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「…さて、これでよし」
目的のものの設置を無事に終えたfuは、少し離れた場所から見て再度確認をする。大丈夫だ。少し見ただけではここにカメラが仕掛けられているなど、分かるはずがない。
「ヤってるとこ、見せ合いしねえ?」
Kzがそう提案してきたのは、今から二ヶ月程前。仕事の為にkzがfuの家に泊まりに来た時のことだった。
素面の状態で開催された、惚気と夜の情事大暴露大会。その中で興が乗ったkzが言い出したこと。
Fuは最初、流石にそれはと思いましたが、恋人であるrmの可愛さを自慢したいのも事実な訳で。結果的に承諾するに至ったのだ。
Kzは県外に住んでいるし、syuは社会人として会社勤めをしている。Fuとrmもそれぞれの仕事はちゃんと沢山ある訳で。
その中で希望のシチュエーションを作る方法は、リフレッシュを名目とした旅行しかない。しかも今回は邪な理由が付随する。目的を果たしやすい宿も選定せねばならない。
スケジュール調整と宿の予約。なるべく早くを目指したが、結果として提案から少し間が空くこととなった。
「こんな旅行、久々だな~!」
後部座席でrmが騒いでいる。隣にはfuが座り、助手席にはsyuが。はハンドルを握っているのはkzだ。
公共機関で行くには不便な宿にしたため、最寄りの駅からはレンタカーを借りた。常日頃から運転をしているkzがドライバーの為、危険な何晏自が一切ない。
「部屋に温泉あるんでしょ?」
Syuも楽しそうに言う。名目がリフレッシュということもあり、部屋に露天風呂が付いているいい宿にしたのだ。楽しみも増すというもの。
「ご飯も美味しそうだったよな」
「地物の贖罪をふんだんに使ってるらしいよ」
裏の目的は別として、本当にいい宿にした。でなくば後が非常に怖い。
「部屋のとは別に大浴場もあるらしいから、チェックインしたらそっちから行ってみるのもいいかもな」
荷物の中に忍ばせた機材にちらりと目を向けながら、fuはそう言った。
「えー!まじでいい部屋じゃん!」
テンションの上がったrmが部屋を見るや否やそう声を上げる。
「ちゃんと話聞けよ!」
諫めているように見えつつ、fuのテンションも高い。それを横目にkzとsyuが女将の説明を聞いていた。
「夕食と朝食の会場がこちらです。大浴場の使用時間もこちらに記載があります。何か冨居不明な点がございましたら、何時でもお尋ねください」
「分かりました。ありがとうございます」
Fu達の後にkzとsyuが部屋へと入って来た。
「おおっ、凄いな」
海辺の宿ということで、大きな窓から広大な海を眺めることが出来る。露天風呂が設置されていることから、風呂からでもいい景色を堪能出来るだろう。
今日は天気もいい。見晴らしは最高だった。
「そういえば畳の部屋なんだね」
Syuが思い出したように言う。ベッドの宿が多い中、ここは珍しく布団を敷いて寝る部屋なのだ。嫌という訳ではなく、事実を言葉にしているだけの様子だった。
「そうそう。たまにはよくない?修学旅行みたいでさ」
予め用意してあった答えをkzがするすると言う。事実ではあるが、真実でもない。
「あー、確かに。寝る前に枕投げでもしちゃう?!」
ウキウキと言っているrmの姿に、ちょっとばかりの罪悪感がfuに沸く。しかし、目的を変更する気など全くない。その為に準備までしてきたのだから。
「それも面白いかもな~」
あっけらかんと言うkzに、あいつやばいなと思ったことは決して口には出さなかった。
到着がチェックイン開始の時刻だったこともあり、何処かに出かけるのはしたにして宿を満喫することにした。少し部屋でのんびりした後、大浴場へ向かうことにする。
「…やべっ、買い忘れたのあった」
部屋から出て、大浴場へと向かう途中でfuがそう言い出す。
「ええー?」
「多分売店に売ってるから、買って部屋に置いたら向かうよ。先行っててくんね?」
「仕方ないなあ」
「じゃあ先に行ってるぞ」
三人と別れたfuは売店に…行かなかった。彼等の姿が見えなくなると一目散に部屋へと戻る。
「急げ急げ」
余り時間を掛けてしまうと怪しまれる。迅速にこなさなくてはならあなかった。
事前のkzとの作戦会議にて、部屋にカメラを仕掛けることになった。それは以前ハメ撮りに成功したfuの話を聞き、kzが興味を持ったことに端を発する。
機材設置をfuが僅かな隙で終わらせ、その間はkzが二人の気を引く。完璧な作戦だ。
「ここと、ここと…」
用意したカメラはまさかの三台。互いの家にあった一台ずると、fuが新たに購入した。
この度が終わっても、彼の家で色んな意味で活躍することだろう。
これらをいい感じに隠していく。折角三台あるのだ。様々な角度から撮れるようにしなくては。
今回、和室にしたのにも意味がある。和室ならば布団を敷く形になる。と、いうことはそれぞれ距離が近くなるということだ。見せ合うならば丁度いいし、撮影するにも楽になる。
「…よし」
設置は恙なく終了した。時間も怪しまれる程は経過していないはずだ。
そしてfuは急いで部屋を出て大浴場へと向かう。これから迎える夜に期待をしながら。
「はー美味しかったー…」
夕食会場を出て、四人は部屋へと繋がる廊下を歩く。流石、いい値段のした宿だけあって夕食も非常に良かった。地のものをふんだんに使用し、普段余り食べないようなメニューや食材も多かった。
男四人だからだったのかもしれないが、これでもかとお櫃に入れられた白飯に大苦戦はした。しかしそれもまた楽しかった。
「おっ、布団敷いてくれてある」
夕食に行っている間に布団の用意を既にしてくれてあった。しかし広い部屋だ。布団をどかさなくても寛ぐ場所は確保されている。
「露天風呂、何時でも入れるな」
厳選かけ流しとのことで、何時でも入る準備が整っているのはありがたい。しかしまだ腹には大量の夕飯が詰め込まれている為、暫くはお預けだ。
「腹ごなしにゲームしようぜ」
Fuが意気揚々と鞄の中からカードを取り出す。こういう時のアナログゲームというのは面白いものだ。幾つか種類を持ってきていた為、よりどりみどり。
「さすがfu!準備いいねえ」
Fuが持ってくることをほぼ全員が予測していた。彼はこういう時、準備がいい。
「うしっ、やるぞー!」
そしてゲーム大会が幕を開けた。
途中、飲み物を買ってきたりと休憩をしながら数時間。まだ遊び足りない気もしたが、kzがちらりと時計を見る。夕食がだいぶ早かったとはいえ、時刻は二十一時を回っていた。
「そろそろ露天風呂入らねえ?」
「もうこんな時間か。確かにそろそろ入ってもいいかも」
「で、誰から入るよ?」
「fuとrmから入っていいよ」
二人ずつ、と指定され自分達は後でいいと言う。それに意図がありそうだな、とfuは邪推する。そろそろ彼も行動を起こす頃合いではないかと。
「おっけー。じゃあお先に。rm行こうぜ」
「おう」
大浴場へと行った段階で、浴衣に着替えている。よって脱ぐのも早い。恋人同士でやることもやっているが、こういった場面では同性ということもあり意識していなければ羞恥心特に感じない。脱衣所でさっと服を脱ぐと浴室へと入った。
「こっちで少し温まってからじゃないと流石に寒いな」
内湯もしっかりと用意されてあり、そこにも湯が満タンに張られている。シャワーで軽く身体を流し、湯に足から沈めた。
「はー…あったけー」
「ほんとにな」
部屋風呂ということもあり、そこまで広くはない。しかし、男二人でも余裕で入れる広さはある。しかしrmは何時もやっているからだろう。Fuの足の間にすぽりと収まる。
「定位置だよな、此処」
「うん。さっきは大浴場だったから出来なかったけど」
他の客は少なかったとはいえ、貸し切りではない。そしてkzとsyuもいる。そんな中で自分の家と同じような甘え方をするほど、分別が付かない訳ではない。
「実はさっきもやりたかった?」
「………ちょっとだけ」
Rmのその言葉に、思わず天井を仰ぎ見たfuだった。
少しして身体も温まってきて、二人は露天風呂へと移動をした。夜ということもあり、目の前に広がる海を見ることは出来ない。真っ暗で光すらないが、聞こえてくる波の音が非常に心地よかった。
「静かでいいな」
「都会と違って人工的な灯りが全然ないのもいいし」
先程と同じようにrmはfuの間に収まっている。背後から抱き締めながら、fuはrmの首筋に唇を寄せた。
「ん…っ」
軽く吸い付けば、rmが小さく声を上げる。痕がつかない程度に何度も食みながら、腹に回していた手を伸ばして太ももを撫でた。
「ちょ、っと」
こんな所で、という抗議も込めてrmが声を上げる。それを敢えて無視しながら際どい部分へと指を這わせた。しかし肝心な部分には触らない。反応をしない程度に身体を撫でながら、首筋や項を舐めたりキスをしたりする。
じれったい愛撫にそれ以上を求めたくなっているrmの顔をちらりと見る。しかし理性の方が勝っており、もう止めろと視線が訴えてくる。
「rm、キスしたい」
そう言って自分の方を向かせる。彼が何か言う前に唇を塞ぎ、啄むようにキスをした。幾度か柔いキスをしていると、rmの唇が僅かに開く。それが意味していることを正確に理解しているfuは隙間から舌をねじ込んだ。
波のさざめく音に紛れ、互いの舌が絡む水音が響く。暫しの後、唇を離すとrmの顔は真っ赤に染まっていた。
「も、こんなとこで…ッ」
「ごめんごめん。俺、お前のこと大好きだからさ。キスしたくなっちゃうの」
そんなことを言われてしまえば、rmが反論出来ないことをfuはよく理解している。嘘は何一つ言ってはいないが、彼を黙らせる常套句でもある。
「のぼせてない?そろそろ出るか」
真っ赤な頬に手を当てて心配している声色で言えば、rmは静かに頷いた。彼の身体が疼いているのは承知している。しかし、今此処でヤる心算は毛頭ない。これはこれからの時間を満喫する為の下準備なのだ。彼を煽っておいて、その気にさせていく為の。
風呂から上がり、タオルで身体を拭く。浴衣はきっちり襟元を整えて着せてやる。片や自分は胸元が緩くなっていても気にはしない。
「出たよー」
脱衣所からドライヤーだけを手に持ち、部屋へと戻る。
「おかえりー」
今度は交代してkzとsyuが風呂へと向かった。それを見送りながらfuは思う。
(kzの奴、ちょっと早くないか?)
Syuの顔が少しばかり蕩けていたように見えた。多分、二人を待っている間に何かしらをしていたのだろう。
(ま、いっか。俺もこっからもっと仕込むし)
ドライヤーで湿ったrmの髪を乾かし、ふわふわにしてやる。そしてfuは再び彼にキスを求めたのだった。
「syu―、こっち来てよ」
「うわっ」
Fuとrmが風呂に行ってすぐ、kzはsyuの腕を引いた。自分の上に倒れ込んできたsyuの身体を抱き締め、キスをする。リップ音を軽く響かせながらキスをし、その隙に彼の臀部を柔く撫でる。
「kzっ」
まさか彼がメンバーのいる中でそんなことをしてくるなど、syuは思いもしていなかったのだろう。抗議の声を上げるが、手は止まらない。
「ちょっとくらいいいじゃん。折角のお泊りなんだし」
その言葉にsyuの顔が赤くなる。二人は遠距離恋愛を続けている。故に偶に会える時には必ずとそういったコトをしているのだ。それを思い出させるような言葉に、syuはどんな表情をしたらいいのか分からなくなる。
「お前のこと堪能させてよ。二人でいる時くらいさ」
服を脱がせる訳ではないし、それ以上やろうとする素振りもない。唯、キスをして身体を触る。それだけのことなのに、ご無沙汰であったsyuは身体の熱が上がりそうになる。
(でも…)
言葉では制止を求めてはいるものの、決して拒否をしたい訳ではない。状況が違えば、確実に行為に溺れていただろう。
Fuとrmが風呂から上がるまでのこと。そう自分に言い聞かせるようにしながら、syuはkzとの触れ合いに応じ続けた。
Kzとの触れ合いに溺れていると、脱衣所の方から音がしてくる。彼等が上がったことを察すると、kzはsyuから手を離した。Syuも二人の気配には気付いているが、少しばかりぼーっとしている。
「ほらsyu、俺らも風呂行こ」
「ん」
Kzに手を引かれ、脱衣所へと向かう。腰の帯を解いてやると、syuはそれに素直に応じた。
「ちょっと寒いけど、急いで入れば大丈夫じゃね?」
「そうだね」
シャワーで軽く身体を流し、二人は露天風呂へと続く扉を開ける。途端に身体を刺す冷気に震え上がるも、急いで湯舟に足を浸した。
「あったけー」
「ちょっと熱くない?」
「すぐに慣れるとは思うけど、大丈夫?」
「多分」
湯が熱いと訴えるsyuはkzよりも慎重に湯へと入ってくる。これはもう少し身体を慣らしてから外に出るべきだったかと思いつつも、ゆっくりと入ることに成功していた。
「案外熱いんだね」
「源泉かけ流しって言ってたからな。肌、ちょっと赤くなってる」
「うわ、ほんとだ。でもkzも肌白いから赤くなってるの凄くよく分かるんだけど」
Syuはそう言ってkzの腕をなぞる。確かに色白のkzの肌は、熱い湯によって血色が良くなり赤く染まっていた。
「赤くなってるの、ちょっとエロい」
「どういうこと?」
Kzの発言の意味が分からず、突っ込みの言葉を言うsyu。彼曰く、行為中に肌が蒸気している時みたいだと。
「ッ…!そういえばさっき、変なことしようとしてたよね」
メンバーとのお泊り会だというのに、如何わしいことをするかのようなkzの先程の行為を思い出して苦言を呈する。
「感じちゃった?」
「そんなことっ」
とは言うものの、syuはkzが与えてくれる快感をその身に覚え込まされている。その先を期待していないと言えば嘘ではない。しかしそんなことを言える程、syuは大胆ではないし場を弁えない訳ではない。
しかし今回の旅行はkzとfuにより仕込まれている。これから先、乱れさせられてしまうことは既に決定しているのだ。そんなことを知らないsyuは、流されないようにkzに抗う。
「流石のkzもそこまで節操ない訳じゃないでしょ?」
「まあ、そうだけど。でもしんどかったりしない?」
湯舟の中で距離を詰めてきたkzが、syuの太ももを撫でる。ぴくり、と跳ねる姿を、kzは見逃さなかった。
「ほら」
「あ…っ」
つぅっとkzの指がsyu自身をなぞった。僅かに頭を擡げたソレは、指の刺激により硬さを増す。優しく握り込み、上下に動かせばsyuの顔がとろりと融ける。
「kz…ッ、ここ外っ」
「大丈夫だって」
湯舟の中で出すのは流石に嫌であろうことと、下手にやりすぎてのぼせてしまってもいけないことを踏まえてsyuを浴槽の淵に座らせる。片足を淵に上げさせて閉じれないように自分の身体を間に入れ、kzは上を向く起立を口に含んだ。
「あっ、ちょ、kz…っ」
「声、出しても大丈夫だって」
一度口を離して先端をぺろりと舐め、再度深く咥え込む。Syuに口でしてもらうこともするが、kzは自分も積極的に彼の奉仕もする。これをすると、syuがより早く堕ちてくれることを知っているからだ。
「は、ン…ッ」
自分の手を口元に当て、懸命に声を殺している姿にゾクゾクした。ここでは彼をイかせることだけを目的にしているが、この後快楽に呑ませることになるのだ。楽しくない訳がない。しかも今回はfuとrmもいる。これがどんな相乗効果を生むのだろうか。
「kzっ、あ、も…ッソコ…ッあぁっ」
「イっていーよ」
竿の根本を刺激しながら、尿道を下でぐちゅりと抉る。それにsyuは耐えきれず、kzの口へと白濁を放った。
「はっ、はぁ…」
Syuが倒れてしまわないように身体を支えながら、べろりと彼の白濁の乗った舌を見せつける。彼が顔を赤く染めるのを見ながら、ごくりと飲み込んだ。
「…何時も思うんだけど、不味いじゃんそれ…」
「お前だって俺の飲んでくれんじゃん。愛だよ、愛」
外気に当たったことで冷えてしまったsyuを湯舟に浸からせ、身体を温める。その間、バードキスに身体へのスキンシップをすることも忘れない。Kzは知っている。Syuの身体にはまだ熱が燻っていることを。しかしここではもうそれ以上手は出さない。
「ほら、そろそろ出よ」
「ん…」
物足りなさそうな顔をしている。しかし風呂から上がれば他の二人もいる為、我慢するしかない。それを知っていながら、kzは手を出さない。
(ま、もう少しの辛抱だよ)
にやけそうになる頬を理性で抑えながら、kzは彼の浴衣の帯を結ぶのだった。
「fu―…」
Kzとsyuが風呂から中々出てこない。と、いうことは何かしらをしているのだろう。時間があることに感謝をしつつ、fuは伸ばされた腕に応える。
ドライヤーをした後、rmはfuとの距離が近くなっていた。これが何を示しているのか、fuはよく知っている。甘えたくなると、彼はこうして無言で距離を詰めるのだ。
最初は隣に座った侭くっつき、頭をfuの肩にぐりぐりと押し付けていた。Fuはそんなrmの頭を撫でたり、頬にキスをしたりする。それに気をよくしたrmは大胆にもキスをねだり始める。
仕方がないな、と口では言うがfuはrmが確実に堕ちつつあると確信した。なんだかんだ言ってrmは快楽に流されやすい。先程までの触れ合いで熱が燻り始めているが故に、甘える行動に出ているのだ。
「折角布団敷いてあるんだし移動しようよ」
その提案に素直に乗ったのは、まだ二人が戻って来ていないからだろう。Fuに誘われる侭に布団へと移動をする。
二つずつ、向い合せに並べられた布団。その片側にぽすんと寝転がったrmはfuに腕を伸ばす。呼ばれたfuは腕の中にすぐに納まる。自分もrmの首筋に手を伸ばし、顔を背けられないように固定して唇を貪った。
「ふ、はぁ…っ」
合間の息継ぎすら惜しむかのようにぐちゅぐちゅと舌同士が絡み合う。段々と息苦しくなり、rmはfuの背中をトントンと叩いた。漸く唇を離されれば、互いの唇を透明の糸が繋ぐ。
「はー…えっろ…」
Rmの顔は蕩け、頬は僅かに赤くなっている。そしてキスで昂ってしまったのだろう。僅かに押しあがっている下半身。
(出た時にヤってたら流石に驚かせるよなぁ…)
Kzが、というよりsyuが、という意味で考える。そこにsyuが引きずられてしまえばいいのだが、rmが突然正気になる可能性もある。ゆるゆると二人が快楽に引きずり堕とされる状況に持っていかなくてはならない。
「fu?」
Fuが何か考えているのに気付いたrmがそう名を呼ぶ。甘ったるい声に、fuは難しいことを考えるのを止めることにした。今は唯、自分を求めてきている可愛い恋人を愛でなくてはならない。
もう欲望に素直に襲ってしまおう。そう思い、rmへと覆い被さろうとした時だった。
「出たよー」
そう言いながら、kzとsyuが風呂場から戻って来た。
「遅かったなー」
自分達の様子を気にすることなく顔を上げたfuは、二人の顔を見て察する。これはこのままの流れになるな、と。
「fu?」
Fu以外を認識する力が落ちてきているのだろう。Kzとsyuが戻って来たことに気付かず、rmが呼ぶ。
「あ、ごめんな」
二人から視線を外し、fuはrmの求めに応える。覆い被さり、再度唇を重ねた。
「ほら、syu」
Kzがsyuの背を軽く押す。促されるが侭、向かいの布団にぽすっと膝をつく。その間もfuはrmへのキスを止めない。その手は浴衣の合間から差し入れられ、既に胸元ははだけてしまっていた。
「興奮してきちゃった?」
syuの背後から、kzが耳元で囁く。ぴくりと反応する身体は、先程中途半端に残された熱に再び火が灯されたことを意味していた。
「俺達もシちゃおうぜ」
囁かれた言葉に、理性がどろりと溶けた音がした。
余り明るい室内をrmは好まない。照明を僅かに落とした室内。目の前には、快楽に呑み込まれた恋人の姿があった。
浴衣の腰の帯は完全にほどけ、辛うじて肩に引っかかっている程度になっている。下着は既に脱がされ、rm自身は完全に勃ち上がっている。
「ンあっ、は、あァ…ッ」
足は大きく開かされ、fuの指が後孔を解す。時折いいところを掠めるようで、その度にビクビクと身体が跳ねる。
「fu、も、ほしっ」
我慢出来なくなったのだろう。両手を伸ばしておねだりをし始める。常も溺れてくるとこうして強請ることはあるが、毎度その破壊力は高い。
「今日はさ、ちょっと趣向変えようぜ」
後孔から指を引き抜き、額にキスを落とす。するり、と頬を撫でた後、fuは仰向けだった彼の身体をうつ伏せへと変えさせた。
「なんで?」
「ほら、顔上げてみなよ」
疑問を呈するrmの顎に背後から手を伸ばして支え、見るように促す。その先には、kzに穿たれて嬌声を上げるsyuの姿があった。
「あああッ、かざ、ぁんっ…!」
「ん、気持ちい…っ」
うつ伏せで腰を上げさせられ、ばちゅばちゅと激しく打ち付けられる。服など何も纏っておらず、剥き出しの両腕は枕を必死に搔き抱いていた。蕩けた瞳からは、快楽による涙が時折伝っている。
「あ…」
Syuの痴態に、rmは目を離すことが出来なくなっていた。自分の目の前で、大切な仲間であるsyuが、同じく大切な仲間で彼の恋人であるkzに激しく抱かれている。蕩けた顔に、留まることの知らない嬌声。その全てが、自分を煽る。
「ほら、rmも気持ちよくなろうな」
艶のある声でfuが囁く。返答は出来ず、目はsyuから反らすことが出来ない。そんなrmの様子にfuは口元に笑みを浮かべながら、剥き出しの細い腰を掴んで上げさせた。晒された彼の後孔は期待に満ちているのか。しっかりと解したこともあり、くぱくぱとfuを誘っている。
数回、軽く自身を扱いて穴へとぴたりと当てる。期待で、rmが息を飲んだのが分かった。
「挿れるよ」
腰を進めれば、ぐぷぷ、と先端を呑み込んでいく。かなりの頻度で行為をしているせいもあるだろう。特に引っかかることなどなく、fu自身を奥へと誘う。
「ンあっ、あああっ、はい、ってきたぁっ」
「はっ、きもちー…」
こつり、と奥の壁へと到達する。そのまま、敢えてゆるゆると腰を動かせばrmがfuを振り返って潤んだ瞳で言った。
「もっとォ…!」
「うわ…その顔反則すぎじゃん」
強い快楽を望むrm。応えない訳にはいかなかった。腰を掴み直し、ごちゅっと奥を穿った。そして間を空けることなく注挿を開始する。
「あぁッ、あ、あ…!ソコ、そこっ」
Fuのカリが前立腺を抉る。いいところを的確に突けば、更に嬌声が上がった。
「あ、あぁッ」
「は、ンあぁッ、あ!」
Rmとsyuの嬌声が部屋に響き続ける。それを聞かされる二人も、何時もより興奮していた。相手のことを思いやりたいが、そんな余裕は持てない。ガツガツと腰を振る。
「あああぁあッ!」
Syuが達し、白濁を吐き出す。しかしそれでkzが止まる訳ではない。止まって、と懇願する彼の言葉を聞き入れず、腰を振り続ける。
「ぐ…っ、なぁsyu、rmもいい声で啼いてるぞ」
どれ程意識をはっきりと保っているのかは定かではないが、腰を強く押し付けながらkzがsyuの顎を掴んであげさせ、rmの姿を見させる。瞳に写るのは、どろどろに溶けた表情をしながら穿たれ続けている姿。
「り、も…っ」
腕を伸ばすと、何かを察したのだろう。Kzが身体の位置を調整させ、二人の顔がすぐ目の前になるようにする。伸ばされた手がrmの頬に触れると、彼も顔を上げてsyuを見た。
「わー…これは中々」
「いいもん、見れてるんじゃね?」
Fuとkzも思わずそう漏らした。思考など全く働いていないだろう。Syuは顔を近付け、rmにキスをする。反射的に反応したのだろう。Rmも応えるように舌を絡めた。少しばかり拙いキスを、くちゅくちゅと音を立ててする二人。それに、自身が更に重くなった。
「はー…そろそろイきそ」
「俺もなんだけどさ、なあkz。折角仕掛けてあるんだし、ちょっと付き合ってくんね?」
「ん?何?」
二人の耳には最早何も聞こえてはいまい。だからこそ会話することが出来る。Fuの提案にkzはにやりと悪い笑みを浮かべる。
「え、それ最高じゃん」
「だろ?ちょっと大変だけどさ」
「それは俺達頑張るしかないよ」
息切れをしたのだろう。唇を離し、荒い息をついている二人の身体を、それぞれ無理矢理起こす。
「んあッ」
「ひあぁっ」
突然、態勢が変わったことでイイところを抉られた。軽くイきながら、二人は恋人の上へと乗せられるような形になる。
両手で足を掴んで広げられ、後孔には恋人のモノをぎっちりと咥え込んでいる。そしてrmとsyuは、互いのそんな痴態を見せ合う態勢へと変えられていた。
「なん、これ…?!や、やだっ」
「やめ、かざ…ッ、はずかしっ」
態勢を変えられたことで、更に奥まで恋人のモノを呑み込むことになる。とん、と先端が奥の壁を叩いた。
「やだ、やだぁッ!」
「見せ、ないでぇえぇッ!」
二人のお願いなど聞く訳がない。fuとkzは恋人達の痴態と喘ぎ声に更に興奮する。彼等の身体を、下から激しく突き上げた。
「あぁあっ、あ、だめッ、はい、っちゃう…ッ」
「ん…っ、ほらsyu、奥、開けて」
「ああぁああッ…!」
ガポン、とあり得ない音を立ててsyuの奥が暴かれる。結腸に深くkzのモノが入り込み、その膨大な快楽がsyuの脳を焼いた。
びゅるびゅると白濁を吐き出すも、kzが動きを止めることはない。奥を突かれる度、チカチカと視界が明滅した。
「あ、あ…っ」
その光景を目の前で見させられているrmは喉を震わせる。余り働かない脳では深いことを考えることが出来なくなっていたが、syuが唯々気持ちよさそうに喘ぎ続けているのだけは分かった。
「rm、rmもさ、此処開けてよ」
ゆるゆると腰を動かしながら、fuはrmの下腹部を撫でる。そこはfu自身が埋まっている場所の先端。貫けばそれは、結腸へと達する。
「ほら、syuあんなに気持ちよさそうじゃん」
閉じることの出来なくなった口元からは涎を垂らし、syuは喘ぎ続けている。幾度も絶頂したからだろう。くったりとsyu自身から吐き出される白濁は量を減らし、ぴくぴくと震え続けていた。
Fuに完全に身を委ねれば、全てを忘れられるような快楽に浸れる。そんな思いが、rmの脳裏を掠めた。
「突いて…」
「ん?」
「もっと奥…突いて、ほし、い」
「仰せの侭に」
明確なおねだり。彼の口から引き出せたその言葉に、fuの口角が上がった。
Rmの両足を抱え直し、とちゅとちゅと注挿を再開する。最初はゆるりと、しかし段々と激しく。奥を穿ち続けることで、最奥の壁が少しずつ開いていく。
「あッ、あ…!おく…おく、ひらいて…ッ」
「あとちょっと、頑張ってな」
ゴチュッと鈍い音を立てて結腸が破られた。
「―――っっ!!」
余りの快楽に声を上げることも出来ず、rmの自身からはぷしゃぁと潮が吹き上がる。まさか潮を吹くと思っていなかったfuは驚きの表情をするも、自分の手によって堕ちた結果の姿に嬉しそうな笑みを浮かべた。
「いいねッ、最高…!」
ガツガツと腰を打ち付け始めると、彼等の前ではkzが限界を迎えようとしていた。自分の快楽のみを追求するかのように、更に激しく腰を打ち付ける。
「かじゃッ、イ、く…っ、また、イっちゃ…!」
「いいぜ、俺も限界」
「あ、あっ、ンああぁああッ!」
「んッ…!」
Syuのナカへとkzが白濁を吐き出す。その量の多さに、隙間からこぽりと溢れた。ナカに塗り広げるように幾度か軽く突き、ずるりと抜くと更に白濁が溢れた。
「あ…」
とさり、と布団に転がるsyu。放心状態の彼の瞼は、今にも落ちてしまいそうだった。
「寝ていいよ。おやすみ」
優しく頭を撫でてキスをする。それに、syuの意識はすとんと落ちた。
「rmっ、そろそろイく…ッ」
そんな二人の顛末に気を払うことなど出来ず、fuはrmのナカを蹂躙し続けていた。奥を突く度に、rmは潮を零し続けている。イきすぎてその表情は最早虚ろと化しつつある。
恋人のことを労わりたいが、それよりも自分の欲求を満たしたい。そんな自分勝手な思考に呑まれながら、fuは思い切り最奥を突き上げた。
「あぁああぁあッ!!」
「はッ、イ、く…ッ!」
突き上げた快感でrmは再び潮を吹いた。それにより強く締め付けられ、fuは彼のナカにびゅるびゅると白濁を吐き出した。
「は、は…っ」
くたりと力を無くしたrmを気遣う前に、最後まで彼のナカに自分の欲を塗りこめた。ずるりと抜けば、溢れる白に喉が鳴る。しかしその時には既にrmの意識は無く、布団の上に力なく横たわっていた。
「あー……、ヤりすぎた…」
出すものを出してすっきりしたことで、思考が冷静さを取り戻す。流石にヤりすぎた。意識を飛ばすまでするなど、何時ぶりだろうか。いや、それだけ盛り上がったのだと思うことも出来る。
一足先に情事を終えたkzは眠るsyuの顔を見詰めながら頭を撫で続けていた。が、fu達も終わったことに気付くと顔を上げる。
「最高だったな」
「そうだな。いやー…やばかった」
まさか此処まで盛り上がるとは。何だかんだrmもsyuもノリノリだったように思う。今迄にないプレイが良かったのだろう。
「あ、カメラカメラ」
録画しっぱなしになっていたカメラの存在を思い出す。下着を穿き、浴衣を軽く羽織ると二人はそれぞれカメラの確認をする。
「どう?」
「…ばっちりすぎる…!」
どのカメラにも、今回の情事が非常にしっかりと録画されていた。そしてfuの設置した角度がよかったのだろう。二人の欲に塗れた表情もしっかりと映っている。
「これ、絶対に見付からないようにしなきゃな」
「だな。ばれたら殺される」
唯でさえ明日は怒られる要素があるのだ。その上でカメラの存在を知られたら、二人はこの世にいられないかもしれない。
「とりあえず俺の荷物の中に厳重に隠すわ。データは帰ってから改めて」
「おっけー」
絶対に見付からないようにfuは厳重にしまい込む。その間にkzがお湯で絞った温かいタオルを何枚か用意した。
「ほれ」
「さんきゅー」
Rmもsyuも完全に意識を飛ばしており、当分目覚めることはないだろう。その間に身体を清め、しっかりと寝れるように布団に仕舞わなくてはならない。激しい情事に疲労しているのは自分達もだが、そこは彼氏として最低限のことをする必要がある。無防備な恋人の姿に再び兆しそうになるのを堪えながら、二人は黙々と作業をこなすのだった。
「………で、俺達に何か言うことは?」
「「ご、ごめんなさい…」」
夜が明け、目を覚ましたrmとsyuにfuとkzはばっちりと怒られていた。流石に無理をさせすぎたようで、起き上がることにも苦労をしている二人に正座させられている。Fuはrmに軽く拳骨を喰らった。
「お前ら、示し合わせてただろ」
Rmの余りにも鋭い突っ込みに思わず動揺が走る。だが、此処で認めてしまえば罪は更に重くなる。こういった事態も想定し、二人は口裏を合わせてある。
「いや、別にそんなことしてないです…」
「そうとしか思えないタイミングだったけど?」
「恋人と宿で二人になったり風呂入ったりしたら、そんな気分になるだろ…?!」
「それはまぁー…分からなくもないけど」
Syuがfu達寄りの考えを示してくれている。それに心の中でガッツポーズをしながら、再度言葉を並べ立てる二人。それに漸く、rmも納得してくれたようだった。
「まぁ、楽しかったけど、さ」
そんなことをポツリとrmが呟いたのを、全員は聞き逃さなかった。
「案外、悪くなかった?」
「俺達は楽しかったけど、syuはどうだった?」
話を振られたsyuは少しばかり顔を赤くしながらもぽつりと言う。
「良かった…です」
その言葉にfuとkzは顔を見合わせる。これは、今後も期待出来るかも、と希望を持って。
「また機会見つけて、四人でヤる…?」
「頻繁じゃなければ」
「そりゃ、俺が県外だから頻繁には無理だろ」
「そうだね。いやでもありかも」
まさかのsyuが嵌ってしまった様子に意外性を感じつつも、どうやら今後も楽しむ余地があるらしい。彼等も公認となれば、今回のようにこそこそしなくても、堂々とやりたいことが出来る。
「毎回は、嫌だけどさ」
恋人と二人での時間も大切にしたいという意味が込められているrmの発言に、fuは彼の腰が痛いことも忘れて思わず抱き着いた。
「いった!」
「rm~!」
「ちょっ、痛いから離れろって…!」
いちゃつき始める二人を横目に、kzとsyuもくっつき始める。朝食を食べに行くまで、まだ少し時間がある。それまで、彼等の腰を労わりながら甘い時間を過ごすことにしたのだった。
……後日。
「データ、さんきゅーな」
「ちゃんと録画出来てただろ?」
「最高だった」
Fuとkz、二人きりでの通話。仕事のことも話したが、後半は先日行った旅行での話になる。あの後、無事互いの恋人にばれないままデータをバックアップに移行するまで完了し、fuはkzに共有した。
「俺、中々syuに会えないからいいオカズにさせてもらってる」
「いい使い方じゃん」
「はー…早く会いたいー」
次に会う約束は少し先なのだそう。遠距離って大変だなと思いながら、話しは次に四人で会う時のことになる。
「次は公認の状態だし、もっとやりたいこと出来るかもな」
「ベタだけどコスプレしてもらう?」
「いやー、それよりも玩具じゃね?」
そんな下世話な話が続く。例え公認になったとしても、この共犯関係は暫く続きそうだ。
「でもさ」
「ん?」
「やっぱり、自分の恋人が一番かわいいよな」
「そりゃ、当然」