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この世界には、男女以外にも、第二性が存在する。それを知っている人も知らない人もいるが、確かにそういう者がいるのだ。

一番多い”Normal”、支配する側の”Dom”、支配される側の”Sub”、そして、DomにもSubにもなることのできる”Switch”。

稀に、後天性、という人も存在する。


〈赧視点〉


赧 : 「あぢぃぃぃぃぃ…」

翠 : 「こればっかりはどうもできない

からねぇ、、、」

百 : 「もう九月だってのに30℃越え

とか…ふざけんなってぇ、、」

赧 : 「ほんとだよなぁ、」

翠 : 「そういえば、ら.ん.ら.ん、

今朝のニュース見た?」

百 : 「あぁ、学校でDomがSubを

襲ったってやつ?」

赧 : 「うげぇ、まじか。」

翠 : 「それそれ。俺らも気をつけ

なきゃねぇ、」

百 : 「す.ち.はともかく、俺は多分

ない気がするけど…w」

赧 : 「俺の方がないだろwww」

翠 : 「暇.ちゃんはNormalなんだし、

流石にないでしょ…ww」

百 : 「俺も薬効く方だし…」

この世界には、第二性がある。

俺以外の二人は、Subだ。俺はNormal。簡単に言や、二人は支配されたり、甘やかされるのが好きで、所謂、「受け」に当たる。俺は字が意味を表すように第二性関係ないただの一般人だから、そういうのは気にならない。ただ、幼馴染二人がSubで、俺の母親もSubだったし、父親はそういうのを専門にする医者だったから、SubやDomに関する知識は多少なりともあったし、その大変さもよく知ってる。(今は学校の教育カリキュラムにも入ってる。)けど、どっかで一線を引いていた。DomやSubのことはそれぞれでやってくれ、ぐらいの気持ちだった。

_”アイツ”に出会う前までは。


先生 : 「今日は転校生が来る」

その一言で教室がざわめく。

先生 : 「先に言っておくが、そいつら

はDomだ。うちのクラスは

何人かSubもいる。気をつ

けろよー」

Domの転校生_二人は大丈夫なんだろうか。アイツらは一度、Domに襲われかけたことがある。その時のトラウマもあるだろう。まぁ、転校生が俺たち陰キャ集団に話しかけてくるとは思えねぇけど。

先生 : 「んじゃ、入ってこーい」

紫 : 「紫咲衣留魔です。よろしく。」

黄 : 「黄瀬御琴です!宜しくな!」

瑞 : 「雨乃小鮫です!宜しく ~ !」

うっわ、チャラそ ~ 、 、 、

先生 : 「席は、あそこ三つ。」

そういって、俺、す.ち.、ら.ん.の隣を指差した。DomとSubを隣にすんな!と言いたいところだが、仕方がない。紫頭のやつが、俺と目を合わせて、よろしく、と言った。たったそれだけのこと。普通の挨拶。誰でもする。なのに…俺の心がドクンっと跳ね上がった。次第に、どんどん”何か”が膨らんでいく。俺は、慌てて教室を飛び出した。


洗面所でしばらく考える。Domのアイツを見て、俺は、何かを感じた。支配されたい、褒められたい、そういう、何か。

そこまで考えて、ようやく気づいた。

俺は_後天性”Sub”だったんだ。



Dom / Sub ユニバース

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