらの父さんは元探偵でここは元々父さんの拠点だった」
小「それは以前も聞いています」
龍「だな。親父、今は西の違う土地で大工の仕事してるんだ」
小「そうだったんですか」
小春への返答が終わると今度は豪がはい!と勢いよく手を挙げる
龍「はい、豪くんなんでしょう」
豪「この際、せっかくなんで二人の家族の昔話を雪野にしてあげるといいと思いまーす」
豪の提案に二人は納得し、小春に兄弟と父の過去の話をする
小春は真剣かつ関心高めで話を聞いていた