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じゃぱぱside
「あー、最悪だ…なんで俺がこんな事を……」
なんかみんなで王様ゲームしてて。
それで、のあさんが王様になって、「4番は1万円分おやつ買ってきてください!」って命令したんだよ。
そしたら俺が当たって、今両手におやつの入った袋を抱えてシェアハウスに帰ってるわけ。
2000円はのあさんが出してくれたんだけどさ、あれだよね……もう1人欲しかったな…
「あれ……公園に花束?」
その公園__虹桃公園に花束がおかれていた。
いや、お供えされているのかな。
そういえば最近ここに引っ越して来たからここら辺の事全く知らなかった。
「あら、確か最近ここら辺に引っ越して来た……じゃぱぱさん、でしたっけ?」
花壇に水やりをしていた鈴木さんがこちらにやってきた。
「あ、はいじゃぱぱです。確か…鈴木さん?
あの花束の事何か知ってますか?最近引っ越して来て分からなくて…」
「あぁ…あの花束の事ね。実は30年前、ある事が起こってね…」
「ある事?」
何だろ……すごい気になる…
「30年前、ここら辺に“遊花ちゃん”という女の子がいたの。
その子はイジメをうけていてね……イジメっ子に鬼ごっこの最中、公園近くの川に突き落とされてそのまま…
遊花ちゃんが遺体となって見つかって1週間後、イジメっ子たちは全員、突然亡くなってしまったの」
っ……!そんな事が…
全然知らなかった……
「これは呪いだってなってね、それからよ、おかしな事が起こり始めたのは。
0時にこの公園に行くと、遊花ちゃんの霊が出てきて一緒に遊ぼと誘って来るの。
その遊びに勝たないと、自分は……死んでしまうの。」
「死ぬ…?」
「そう、あなたも気をつけてね。」
「…はい。」
その時は、花束がおかれている所で手を合わせてから急いでシェアハウスに帰った。
あんな事が起こるとは知らずに…