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うぇーーーーい
(朝の万事屋。静寂。いや、静寂なんてものはここにはない)
神楽「ぎゃああああ‼ 銀ちゃん、朝ごはん焦げてるアル‼」
銀時「焦げてんじゃねェ、香ばしいって言え。おしゃれな焼き加減だバカ。」
新八「おしゃれに炭化してるだけですよね⁉」
彩音「お前ら、もう少し平和な朝を迎える努力をしろよ……」
左京「……これで平和なんだろうな、こいつらにとっちゃ。」(ため息)
(そんな日常。だがその裏で、江戸の一角では爆音が響いていた)
(場面転換:町が炎に包まれる)
町人たち「きゃあああっ‼」
敵兵(攘夷残党)「今日こそ江戸に報いを!侍も民もまとめて灰にしてくれる‼」
(数分後、現場に駆けつける万事屋+左京)
銀時「ったく、なんで依頼が燃えてんだよ。これどーすんだ。」
新八「いや依頼じゃなくて、現場で事件起きてるんですよ‼」
彩音「言ってる場合か‼ 町の連中が逃げ遅れてんぞ!」
(彩音が先陣を切って飛び出す)
左京「おい彩音!行きすぎんな!」
彩音「心配すんな、ちょっと散歩してくるだけだ‼」
(敵の群れに突っ込む。拳一閃、十人吹っ飛ぶ)
敵兵「な、なんだあの女……!」
銀時「ったく、やっぱお前はそうじゃねぇとよ。」(木刀構える)
神楽「銀ちゃんも負けてられないアル!」
新八「い、行きましょうよもう‼」
(乱戦。ツッコミとギャグが入り乱れる)
銀時「新八!右だ右!お前のメガネが反射して敵が眩しがってるぞ‼」
新八「ツッコミも戦略に組み込まないでください‼」
神楽「敵が多いアル!マヨネーズ投げるネ‼」
土方(通りすがり)「やめろォ‼‼」
(敵のボス登場。刀を構え、彩音を睨む)
敵ボス「……あの時の“裏切り者”がまだ生きていたとはな。」
彩音「……アンタか。」
(空気が変わる。周囲が一瞬静まり返る)
左京「……彩音?」
敵ボス「攘夷戦争で仲間を捨てて逃げた女——あの時の借り、ここで返してもらう。」
彩音「……違う。アタシは“捨てた”んじゃねぇ。“守れなかった”んだ。」
(敵が突撃。銀時が彩音の前に出る)
銀時「テメェ……彩音の過去は、今のコイツが全部背負ってんだよ!」
(木刀と刀がぶつかる。火花)
彩音「……もういい銀時。こいつはアタシがケリつける。」
(拳を握る。空気が震える)
彩音「あの時守れなかったもんを、今度は守るために!」
(全力の一撃。敵ボス吹き飛ぶ。爆炎と共に倒れる)
(煙の中、銀時が彩音の肩を叩く)
銀時「……やっぱ戻ってきたな、バカ。」
彩音「……うるせぇ、泣かすな。」
神楽「泣いてるの銀ちゃんの方アルよ。」
新八「いつものツッコミが戻ってきたな……!」
左京「やれやれ、これでようやく本調子だな。」
(夕暮れ。瓦礫の上で全員座り込む)
彩音「なあ銀時。」
銀時「ん?」
彩音「アタシさ、ずっと思ってたんだ。アタシがいる意味ってなんだろうって。」
銀時「んなもん簡単だ。お前がいねぇと、ツッコミのタイミングずれるんだよ。」
彩音「……はっ。結局それかよ。」
銀時「それが“万事屋”ってやつだ。」
(全員の笑い声。江戸の夕陽の中で、また日常が戻っていく)
——ここが、アタシのいる場所だ。
うぇーーーーーい(万事屋の看板、夕陽に照らされる)