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へいへいへい おはよう 主だよ☆
まじでノベル書きづらい 死にそう(
でーは続きすすめていきましよー!
れつごー!
第1章 「シャッターの向こう側」
🍍「或間さん、そこ、もう少し肩を落として……そう、いい。」
カメラを構えたまま、俺は指先で軽くポーズを指示する。
白いシーツに包まれたベッドの上。
その上に横たわる紫崎或間は、光を浴びた彫刻みたいに完璧だった。
胸元から覗く鎖骨、布に沈む指先、わずかに上がった唇の縁。
🍍「……はぁ、エロいですよね、こういうの。」
わざとらしく笑ってみせる俺の声は、どこか掠れていた。
或間は、ゆっくりと瞼を持ち上げる。
🧸「那津さんが撮ると、僕まで知らない“俺”になるんですよね。」
低い声が、空気を揺らす。
心臓が跳ねる。
冗談めかしたつもりの一言を、彼は真剣に受け止めて返してくる。
まるで、俺がただのカメラマンじゃなくて――。
🧸「……もっと、撮ってください。」
或間の唇が、そう呟いた。
誘うように、挑むように。
俺はレンズ越しに目を細める。
今の一瞬を逃したくなくて、夢中でシャッターを切った。
けれどその時、胸の奥で小さく鳴り響いた声は、写真家としての理性じゃなく、恋する俺自身の叫びだった。
――好きだ。
俺は、完全に彼に惹かれている。