「“完璧”でいなきゃいけないから。」
アテンション
・実際に存在する方の名前をお借りしています。
・ご本人様には全く関係ございません。
・誹謗中傷はお控えくださいませ。
・似たような作品があるかもしれませんが、パクリ等はしておりません。
・誤字、脱字含むかもしれません。
・学パロとなっております。
・他の方は出てきません。
以上のことが理解できる方のみお進み下さい。
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きりやん視点
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暑い夏の日。
kr「あっつ…。」
じりじりと照りつける太陽の光に嫌気がさす。
じとっと見つめても、変わることはなくて。
kr「(はやく授業終わんねーかなー。)」
そう思いながら、時計ばかりを見つめるばかりの日常だった。
授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く。
途端、ざわざわと騒ぎ出すクラス内。
kr「やっと…終わった……。」
グッと腕を伸ばし、息をつく。
mb「今日の帰りアイス食いに行こーぜ。」
mb「いいじゃんそれー。」
そんな声が聞こえてくる。
いいな。
俺もそんな楽しい学校生活送れたら良かったのに。
俺は。
“完璧”でいなきゃいけないから。
kr「ただいま。」
そう声をかけても、返す言葉はない。
当然だろう。
父さんは生まれた時からいないし。
母さんは━━━━━━思い出したくもない。
kr「勉強しないと。」
薄暗い部屋で、勉強道具を取り出した。
同じ暑い夏の日のある日。
変わらず、クラスのやつに「天才」だとか騒がれてげんなりとしていた。
そんな時、
転校生が来た。
Na「はじめまして!」
Na「今日からこの学校に通います!」
Na「中村 瑞希 です!他の子にはNakamuって呼ばれてるから、気軽になかむって呼んでください!!」
ニカッと元気に笑うようなやつだった。
当然、転校生には定番のイベントが付き物で。
mb「なあなあ!お前どっから来たの?」
Na「ん〜っとね、…。」
質問で、もみくちゃにされるわけで。
kr「あーあ、かわいそ。」
Na「なにが?」
kr「えっ…!?」
ぽつりと呟いた俺の言葉に返してきた転校生。
kr「なっ…!?聞いてたの…!?」
Na「うん、君だけ話してなかったから。」
ニコッと人懐っこい笑顔を浮かべる。
Na「ねえねえ、君の名前は何?」
kr「…霧崎。俺となんかつるんでも楽しくないから。」
kr「他の奴らと絡んでた方がいいから。」
kr「それだけ。」
冷たく突き放す。
そのほうが。
彼の方も、自分もこれから傷つかなくて済むから。
Na「やだ。」
kr「は?」
Na「決めた。俺、絶対お前と仲良くするから。」
kr「え、は??」
そう言い放った転校生は、バタバタと教室から出ていった。
といっても、日常は変わらない訳で。
いつもいつも、“完璧”を演じる自分がいて。
だけど、
いつもなら感じなかったこの、
息の詰まるような感じは一体なんだろうか。
「霧崎って、天才だよな。」
そんな声も
「あいつならできるって、だからあいつに全部丸投げしたらやってくれるよw」
やめてくれよ。
俺だって努力してんだよ。
kr「…ッ!」
ガバリと起き上がる。
kr「夢…か。」
じっとりと額に張り付く前髪
バクバクと五月蝿くなる心臓
嗚呼。
まただ。
息が詰まる。
「天才」 「あいつなら」
そんな言葉が頭で鳴り響く。
違う。
それは俺じゃない。
誰か、
ありのままの“俺”を見てよ━━━━━━━。
結局、その日は眠れなかった。
何をしてもダメだった。
kr「はぁ…っ。」
Na「霧崎くん。」
kr「ッ…!?」
驚いて振り向くと
Na「少し、俺とお話しない?」
寂しそうに笑う転校生がいた。
Na「霧崎くんって、なんでも完璧にこなすよね。」
kr「…ッ!」
唐突もなくそう言われた。
ほら、また息が詰まる。
Na「でも、俺は完璧じゃなくてもいいなって思ってる。」
kr「え…?」
Na「ひとりで出来ないことは、みんなで一緒に悩んで、考えて、解決するのもいいなって思うんだよね。」
kr「…何が言いたいの?」
Na「…ねえ、そろそろ気づきなよ。」
呆れたように、哀しそうに笑顔を浮かべる転校生。
Na「『助けて』って、言ってよ。」
Na「なんでも完璧にしてたら、君自身が、心が、辛くなっちゃう。」
kr「…。」
Na「ほら、一緒に悩んでやるから!」
ニカッと笑った転校生は、
ソーダのように弾けるような笑顔だった。
kr「…ははっ!」
Na「なっ!?なんで笑ってんだよッ!」
kr「お前、頭湧いてんなw」
Na「はぁ!?…まあよく言われるけど…w」
kr「…サンキュー。なんか楽になったわ。」
Na「なら、良かった。」
kr「…霧崎 久遠。」
Na「え?」
kr「きりやんってよんで。」
kr「俺の渾名。」
驚いたような表情を浮かべた転校生。
━━━━━━━━━いや、俺の初めての友達。
Na「いい渾名じゃん!」
Na「よろしく!きりやん!!」
kr「…よろしく、Nakamu。」
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あとがき
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すみません。
衝動書きです。ごちゃごちゃしてます。
今度リベンジします。(多分)
他の4色の方出せませんでした。
それもすみません。
主には学パロ難しかったです。
たくさん、学んできます。
今回の作品には、少し主の考えが入っております。
まあ、あまり考えないでください。
こんな駄作読んでくださりありがとうございます。
次回はもっとがんばりますので。
ここまで読んで下さった貴方に最大の感謝を。
凛花
コメント
7件
時差コメ、初コメ失礼します!!( . .)" 文章の書き方がめっちゃ好きです…🤦♀️ nkさんとkrさんの口調と喋り方が解釈一致すぎて話がすんなり入ってきました!!ブクマ、フォロー失礼しますッ!!
リクエストください。 誰がメインということだけくれたら内容頑張って考えますので。 メインがBrさんで軍パロ多くなっちゃうので(((