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第一章「はじまりのふゆ」 第一話「こなゆき」
窓の外で降りしきる雪。
雪があまり降らない地域に住んでいる自分にとって、降雪は特別なイベントだった。
「おかあさん、おとうさん‼︎みて、ゆきだよ!」
幼い俺は、目を輝かせ、興奮しながら話している。
「本当だ、粉雪だねぇ。」
父さんは、ニコニコしながらそう教えてくれた。
「こなゆき〜?」
「粉のようにサラサラした細かい雪は、粉雪っていうのよ」
母さんは、優しく、温かく教えてくれた。
「へぇ…‼︎ねぇねぇ、そとであそぼー‼︎」
「もう…あの子は元気すぎるわ…」
「まぁまぁ、元気な方がいいじゃないか。」
母さんと父さんは、いつも俺を大切にしてくれた。
俺の意見を尊重してくれた。
だから、
本当に大切な存在だった。
腹減った (by浅間)
コメント
10件
おぉ〜って思ったら1回読んでたっぽいわw
「大切な存在」が過去形なのまじ切ない...1話から切ない。
家族円満だぁ…! まだ(???) 幸せだぁ…!! なんて思ってたら突然の『お腹すいた』に笑ってしまいましたw