コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「アルウェン達はどうしたんだろう」
「情報部から報告あったわよ
イルミ様たちを巻くために遠回りで
病院に向かってるらしいから」
「もうすぐくるんじゃない?」
「そーいうことなら連絡よこせよなあ
追手が来てびっくりするっつうの」
「対処したの私じゃん」
「世の中には気苦労ってのがなあ」
アルア達の護衛に回っていた
リナ達3人
病院までの護衛が終わり
他の護衛メンバーやハンター達が集まっていることもあり気を抜いていた
「あの!」
「わっびっくりしたあ気配したか?」
「ううん
気抜いてたのもあるけど気づかなかったよ」
「私元々影薄いって言われるのでっ」
「ふーんでどうして俺らに話しかけた?」
「洋服を貸して欲しくて!!」
アルアは貴族の所作などは
ララシアに叩き込まれ声のトーン
会話のテンプレートを丸暗記していたが
人と接する事はゾルディックという人間とあまり関わらない家系で育っている事もあり元々苦手としているため歳相応の態度になってしまう
「服?それはまたどう言う」
「ちょっと待ってこの子奥様にそっくりよ?」
「ほんとだ例のお姉ちゃんじゃないの? 」
「ゾルディックの
写真は情報部隊から共有されてるわ」
「ええっと…」
アルアは混乱に染まっていた
自分で自分のことを奥様ということに抵抗もあり言葉は詰まってしまう
「まあいいだろ。貸してやれよリナ」
「うん別にいいけど
動きやすさ重視で膝丈のしかないよ」
「今の服よりマシよ。
それにここは帝国じゃないんだから」
「そうだね。はいどうぞ」
リナが背負っていたリュックから
シンプルな白のワンピースが出てくる
「それと
私の能力で囲い作るからその中で着替えてね」
そういいリナが円のような形の囲いを作る
見た目は巨大ないちご味の飴のようだ
「わ!アルアも来てくれたの?!!」
耳障りの良い声が一体に行き渡る
ナニカの能力で完全回復したゴンが病室から
出てきたようだ
その後ろにはゴンの仲間たち
さっきはルシフェルに夢中であまり見ていなかったが知ってる顔をちらほら
「わあ久しぶり!!」
子どもらしいアルアの姿
友達と再会したことで
アルアは肩の力が抜けたのだろう
「ゴン! あなた病み上がりなんだから少しは落ち着きなさい!」
「えぇーー」
「えぇじゃないわさ!」
師匠のビスケ
しかしアルアの姿であった訳ではないだからこそアルアは少し寂しい気持ちになる
「そういえばレオリオは居ないの?」
「レオリオは
今会長選挙でハンター協会にいる」
屈強な男。
とてもでかくとても頼りになりそうな佇まい
「ジンも居るらしいぞ」
「ほんとに?!ジンが?!」
「おう!行くか?!」
「うん!」
私も行きたいなあとルシフェルに目配せする
そしたらニコッと笑顔が帰ってくる
それはどういうことなのだろう
しかしアルアは他人に囚われる性格じゃない
だからまあいっかとゴンたちについて行く