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サムネカッコ良くて話の展開も公式にそって進んでるのリスペクト感じてめちゃめちゃ好きです!!
糸師三兄弟です
冴と世一が双子
今回会話しかない
大乱闘糸師ブラザーズに至る所までの話なので内容はあっさりしてます。
なんでもありな方のみどうぞ〜
おれには兄ちゃんがふたりいる。
🍵「凛、早く起きて朝練行くぞ」
1人目は冴兄ぃ
負けず嫌いでサッカーが強くて優しくて、俺の憧れ。
🌱「起きろ〜っ凛!サッカーするぞ!」
2人目は世一兄ぃ
サッカーになるとすげえ怖いけど、ほかは優しい。そして俺らの宿敵だ。
🦉「ふたりとも早いよぉ」
🍵「凛が遅すぎるんだ」
🌱「昨日5時に走りに行くって言ったろ?」
🦉「そーだけど……」
2人は双子なんだ。
そして、俺はこの2人がかっこよくて、サッカー強くて、大好きだ。
兄ちゃんはめっちゃ凄い
『どう?冴くん、世一くん、8歳の天才サッカー少年として世界から注目されて?』
『将来はどんなサッカー選手になりたいのかな?』
🍵「うるせー黙れ、俺の勝手」
『えっ……』
🌱「ちょっと冴、その言い方はないだろ?せっかくインタビューしてもらってるのに…」
🍵「母さんと父さんに言われたろ、知らない人と話すなって」
🌱「それはそうだけど……」
ぐいっ
🌱「わっ!」
🍵「帰るぞ、世一、凛」
🦉「うん」
🌱「ばかっ冴!!!!……ごめんなさい!」
『まだインタビューの途中…』
『早くもカリスマの風格ですね、!』
そして兄ちゃんたちは、誰にも負けない
(おれもあんな風になれるかな…)
いつか──
兄ちゃんみたいに強くてカッコイイ───
「ゴール前!飛び込め!!」
mb「っクソ届かねえ…」
mb「無理っすコーチ」
🌱「せっかくの冴のパス、台無しじゃねえかよ…………て……っ、!?!」←鼻血出て休んでる
世界一のストライカーに
🍵「凛」
🌱「…凛」
おれも
ぱすっ
どしゃっ
(あ、入った)
mb「おい!なんだこのチンチクリン!?」
mb「クソチビ!勝手に入ってきてんじゃねーよー!」
mb「邪魔すんな「どけ」っ!?!」
🦉「ごめん、にいちゃん、おれ」
🌱「りん!すげーよ!」
🍵「凛、俺らと一緒にサッカーしろ。お前なら俺らの次に凄くなれる」
🦉「うん!」
兄ちゃんは世界一やさしい
これが、おれのサッカー人生の幕開けだった。
そこから3人は寝て食ったらサッカーするという人生を歩んできた。勉強なんて1ミリもしていない、したとしてせいぜいサッカーに役立つ外国語くらいだ。
もともと冴と世一がサッカーをしていて、そこに凛も加わったことにより、より冴と世一のモチベーションは高まった。冴と世一の2人は弟が大好きで(もちろんお互いも好き)教えることも大好きなので、シューズのことや、蹴り方、戦法など様々な分野において凛に教え込んだ。
そして凛がサッカーを始めて間もないとある日、公園でサッカーをしているところ、凛の成長が止まったかのように思えたのとそれに対し凛がウジウジしていたので世一と冴は少し苛立っていた。
🌱「なあ、冴 」
🍵「どうした」
🌱「育て方を間違えたかもしんねえ」
🍵「……は?俺らの考えに欠陥があったってのかよ」
🌱「違ぇよ、まずあいつにサッカーやるにあたってのやる気がどれくらいあったのか聞くの忘れてたろ。このままじゃ俺らと凛の間にズレが生じる」
🍵「そうかもな、聞いてみるか」
「でも先に1on1やるぞ」
世一と凛の勝負は、もちろん世一が勝った。
しかし凛がいつもとは違っていた。いつもはガンガン攻めたプレーをするのになぜか今日は守りに入っているような、でも何か攻めているような、中途半端なプレーをしていた。
そんな凛に我慢の限界だった世一が、とうとう言葉を放った。
🌱「オイ凛、何のためにサッカーやってんだ。テメェの本気はそんなもんかよ、そんなんじゃ世界1なんてなれねえよ」
🦉「ひぇ」
🍵🌱「「あ”ッ」」
🦉「にいちゃんのいじわるぅ!!」
🍵「言い過ぎだ…」
🌱「ちょ、ごめ……言いすぎた!!ごめん〜凛!!泣かない泣かない!!!」
🦉「うぇ〜〜〜ん」
🍵🌱「「あ〜〜、、」」
凛は世一がサッカーになると人格が変わるということを知らなく、今まで温厚で怒らなかった大好きな兄に怒られたことでいきなり過ぎてびっくりして泣いてしまった。
その日は凛が泣きに泣きまくって冴がずっと凛を慰めていた。しかし冴も冴で人の心がないので凛の思うようにいかず、もっと泣いてしまった。
それから兄たちは2日間口を利いてもらえなかった。(凛がサッカーしないでいたら兄2人に省かれてるみたいな被害妄想しまくって2日で終わっただけ)
いくつか年月が過ぎた
クラブチームに入って、中学生になって、地元の間で3人は有名人になった。
凛も凛で兄ちゃんたちとするサッカーは楽しく、3人で世界一のストライカーになることを望んでいた。3人で世界一になれるということを確信していたのだ。
そんなとき、冴にレ・アールからのスカウト、世一にバスタード・ミュンヘンからの期間限定の体験入団の知らせが来た。
🌱「げ、冴スカウトかよ」
🍵「はっ、お先に失礼」
🌱「クッッソ腹立つ〜ッ!!!」
両親もその話を快く受け入れた。可愛い子には旅をさせよということだった。
しかしそれだと凛がひとりになってしまう。
🌱「俺らがいなくなったらいなくなったらどうすんだ凛」
🦉「わかんないけど、代わりの奴探すよ」
🍵「そんな奴いるかよ、俺らを誰だと思ってんだ」
🦉「痛…わかったよ、世界一の糸師冴さま世一さま」
凛は化け物レベルの2人とすくすく育ったため、一般人と比べてサッカーレベルの感覚がおかしくなっている。
🍵「凛、俺は明日からスペインの世界一のクラブ”レ・アール”の下部組織でサッカーをする。そして世一は”バスタード・ミュンヘン”の下部組織だ。」
🦉「分かってるけど、改まってどうしたんだよ」
🍵「なにも、先に行くだけだ。お前も来い」
🦉「うん、とりあえず日本一になって兄ちゃんたちみたくスカウトされるのが目標!」
🌱「いいね、そして3人で」
世界一のストライカーになる
母「2人とも、忘れ物ない?」
🌱「ない!」
父「パンツも?」
🌱「うん?まあなんかあったら冴んとこ行くし、冴も俺んとこ来るよ。な!」
🦉「お前が来い」
🌱「冴も来てよ〜!!」
母「じゃあ、いってらっしゃい、2人とも!」
父「身体にだけは気をつけろよ」
🦉「にいちゃん、いってらっしゃい!」
🍵🌱「「いってきます 世界一のストライカーになるために!」」
(本当はちょっと寂しいけど、追いついてみせるから。次逢うときは世界で戦える人間になっていたい)
でも、
兄ちゃんのいないサッカーは窮屈で不自由でつまらなかった
だけど兄ちゃんたちがいないなら俺はその代わりとして、この不自由を支配し、俺が、このチームを
日本一に!!!
mb「凛今日も居残り?」
mb「俺先帰るわー」
🦉「おー」
神奈川にしては珍しい雪が降ったあの日をずっと覚えている。俺は遅くまで自主練をしていた。
🍵「今のコース甘いんじゃね?」
🦉「…あ、にいちゃ……」
四年ぶりに逢った兄ちゃんは隈が出来ていてやつれていて、病人みたいだった。
久しぶりで嬉しくて、つい、世間話みたいなのをしちゃって、でも兄ちゃんは前のように笑ってくれなかった。
🍵「凛、世界には俺よりもすごい人間はいる」
🦉「なんだよ急に」
そしてやっと話してくれたと思ったら
🍵「夢を描き変えたんだ。…俺は」
世界一のストライカーじゃなく
世界一のミッドフィルダーになる
🦉「何言ってんだよ、兄ちゃんは世界一のストライカーになるんだろ??それ以外で世界一になったって意味が無い…」
🍵「うっせえよ、それは世界一を知らない奴が言う言葉だ」
🦉「っその話、世一兄ぃにもしたのかよ!?」
🍵「……………まだだ。でもきっと世一なら認めてくれる。アイツは世界で──」
🦉「ッ勝手に決めつけんなよ!!3人で一緒に戦おうって言ったじゃん、、?『俺らの次に凄くなれ』って言ったじゃん!」
🍵「ああ、だから俺がMFとしてお前らを世界一のストライカーに…」
🦉「嫌だよそんなの!俺は世界一のストライカー2人の弟だ!!!!」
「俺が一緒に夢見たのはそんな兄ちゃんじゃない… 」
🍵「……ぬるいな」
「フィールドは戦場だとお前はまだ理解ってないんだ」
「……この1on1でお前が勝ったら俺はもう一度お前と夢を見てやる。でも俺が勝ったら俺たちの夢はここで終わりだ。」
結果、冴の圧勝だった。
兄ちゃんとの差がこんなにも遠いことを俺は実感した。ここまで頑張ったのに。兄ちゃんたちの代わりとして、日本一まで導いたのに。3人で夢を追えないなら、もう
🦉「サッカーをする理由が、俺にはないよ」
🍵「だったら辞めろ」
🦉「え」
🍵「ぬりぃんだよ。昔みたいな慰めてもらえると思ったか?欠陥品が」
「クッソ反吐が出るぜ。もう二度と俺を理由にサッカーなんかすんじゃねえよ」
🌱「冴、さっきのはさすがに言い過ぎだろ」
🍵「………見てたのか」
🌱「…最後だけ」
「なあ、凛に厳しすぎるんじゃねーの?」
🍵「あ”?お前に言われたくねえよ。叱られてアイツ泣いた時慰めたの誰だと思ってんだ」
🌱「叱った…??え、俺が?」
🍵「そっからかよ…………」
🌱「…ね、何があったのか教えてよ」
🍵「……………………………………言わね」
🌱「あっコラ!」
🍵「お前こそ、よく…………………」
🌱「…公式戦には全然出してもらえなんだ。まだ俺が未熟だからってことか。そもそも期間限定の体験入団だし、仕方ない。でも出れてる冴はすげーよ!」
こいつは眩しい。俺と真逆の太陽だ。
こいつなら、きっと…いや絶対に
世界一のストライカーになれる
🍵「俺は…世界一のミッドフィルダーになることにした」
🌱「…………………は………何言ってんだ」
「…それで凛にあんなこと言ったのか?」
🍵「…ああ」
🌱「最ッッッ低だな。凛がどんだけ3人で世界一になることを望んでたか」
🍵「知るかよ、あいつはぬるすぎんだ。いつまでも俺らに縋ってるだけの甘ちゃんだろ。」
🌱「お前ッ…!!!人の夢を散々踏み躙って……っ!!!!!」( 胸倉掴
🍵「………悪いか?」
「俺は俺だ」
🌱「…」
ぱっ( 離
🌱「それもそうだな、」
「じゃ、世界一のミッドフィルダー(仮)様」
🍵「なんだ」
🌱「俺を、世界一のストライカーにしてくれよ」
🍵「フンッ、プロポーズか?喜んで受け取ってやるよ」
🌱「こんな逸材早々見つかんないぜ〜?」
🍵「……そうかもな 」
こいつには、世界一になる気質がある。
確信できる。
🌱「りーん、そんな顔しないの。話聞くよ」
🦉「チッッッ」
🌱「うわ舌打ちデカ……もーー、いつまでもこじらせちゃダメだからね」
🦉「……………俺に……何ができた」
🌱「何ができたって?」
🦉「どうやって説得すればよかった」
🌱「そうだなぁ………」
「……凛にできることは何も無かった」
🦉「ッ黙れ!!!兄ちゃんはは俺の憧れだったんだ!!いつか3人で世界一のストライカーにって!!!俺たち3人の夢が、アイツによって台無しになったんだぞ、!?!」
🌱「凛」
「感情的になるな、お前の弱点だ」
🦉「…はっ」
🌱「冴はきっと世界のレベルに絶望したんだ。そして自分には才能がないと感じた。だからMFになった。でしょ?」
🦉「……」
🌱「だったら、お前にできることなんてなかっただろ。……でも……俺も正直ムカつくよ。腹立つよ」
🦉「!!」
🌱「なぁ、凛。次は二人で世界一を目指そう。最終的に、どっちが冴からのパスを受け取ってゴールをするか勝負だ。」
🦉「やってられっかよ……」
🌱「…無理なら、その怒りを武器にしろ」
🦉「……は」
🌱「冴への絶望と怒りをプレーに出すんだよ、そして己を主張するんだ。”お前が絶望した俺がここまで強くなったぞ”ってね。きっとそれが、凛にとって最大の強みになるかもしれないよ」
🌱「なぁ、凛」
「お前はどうしたい?」
🦉「………………………俺は、」
「俺は」
「……アイツをぐちゃぐちゃにしたい」
🌱「…………うん、いい顔してる」
🦉「そんで、俺が兄ちゃん2人差し置いて世界一位になる下克上を作り上げる」
🌱「はっ………やってみろ、経験浅いチェリーボーイが」
この日から、糸師家の新しい歯車がまわりだした。
糸師冴(長男)
世一の双子の兄、凛の兄
スペインでいろいろあってMFになる。
ブラコンすぎ
糸師世一(次男)
冴の双子の弟、凛の兄
魔王。体験入団のワケは多分次回明らかになる
ストライカーとしては冴よりも強いはず
ブラコンです
糸師凛(三男)
冴と世一の弟
ナイトスノウから冴を兄貴(グレ)呼び、世一を世一呼び(たまに世一兄ぃ)←ライバル視
隠れブラコン