雨 の 日 。
帰りの鐘がなると共に
みなが一斉に靴箱へと向かう。
友 達「 遥 ま た 明 日 ! 」
遥 魅「 う ん ま た 明 日 。 」
私は雨の日はいつも最後に帰る 。
遥 魅「 あぁ ~ ゛… 」
/ 雨 っ て な ん で 降 る ん だ ろ 。 /
そこから1時間席で読書をして。
雨が止んでいる事に気づいた _ 。
遥 魅「 帰 ろ … 」
席を立ち荷物を纏め、教室を出た。
バタバタバタ /
いき良いよく階段を駆け下りて靴箱へと向かう。
遥 魅「 湿 気 凄 い … 」
靴箱に使われている木は
湿気によりいつもより色が濃い。
遥 魅「 早 く 帰 ろ … 」
ぽつぽつと音がして外を見た。
急に止んでいたはずの雨が振り始める _ 。
遥 魅「 ま じ か よ … ゛ 」
教室に戻るのは面倒だった。
また3階まで階段を登らないといけない _ 。
遥 魅「 素 直 に 帰 る か … 」
そう思い自分の傘を探しに手を伸ばした瞬間
思い出した _ 。
私は今日傘を持ってきていなかったのだ。
遥 魅「 濡 れ て 帰 る の い や だ な … 」
バタバタバタ /
誰かが行き良いよく階段をかえ降りる音がした
遥 魅「 こ の 時 間 まで 他 に も 人 が? … 」
龍 星「 急 い で 帰 ら ね ぇ と゛… 」
誰かと思いきや巷で有名な不良だった。
/ 傘 も な い し , 不 良 と は 鉢 合 わ せ る し /
龍 星「 お 前3 組 の … 」
遥 魅「 ビクッ … ? ! 」
/ 話 し か け ら れ た … 私 だ よ ね ? /
遥 魅「 え っ と … 」
龍 星「 帰 ら ね ぇ の ? … 」
不良は不思議そうにこっちを見てくる。
ここで傘を忘れたと言えば、からかわれるかも
遥 魅「 傘 を 忘 れ て … 」
私はからかわれるの覚悟で事実を言った。
龍 星「 ふ - ん … 」
遥 魅「 … 💦 」
不良は少し考えて言った。
龍 星「 俺 の に 入 っ て く か ? … 」
遥 魅「 へ ? … 」
私の聞き間違いだろうか。
彼に一緒に入るかと尋ねられた気がした
遥 魅「 今 何 て … ? 」
龍 星「 だ か ら 俺 の 傘 に 入 る か っ て 」
聞き間違いでわなかったようで、
私は少し考えて言った。
遥 魅「 お 邪 魔 じ ゃ な い で す か ? … 」
龍 星「 人 1人 く ら い ど お っ て 事 ね ぇ 」
お言葉に甘えるべきかどうかよく分からない。
でも濡れてかけるのも嫌だ _ 。
遥 魅「 じ ゃ あ お 言 葉 に 甘 え て … 」
龍 星「 お う ! 」
そんなこんなで2人で1つの傘に入り。
学校を出た _ 。
ザァー /
遥 魅「 何 で こ ん な 時 間 まで 学 校 に ? 」
龍 星「 寝 て た ら こ ん な 時 間 に な っ て た 笑」
彼はなんの後悔も無さそうに語った。
龍 星「 お 前 は ? 」
遥 魅「 私 は 雨 が 止 む の を 待 っ て て 」
龍 星「 へ - 笑 」
彼は私の話が面白いと
思ったのかニヤリと笑っていた 。
遥 魅「 あ の … 」
龍 星「 ん ? … 」
遥 魅「 苗 字 っ て 確 か 佐 藤 で し た よ ね ? 」
龍 星「 そ う だ よ ~ ? 」
遥 魅「 じ ゃ あ 佐 藤 君 っ て 呼 ん で も ? 」
龍 星「 勿 論 い い よ 笑 」
彼が悪戯げに笑った。
一瞬かっこいいと思ってしまった _ 。
龍 星「 俺 は 何 て 呼 べ ば い い ? 」
遥 魅「 遥 魅 っ て 呼 ん で く だ さ い 。 」
龍 星「 分 か っ た 、 遥 魅 … 」
遥 魅「 は い ? … 」
龍 星「 タ メ 口 で い い ぞ 笑 」
私は自分も知らぬ間に彼に敬語を使っていた。
遥 魅「 あ、 は い ! 」
龍 星「 笑 ヾ 」
そこから彼と数分話した。
そして別れの時間がやってくる。
龍 星「 俺 道 こ っ ち
な ん だ け ど 遥 魅 は ? 」
遥 魅「 逆 方 面 … 」
龍 星「 ん じ ゃ こ こで 別 れ か 」
遥 魅「 で す ね … 」
龍 星「 俺 す ぐ そ こ だ し こ の 傘 や る よ ! 」
遥 魅「 え ぇ 悪 い よ … 」
龍 星「 い い っ て 笑 」
遥 魅「 あ り が と う ⸝⸝ 」
龍 星「 お う ! 、 ん じ ゃ ま た 明 日 ! 」
遥 魅「 う ん 、 ま た 明 日 」
お互いに手を振り彼は帰って行った。
遥 魅「 … ⸝⸝ 」
私はこの日を境に雨が好きになった。
終わり。
コメント
5件
龍星くん!!!!!好き!!! 傘入れてくれたお陰で雨が好きになるのが最高すぎる🫠🫠
うんうんうん最高最高