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「っは、は、あっぶねえ、、」
呼び鈴とほぼ同時時刻に息を切らしながら、教室にたどり着き一安心していれば、目の前には昨日喧嘩したぶるーくの姿があって。
「おはよおきりやん、」
とこちらを見て目を緩ませる姿にこんなに考え込んでいたのは自分だけだったか、と少し思う所があったがそんなことよりも彼が自分の席に座っている事に視線が行き、
「おはよ、ってお前なんで俺の席に座ってんだよ。もう呼び鈴なってるけど。」
「え〜?きりやんの特等席まだ空いてるよ〜?」
そう言えばぶるーくが自身の膝の上をとんとん、と手で小さく叩けば、
「いつも、一緒に下校した帰りに寄る僕の家でゲームする時きりやんここにいたがるもんね〜特・等・席・
あと僕の家ではめちゃくちゃ甘えてくるし、秘密守るために一生懸命頑張ってるのも可愛かったよね〜」
なんの秘密かは知らないけどね〜あはは〜と笑いながら急に言い出すもんだから”しっかりコイツ根に持ってるじゃねぇか、、!”と思ったのもつかの間、クラスメイトやメンバーの視線を一向に浴びる。恥ずかしさと苛立ちで俺は顔が茹でダコみたいに真っ赤になっていたと思う。頭がくらくらして、思わずぶるーくに寄りかかってしまった。
「… この、っお前、おまえ、本当におまえって奴は…!!!」
彼に支えてもらったのにも関わらず、俺は彼に鋭い視線を向けた。今まで積み重ねたものをいとも簡単に壊わされて、そしてクラスメイト全員にバラされた事のショックが大きすぎた。でもバレて引かれてしまうのではないかという恐怖心より恥じらいの方が大きかった。
「いや僕は言ってないからね〜公表した訳じゃないけど〜?」
彼が悪い顔をしながらそう行ってくる。確かに付き合っているとは彼は公表していなかった。頭の回転が余計な時に早いのは本当に、ほんっっとうに厄介だ。
「最早カミングアウトした様なもんだ!もう、あぁ、もうダメだ。本当におまえって最低。がちで付き合った時からお前のそういう所だけは好きになれなかったよ。」
「はぁ〜〜〜?この僕がきりやんの為にここまでしたのを感謝してくれてもいいんだけど〜〜?よく守れたと思わない?数ヶ月くらい僕頑張ってたんだよ??僕の努力もっと褒めてよ僕きりやんの企画とか2人の時もいっぱい褒めてるじゃんか!」
「うるせぇ!!おまえいちいち余計なんだよ!お前の唯一悪いところだ!!こうなるのが嫌だったから俺はお前が好きでも全力で隠し通してたんだよ!!メンバー恋愛禁止だし数年間友達として接してた俺の気持ちも考えろよ!!」
「いやいや僕だって数年間きりやんの事が______
「えっと〜カップル喧嘩一旦そこまでにして貰ってもいいですかね〜?後で集まって話聞くからさ?」
と、たじたじになりながら俺たちの間に入ってくれたなかむに静止された。ヒートアップしすぎて忘れていたがここは教室で周りを見渡してみたら、みんなが今の俺達の話を聞いていた。
「あああああ!!終わりだああああ」
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後日、メンバーには前々から薄々気づいていたと報告され、クラスメイトには喧嘩っぷると当分の間は弄られた。改めてぶるーくには制限をさせてしまっていて申し訳なかった気持ちもあったし何だかんだこの出来事があって良かった…のか?と思っている。
「おはようぶる〜く、」 「おはよ〜きりやん」
「あれ、おはよう〜2人共。一緒に登校だなんて、もしかして、昨日はお盛んでした〜?」
「、、、なかむうるせぇな!!!!」
いややっぱり良くなかったのかもしれない…
コメント
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え待ってやばいです超好き