ガボちゃコロッケ 様より、ドイロシドロドロ
※R-18
「ねえ、いっしょにあそぼ!」
君が好きなひまわりのような笑顔に、あの日の僕は撃ち抜かれた。
「おはよう、ロシア」
「んー」
だらりと椅子にもたれかかり、ロシアは気怠げに返事を返した。
もはや返事と言っても良いのか怪しいが。
「こら、足を乗せるな」
「んー」
「聞いてるのか?全く…」
ドイツの言葉を無視して、ロシアは散らかったデスクに足を乗せ続けた。
注意しても聞かないのは今更にしても、適当な返事ばかりでは少し腹が立つ。
昔の彼は素直で可愛かったというのに、どこで道を誤ったのだろう。
「はぁ…仕事はちゃんとするんだぞ」
「わぁってる、この俺だぞ」
「はいはい、じゃあ今日の分を持ってくるよ」
「おう」
低く酒焼けした怠そうな声。
酒瓶片手にパソコンをいじり、仕事はなんなくこなすが、態度には問題しかない。
西側諸国と喧嘩だってよくするし、その度に後始末をするのはドイツだった。
「………」
何も思わないわけじゃない。
でも、今の力で勝てることはないだろうし、少し我が強くなってきているロシアには 言うだけ無駄、体力を消耗するだけだろう。
ドイツはそう結論づけ、陰でため息をつくにとどまっている。
切なくはあるけれど、そうするしかない。
ある時、アメリカから電話が一つ。
随分と大きな声で呂律も回っていないようだったために、酔っていることはすぐにわかった。
伝えられた内容は、簡潔に言えば“ロシアが潰れたから回収しろ”とのこと。
どうやらアメリカとロシア、そして巻き込まれであろう審判のイギリスの3人で居酒屋で飲み比べをし、ベロンベロンに酔ったところでイギリスが帰り勝負は引き分け。
酔った勢いでロシアが調子に乗り、スピリタス一気飲みなどと自殺行為を図ったところ、無事に泥酔し帰れなくなったそうだ。
アメリカはかろうじて、 電話をするという選択肢ができるくらいの知能は残っていたようで、自分の迎えにカナダを。
ロシアの迎えにドイツをと、まあそんな経緯である。
ドイツは盛大にため息をつき、同時にとある計画を実行できるかもしれないと思った。
今の自分では実行不可の部分があり、それでも諦めきれずにいたその計画。
途端わくわくしてきてしまい、ドイツはせっせと外出、及び計画の準備をした。
車を飛ばして20分ほど。
アメリカに呼び出された居酒屋へ着くと既にカナダがロシアも外に出していたようで、こちらに気がついてぶんぶん手を振ってくる。
「悪い、遅くなったか?」
「大丈夫ですよ。そんなに待っていませんから」
車を路肩に止めてカナダの元へ駆け寄れば、ふんわりと優しい笑みで迎えてくれた。
「そう言ってくれると助かる。じゃあ、この困ったデカブツは連れて帰るよ」
「お願いします。お互い、苦労しますね」
むにゃむにゃと半分意識の落ちているアメリカを背に抱え、カナダはふにゃりと眉を八の字にする。
「そうだな。あ、歩きならお前も送って行こうか?」
「いえいえ、家近いですからお構いなく。兄さんも夜風に当たって散歩した方が、酔いも覚めると思いますし」
「それならいいが…不審者には気をつけるんだぞ」
「ふふ、それ僕に言います?」
「気をつけておくに越したことはない。それじゃあ」
「はい!また会社で」
最後まで爽やかな青年だった、と何やら不思議な感想を抱く。
酒臭く顔も真っ赤になっているロシアを車の後部座席へ運び、一息。
サイドミラーに写る夜道へ消えていくカナダたちをちらりと見て、また自宅へと車を走らせる。
エンジンをかけ、ロシアに負担をかけないように緩やかな運転を心がけ、来た道をまた少しずつ帰った。
2人で出かけられるのはこれで最後なのだから、時間をかけて楽しまなくては損だろう。
やがて自宅に辿り着き、ドイツはロシアを部屋へ運んだ。
重くて大変なことではあったが、乗り越えればようやく夢を実現できるチャンスとなる。
「はぁ…はぁ…本当に重くなったな、ロシア…まずは軽くしないと」
「んぅ…」
「さ、ちゃんと可愛くしてやるからな」
ガチャン、ガチャン、と甲高い金属音が鳴り、着こまれたスーツや上着を脱がせ、ドイツはロシアを拘束した。
酒が入っているからどうかとは思ったが、念のために痛くないよう局部麻酔をかけ、電動ノコギリのスイッチを入れる。
ギュイイイインと大きな音を立てて作動していても、ロシアが起きる気配はない。
こんなに眠りが深いなんて、相変わらず隙だらけだ。
普段冷静なドイツは、興奮して息が荒くなってきた。
かわいいかわいいロシアを、ようやく自分のものにできる。
鍛えられたしなやかで筋肉質な太ももに、高速で動く鋭利な刃を当てた。
ゴリュッ!!
ゴリゴリゴリッ…
ぐちゅっ、ぐちゃぐちゃっ
ももに沈んでいく刃を見守りながら、ドイツは慎重に右足を落とす。
皮を裂き、肉を抉り、骨を砕き、やがてゴトリと足が外れた。
一旦スイッチを切って止血してやってから、また電動ノコギリのスイッチを入れ直し、今度は左足を。
「かわいい…かわいいな、ロシア…♡」
血飛沫が飛び、いくらシャツが汚れようとも全く気にならなかった。
かわいくなっていくロシアがあんまりにも素敵で、見惚れてしまう。
耳に残るような嫌な音を脳裏に焼き付け、ドイツはロシアをかわいくするために頑張っている。
「愛してるよ、ロシア」
両足とも落とした直後、ドイツは腕に目をつけた。
「こっちも不必要だな」
血だらけになって赤い電動ノコギリを肘に当て、関節を狙って腕を切る。
足はいらないのでほとんど根元から切り落としたが、腕は大事だ。
ドイツはその生真面目さから慎重に刃を進め、その行動は成功した。
綺麗に切れた腕の断面を恍惚と見つめ、もう片方を落とすために電動ノコギリを使う。
かわいいかわいいロシアには、この行為が必要だ。
ドイツはそう信じて疑わず、また鋭い機械音が鳴り響いた。
さて、ロシアは知らぬうちに手足を落とされたわけだが、今日で昏睡して3日目である。
生きてはいる。
生きてはいるけれど、泥酔+麻酔+大量出血 故に、目を覚まさなかった。
諸悪の根源ドイツはあまり気にしていないようで、暇さえあればロシアのすべすべの肌を撫で触ったり、色々な場所にキスをしたり。
早く起きないかな、と子供のようにワクワクしながら、延命と準備をして待っている。
「…ん…」
「!」
窓辺の鉢に小さなひまわりを植えていたところ、ベッドの上で点滴に繋がれているロシアが唸った。
ドイツはその小さな声を逃さず、鉢を置いてロシアの側へ駆け寄る。
「ロシア、起きたのか?」
「ぅ…あ…?」
緩く揺さぶって声をかけると、ロシアは昔と変わらない穏やかな目を開いた。
「よかった、おはようロシア」
「どいつ…?ん…はよ…」
まだ状況を把握していないロシアは、呑気に欠伸をしてドイツへ挨拶を返す。
「なにしてたんだっけ…」
「お前がアメリカと飲み比べをして、両方潰れたから俺とカナダで回収した。ここはお前の部屋だ」
「そうか……俺の腕に刺さってるのは…?」
「お前は5日ほど寝込んでいたから、栄養が心配でな。点滴を刺させてもらった」
「なるほど…」
ドイツとロシアは幼馴染であった。
ロシアは効率主義的なドイツの性格をきちんと把握していたし、逆もまた然りである。
ドイツは医学に詳しいこともあり、大がかりではあるが処置してくれたことに感謝の気持ちが湧く。
直接言葉にはできないが、家にいてもらったのでお手伝いでもしようと思う。
そう思って体を動かしてみたものの、ごろごろと左右に揺れるばかりで、起き上がることができない。
そういえば、布団に隠されている己の腕の感触に違和感がある。
自分の腕はもっと長くて、手は自由に動いたはずだし、足だって少し下がればベッドの淵ギリギリで…
「ドイツ…?」
「どうした?まだ聞きたいことがあるのか?」
「俺の…腕と、足… どこにいった…? 」
震えて怯え切った声でロシアが聞くと、ドイツは変わらず笑みを浮かべて返してくる。
「あぁ、邪魔だから捨てたよ」
「すて…!?…ぇ、うそだろ…うそ、うそだっ!」
「ちょうどそれについても話そうと思っていたところだ。起き上がりにくいだろうから、ちょっと失礼するな」
ドイツは赤子を抱き上げるようにしてロシアの身を起こし、歪な形の手足だったものに巻かれた包帯を巻き直した。
少しだけ見えた縫合跡から、本当に手足を失った実感が湧く。
傷を見たら、なんだかピリピリと痛んだ気がした。
どうしてこんな目に遭わなくちゃいけないんだろう。
「ごめんな、少し待っててくれ」
「…」
自分の手足は、こんなに短くなかった。
先っぽは楕円っぽくなっていて、上下に動かすだけで精一杯。
こんなの、先日まで酒瓶やジョッキを持てていた自分の腕とは程遠い代物だ。
あぁ、そうか、もう酒すら自由に楽しく飲めないんだった。
おしゃれだなんて言えない質素な蛍光灯に向けて、己の腕を伸ばす。
以前は手指から光が溢れていたというのに、今となってはちょっとした影になるだけ。
手があったら、イカレポンチになったらしいドイツをぶん殴れたのに。
足があったら、自分の部屋でもない不気味な場所から逃げられたのに。
今ロシアができることといえば、絶望するか、横になるか、はたまたベッドから転げ落ちるか。
介助なしでは生きていけない。
満足に水すら飲めない体になったのだもの。
涙は出なかった。
心のどこかで、こんなのは悪い夢だと思い込んでる自分がいたからだ。
「お待たせ」
そうこうして考え込んでいるうちに、ドイツが大きな鏡を持って戻ってきた。
嫌がらせだろうか。
「ほら、見てくれ!我ながら可愛らしくできたと思っている。縫合なんて手先の器用なことは苦手だからな、失敗しなくてよかったよ」
汚れのない鏡に写るのは、テディベアのようなロシア。
視線を持ち上げると目が合った。
鏡の中の自分はえらく不気味な容姿をしている。
子供のような短い腕、まるでマスコットキャラクターのような太ももすらわずかしかない足、昔から綺麗だと褒められてきたけれど、今となっては気持ち悪いバランスを作るだけの大人の顔。
そしてそれは、自分自身の姿に他ならない。
「俺はな、ロシアを正してあげたいんだ」
「…」
返事をする気力はなかった。
イかれて目が怖いドイツの言葉を、耳を塞ぐことすらできずに雑音として聞いている。
「昔のロシアは、孤立して寂しく遊んでいた俺を遊びに誘ってくれたような、優しくて、明るくて、かわいくて、健気で、筆舌に尽くしがたいような天使だった」
目を瞑って頰に手を添え、ドイツは言う。
その様はまるで、乙女がおとぎ話を語るようだった。
「でも今のお前は、昔のロシアとは違う。背も伸びて愛らしさはなくなり、仕事はすぐにサボり、人を脅し、事あるごとに喧嘩をして、挙句には酒に溺れている」
またキリッと目がぱっちり開けられ、ドイツはロシアに刷り込みをする。
「…っは、ゲイかよ。気持ち悪りぃ」
「違う。俺は男が好きなんじゃなくて、お前そのものが好きなんだ」
「気持ち悪い。大体、それならなんで俺の四肢を…」
「俺は小さくてかわいい子供時代のロシアが好きだったんだ。性格を矯正するためにも、まずは見た目からいこうと思ってな。やっぱりかわいいな、ロシアは」
少し大きな手で頭を撫でられ、ふと子供の頃を思い出した。
「いいか、ロシア。他国と関わるのはやめなさい」
ドイツと出会って間もない子供の頃、父からそんなことを言われたことがある。
「特にドイツはいけない…あいつらは一見普通に見えて、頭がおかしい。関われば必ず後悔する 」
煙を上げる葉巻を咥えた父は、そう言って頭を撫でてくれた。
しかしロシアにとって、ドイツは数少ない友人である。
そんな友人のことを「関われば後悔する」 、「頭がおかしい」なんて言われて、怒らないはずがなかった。
父は恐ろしく無口な人であるが、子供の抗議を聞かないような人ではない。
「すぐにわかる。あのナチスの野郎も頭がおかしい。そのうち突飛な行動に出て、全世界から益々嫌われるだろう」
そしてその言葉は、約一年後に真実となった。
今思えば、忠告を素直に聞いていれば良かったのだ。
同盟国の子らですら遊びに誘わない少年なんて、親以外にも問題があるに決まっている。
あぁどうしてだろう、どうして手を取ってしまったのだろう。
「そうだ、これも必要だな」
ドイツは思い出したように手のひらをぽんと打ち、側の棚から何かが取り出された。
「ロシアは声が高くてかわいかったんだ。低いのは俺の好みじゃない」
抵抗できないのをいいことに、ドイツはロシアへと重い首輪を取り付ける。
顎の下あたりに重みがあり、姿勢を保つだけでも精一杯だ。
「な、なんだ…これ…」
思わず声を出して、次の瞬間にロシアは目を見開く。
「声、が…!」
「これだ…これだよ!良かった、成功した!!ロシア、かわいい、なんてかわいいんだ!!はぁ…♡クソ親父の技術もたまには使ってみるものだな…♡」
ひとり興奮するドイツに置いていかれながら、ロシアは己の鼓膜を震わせる声に耳を疑った。
幼い子供特有の高くほわほわっとした滑舌の悪い声。
本来なら酒焼けしてハスキーなバスであるはずのロシアの声が、そんな幼いものにすり替わっている。
もしや、今取り付けられたこの謎の首輪が原因だろうか?
否、そうでなくては困る。
ドイツが成功したと喜んでいるところから、何やら声を変える機械らしい。
なんて迷惑な。
そこまでして“今のロシア”を“昔のロシア”に戻したいのか。
今の自分は求められず、昔に縋り付いてこんな残酷な行為を平然と、それも罪悪感一つすらない様子で行えるなんて。
ドン引きすると同時にドイツの異常性を目の当たりにし、絶望感がひしひしと心を凍らせる。
「あ…ぁ…」
「はぁ、はぁ…♡じゃあ、次は口調だな♡」
鋭く獣のようなギザギザの歯を覗かせて、ドイツはロシアの肩を掴んだ。
ロシアを見ているようで見ていない、そんな目が何よりも怖いと思った。
「いいか?お前は今でこそ粗雑な態度で乱暴な口調だが…昔のロシアはその可愛い声で、可愛い言葉を使ってたんだ。一人称は「ぼく」に戻し、可愛く話せ」
段々とわかってきたことだが、こいつにとっての「かわいい」は昔のロシアのことだ。
あからさまに媚びた愛らしい話し方でなく、昔のロシアになれと、ドイツは本気でそう言っている。
ありのままより在りし日を求める異常な執着心には、もはや吐き気すら覚える。
「い、嫌に決まってるだろっ!」
「…へ?」
「悪い子にはお仕置きだ」
強く強く手のひらで打たれ、ロシアはベッドへ倒れ込む。
叩かれた頬が痛い。
ヒリヒリする。
「あ…う… 」
「何をしてる?早く。なんでもいいから話してみろ?」
気がつけばドイツに押し倒されるような体勢になっており、恐怖や痛み、混乱で涙ぐむロシアの目をじっと見つめてきた。
また元の口調で話したら、次は何をされることか。
「…な、なんで…こんな、ひ、ひどいこと、するの…?」
「ロシアは物分かりが悪いなあ…そんなところも可愛いが。それはな」
思い切り打たれた頬にそっと手を当てられ、包帯に巻かれた腕の先をゆるく持たれる。
「お前が 悪い子 だからだよ、ロシア」
怯えるロシアの額にちゅっとキスを落とし、ドイツは微笑んだ。
「俺を誑かしておきながら、お前は変わってしまった。好きだったところはあまり残っていないし、正直残念だ 」
ハーフパンツでも裾が余り、半袖のカッターシャツでも腕を覆われているロシアの服を脱がし、剥がし、ドイツはほとんど裸体のロシアを膝上に乗せる。
「ロシアは悪い子だから、俺は酷くてもなんでもお前を矯正したい。俺とラブラブえっちしながら、ゆーっくり学ぼうな♡」
「い、いやっ…いやだぁっ…!!!」
バタバタとなけなしの力で暴れても、ドイツはまるで駄々を捏ねる幼児を相手するように表情一つ変えず、潤滑剤を手に取った。
「かわいいかわいいロシア…♡俺がしっかり教育してやるから、安心して身を任せてくれ♡」
ロシア専用となった部屋の中に、甲高い悲鳴が響き渡る。
誰が聞いても子供の悲鳴。
それが行方不明のロシアだなんて、誰1人気がつけるはずがない。
数ヶ月後───
仕事から帰ったらドイツが部屋のドアを開けると、まず目に入るのは大きなベッド。
その上には、ひまわりがアクセントになっている造花の冠をつけたロシア。
「ただいま、ロシア」
「おかえりドイツくん!ぼく、ちゃんとお留守番できたよ!」
明るく子供らしい口調と声でハキハキ話すロシアだが、その目は曇りガラスのように濁り、なんの感情も宿さない。
監禁されて以来ドイツによる“教育”が徹底的に施され、結果は精神崩壊による幼児退行。
ドイツ好みの、愛らしい頃のロシアそのものだった。
「偉いな、ロシア。良い子だ」
「ね?そうでしょ?ごほーびちょーだい? 」
アンバランスな体でベッドへ自ら横になると、ロシアはほとんどない足をかぱっと開けて下部を曝け出す。
子供らしからぬ行動だが、これもドイツが教え込んだことだ。
ぬめりを帯びて僅かに光を反射するロシアのアナは、幾度も使われて広がりきっている。
くぽくぽ♡と少しでも動くとアナが閉じたり開いたり、完全に閉じることはない。
「いいぞ、今日は特に疲れたしな」
「ほんと?じゃあはやくザーメンちょーだい!ぼく、いーこだった!」
急かすロシアの腰を掴み、枝のように細くなった短い腕を取手みたいに扱った。
冷静な口ぶりながら既にテントを張ったドイツは、荒々しくベルトを剥ぎ取り、堅苦しいスーツを脱ぎ散らかす。
「はー…はは♡解す必要はなさそうだな♡」
ほとんど毎日、雨の日も晴れの日もずーっとこのなんの変哲もない部屋に閉じ込められ、時計代わりのように同じ時間に帰ってくるドイツにブチ犯され続け、気も体も狂ってしまったのだろう。
ドイツのご立派な陰茎を見た途端、ロシアは発情して目をとろんとさせる。
曇りきったその目がそうして甘く綻ぶとき、 ドイツは自分とロシアが愛し合っていると信じてやまない。
「指いらない!はやく、はやく♡」
現実を忘れて、気持ちいいことをしよう。
ロシアの防衛本能がそう語りかけ、小さな子供は快楽に溺れた。
ずぽっ♡ずぽっ♡ずぽっ♡ずぽっ♡
「んお゛ぉ〜〜ッッ♡♡♡き゛もちぃッ♡ろいちゅの♡つよ゛つよおちんちん゛ッ♡きもちぃッッ♡♡♡」
舌を突き出し、涙を流しながらドイツに犯される。
身も心も、全部染められていった。
ずっと前はどう思っていたんだっけ。
嫌で嫌で仕方なくて、それでも毎日気が狂うほど犯されて。
何を言っても聞いてくれなかったのに、“ロシア”として拒否すると烈火の如く怒り出す。
だから、教えられたことだけしていればいいんだと気がついてからは、なんとも早かった。
「は゛ぁ…♡射精すぞ…ッ♡」
「らして゛ッッ♡♡ろぃあにたねつけ゛してくら゛ひゃいッ♡♡♡♡♡」
強い力で腕や腰を掴まれながら、オナホのように扱われる。
「ぅ、く…ッ♡♡」
結腸で咥え込んだドイツの陰茎から、ねっとりとした熱いモノが一直線にロシアの奥へ出された。
「ん゛ぉッ…〜〜〜〜ッッッ♡♡♡♡♡」
下腹にずん…と重く残る白濁の熱に悶えながら、ロシアはブシッ♡プシャーーッ♡と潮を吹き散らし、自分にもドイツにもかけながら果てた。
「あ゛〜気持ちい…♡好きな子とヤレるなんて最高だよなぁ…♡俺のこと好きになってくれて嬉しいよ、ロシア♡」
「お゛…♡お゛…♡」
余韻で甘イキするロシアを抱きしめながら、突き刺した肉棒でナカのモノ掻き出してみる。
隙間からとぷとぷと溢れるそれがあまりにも心を満たすから、今夜も一回で終わらせる気にはなれない。
「…♡」
ロシアの口端から垂れる唾液に舌を這わせ、そのまま熱烈なキスをした。
「ぢゅッ♡じゅぷッ♡ちゅ〜〜〜ッッ♡♡♡」
いやらしい水音を奏で、口も、耳も、体も、心も犯される。
ないはずの子宮が疼いて疼いて堪らなくて、もっともっとと体だけが求め続け た。
意識も曖昧なロシアは、ドイツにされるがまま。
いつまで経っても耐性がつかず、ビッチのくせに処女のように脆いロシア。
かつての彼はどこへやら、ヘコヘコと情けなく腰を振ってよがるロシア。
同性愛を嫌っていたくせに、男に犯され喘いでは中出しされているロシア。
ただのキスだけで脳まで痺れさせられ、ちょっと乳首をつねれば背を反らせ、耳に息を吹きかけたり囁いたりでもカウパーを漏らし、傷跡をいじくられても快感を得られるようになって、性奴隷に違いなかった。
本人たちにその自覚はなくとも、好き同士なんて甘い関係などでは決してなく、上下が植え付けられた主従関係である。
「はぁ…♡ まだきゅうきゅう締め付けてくるよ、本当に名器だなお前は♡第二ラウンドといこうか♡ 起きろ、ロシア♡」
「あ、ぅ゛…?♡」
萎えたかと思われたソレがまた力強く隆起し、ロシアのナカにピッタリと収まってきた。
「ちゃんとカタチも覚えてて偉いな♡起きないなら起こしてやるよ♡」
ずちゅっっ♡♡♡
「ん゛い゛ぃッッ!?♡♡♡」
どんなに汚い声を出しても、ドイツ特製の変声機はきちんと声を変えてくれる。
子どもの声が響く。
甲高く、潰れたような濁音混じりの声が。
毎晩毎晩聞こえてくるそれは、近隣の木々と動物たちしか知らないものだ。
ぶっ壊れても使われ続けるロシアの悲鳴は、ドイツにとってただの音でしかない。
人間としての尊厳を奪われたまま、ロシアはゆっくり、ゆっくりと衰弱していくのだった。
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うおっ尊すぎて死ぬんですが?! これリクエストした人も神ですしこれを書いたサカナさんも神ってます! リクエストよろしいでしょうか、よろしければドイフラの監禁をお願いできますでしょうか。シチュ?はこのお話のようにしてくれると嬉しいです
主従関係のはっきりした共依存エンド…。 🇩🇪からしてみれば目の前にいる🇷🇺はほぼ幼少期の🇷🇺そのものだろうし、🇷🇺からしてみれば手がない今は🇩🇪がいなければ生活できないだろうし…。 多分どちらも離れたりしない、というか今後もう互いに離れられないのだろうと思いました。 🇩🇪の想いは『"昔の"🇷🇺を愛したい』一点だったってのがなんとも…。 そして卍さん…。あの時代なら仕方ないことなのだろうが…。何故🇩🇪に重い首輪型変成器(…?)を作る技術を与えた…? でもあの卍さんなら教えかねなさそうなのもまた…。 ご馳走様でした。今の文章はコウノトリさんに運んでもらってます。 長文失礼
最高過ぎて液晶画面叩き割りました 露受けだと思ったら露攻めだった(泣)という経験を多々積み重ねて疑心暗鬼と化している私としては、「いやこれロシドイ…ドイロシあんまり見たことないし…ロシドイ…じゃね?」とか思いながら冒頭を読んでいたのですが、がっつり歪みに歪んだアタオカ独露の栄養素を摂取できて非常に幸福です😭😭💘 やっぱりサカナウミさんのキ●ガイ独好き!!!!ですよねそうですよね、独ってカンヒュだとどうしても不憫可愛いとか真面目受け君なイメージが強いですけど、普通に考えてあの卍の息子クンがそんな健気めるめるに育ってるわけないですよね🥹 ありがとうございます脳みそが喜んでます。こういうマッドサイエンティストにも似た気質を持ってる独家ってサカナさんからしか栄養摂取できないので本当ありがたい🙏🙏新鮮新鮮 「ロシアを愛してる」ではなく「あの頃のロシアを愛していたい」っていうのが最高にエゴ肥大しまくっててえっちえっちすぎます😭🔥 そして幼児退行ろちあ可愛すぎません!?!? ていうかあくまでも声とか性格を昔のように幼児化させただけで、見た目は四肢切断した以外は変わってないですよね??ってことは、顔とか胴体とか…見た目はただ単に手足失ってるだけのデカい成人男性……。そんな男が可愛い幼稚園児みたいに喋ってる状況ってギャップえぐすぎて冷静に考えたらとにかく痛々しい🙄それに満足しちゃってるドイツには何か幻覚でも見えてるのでしょうか。両方壊れちゃってて好きです🥺💕💕 ありがとうございます!!!!そしてこれをリクエストした方にも感謝…。久々の特大核爆弾級尊タヒ落撃!!好き!