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仁人side
桃「勇ちゃん!仁人くん!おはよぉ!!」
勇斗「おはよおはよ笑
めっちゃ元気じゃん」
仁人「杉野はいつもこんなんでしょ笑」
勇斗「確かに、”こんなん”だな」
桃「ねぇー!2人とも!!
こんなんって酷いじゃん!!」
勇斗「ははは、悪かったって笑
早くしねぇと遅刻すんぞー」
桃「うわぁー!!やばいやばい!!
全部勇ちゃんのせいだからね!!」
勇斗「なんでだよ!?」
仁人「ははは笑」
勇斗「仁人も笑ってないで
なんとか言ってくれよー…」
桃「2人共!急げ急げー!!」
仁人「・・・」
こんにちは!
沙之迅高校2年生!吉田仁人です。
皆さんは多分お気づきですよね?
俺も気づいています。
多分、俺は当て馬というやつです。
いや多分どころではないけども。
この2人は同じく2年の佐野勇斗と
1個下の杉野桃。
勇斗はクラスの中心的な存在で
いつもリーダー役に徹してます。
皆に優しいと評判です。
杉野も同じようなもので
活発でいつもニコニコしてるから
皆んなの癒しポジ兼ほぼマスコット。
意外と好きになるやつが多いらしい。
対して俺は、運動も勉強もできない
不器用すぎる男。
その上、佐野勇斗が好き。
Llikeの方じゃなくLoveの方だ。
・・・これで逆に俺が勝てる要素あるのか?
周りからこの2人はいつもお似合いと
言われているし俺の出る幕はない。
むしろ、
なんでこのグループに属しているんだ!
立場を弁えろ!
と文句を言われてしまうほどだ。
いや知らんがな。
俺は勇斗に誘われただけだから
あんまり杉野の事も知らないし。
この2人を見ているとどう頑張っても
付き合ってるとしか思えないから
2人を好きな紳士淑女の皆様は
残念でしたーって感じではある。
まぁ、このままじょーずに勇斗への気持ちを
隠せたら何とか卒業までは行けるだろう。
卒業の日にでも告白しよう。
そう1年の頃から思い続け、
今や2年終わりかけの冬だ。
勇斗「おーい!仁人?大丈夫かー」
仁人「っ!
うん!大丈夫ー!!」
危ない危ない。
考えすぎて遅刻しそうだ。
一旦明日に回すのが得策だろう。
時間は、有限なんだから。
<教室>
勇斗「ふぃー…何とか間に合ったな」
桃「えー!!もう仁人くんと
勇ちゃんとバイバイ…?」
仁人「仕方ないよ。杉野は1個下でしょ?」
桃「でもー…」
勇斗がすっと前に出て
杉野の頭を撫でる。
勇斗「もーも。授業、頑張れよ」
桃「んー、勇ちゃん…」
勇斗「笑」
なんだこのムードは!!
このふたりの周りだけ湿度高いんだけど!?
なんか変な汗かいてきたわ!!
クラスメイト「見てーまたやってるよ笑」
クラスメイト「あーあの夫婦ね?
お似合いだよほんと」
クラスメイト「朝からカロリー高いもの
ありがとうございますってか笑」
クラスメイト「なんかバカップルって感じ笑」
仁人「勇斗!!(小声)」
勇斗「ん?」
仁人「皆んなに見られてるから辞めな!」
勇斗「・・・あー!」
やっと分かってくれたか…
ほんとにこいつらは…
勇斗「わしゃわしゃ!!!」
仁人「うわぁぁ!!!」
えっ!?何が「あー!」だったんだよ!!
なんにも理解してねぇじゃねぇか!!
何頭こねくり回してんだ!!!
最悪…前髪も横も至る所、ぐっしゃぐしゃ。
勇斗「仁人も撫でて欲しいならそう言えよー!」
桃「そうだったの!?ごめんね仁人くん…」
仁人「ぜんっぜん違うんだけど?ꐦ
後、杉野はそんなんで謝んなくていいから!」
朝から疲労感が凄いし
何だかどっと疲れた…
こんなんで1年間やっていけるのか???
もう既に未来への不安を抱えていた。
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇
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