ロマンチのおまけです。
ロマンチの続きなのでもちろん基本はもっくん×涼ちゃんですが、💛×❤️の要素もありなので涼ちゃん右じゃなきゃ嫌!と言う人はご遠慮ください。
今日は俺の家でのまったりデートの日。
何をするでもなく、涼ちゃんと2人のんびり過ごす。イチャイチャしてみたり、お互い違う事をしてみたり、本当に癒される時間。
ちなみに今はイチャイチャタイム。
引っ付いてたわいもない会話をしながら涼ちゃんの胸に頬を擦り付けて甘えてみると涼ちゃんがおでこにチュッと軽いキスを落としてくれた。幸せだ。
「ねえねえ元貴」
「どうしたの?」
「俺、前からしてみたかった事があるんだけど…」
「俺にできる事なら何でもするよ。何?」
大好きな涼ちゃんの希望ならできる限り叶えてあげたいと思う。
…でもそこに涼ちゃんの爆弾発言が繰り出された。
「俺の方から元貴を攻めてみたいなぁって」
「へっ?」
俺の聞き間違いだろうか?
「いつでも元貴が攻めるばっかりでしょ?俺も一回やってみたいなぁって思ってたの」
「…それって涼ちゃんが入れてみたいって事?」
俺は冷や汗をかきながらたずねる。
「うん!」
明るく無邪気なお返事。
「だっていつだって俺は頭がボーっとなって何が何だかよくわからなくなってるんだよね。だから俺も元貴がおかしくなってるとこ見てみたいなぁって」
涼ちゃんが俺を押し倒し、顔を近づけてくる。
「ダメ?」
そう甘くささやく涼ちゃんはとてつもない色気を放っていてドキドキしてしまうのを止められない。
でも、でも。俺が入れられる方?そんな事考えた事もなかった。
混乱している俺を尻目に涼ちゃんは俺の唇を甘く貪ってくる。キスをしたまま優しく俺の身体を撫でまわし始めた涼ちゃんに、顔に血が集まってくるのがわかった。
「りょっ、涼ちゃん…」
「ねぇ、何でもしてくれるんでしょ?」
耳元でそうささやきながらそのまま首筋を舐められ、俺の身体はビクリと反応する。
「ダメ、ダメだよ。涼ちゃん」
クスクス笑う涼ちゃんに俺は恥ずかしさに耐えきれずに顔をそむける。
「でも元貴の反応してるよ」
そう言って涼ちゃんは俺自身に手を添えてくる。そこはもうはち切れんばかりに反応していて、ちょっと触られただけで声が漏れそうになる。そんな自分が恥ずかしくて目をギュッとつむった。
「んっ、あっ…」
直接触られ、擦り上げられてあまりの気持ちよさに耐えきれずに声がもれた。
「ねぇ、こっち向いて。俺にも元貴のかわいい顔見せて?」
そおっと目を開くと、艶やかに笑う涼ちゃんがいた。
「元貴、かわいい」
涼ちゃんが俺の頬にチュッとキスをする。その間も涼ちゃんの手は止まる事はない。
「あっ、ダメ、ダメ…出ちゃう」
涼ちゃんの手の動きがどんどん激しくなって俺は追い詰められていく。
「いいよ。出しちゃって」
その声に我慢しきれずに涼ちゃんの手の中でいってしまった。はぁはぁと荒い息をもらす俺に涼ちゃんはそっと手を後ろに回す。…俺、本当にやられちゃうんだろうか。ボーっとした頭でそんな事を考える俺にチュッっと涼ちゃんからの軽いキスが落ちた。
「はい!これで終了!」
パッと涼ちゃんが両手をあげる。
「えっ?」
「ふふっ、びっくりした?」
そう言って涼ちゃんはいたずらっ子のように笑った。だんだん頭が正常に働き出し、ご機嫌に笑う涼ちゃんにからかわれていた事に気付く。
「へへっ、元貴のかわいい顔見れちゃった〜」
……恥ずかし過ぎる!
ううっと声にならない声をあげ、俺は恥ずかしさのあまり両手で顔を隠して膝をかかえる。
「…涼ちゃ〜ん」
「だっていつも元貴ばっかりズルいじゃない。俺だってかわいい元貴が見てみたかったんだもん」
情け無い声をあげる俺を後ろからギュッと抱きしめてくる。
「ホントにやられちゃうかと思った?」
うん。と顔を隠しながらうなずく。
「まぁ途中あまりにも元貴がかわいいから、ホントに最後までやっちゃおうかなぁとちょっと思ったけどさ」
と涼ちゃんは恐ろしい事を言う。
「元貴、気持ちよかった?」
俺はまだ顔を隠しながらも素直にうなずく。
「…これからはたまに俺も元貴の事気持ちよくしてあげてもいい?」
めちゃくちゃ恥ずかしかったけど、気持ちよかったし、何よりもすごく求められている気がしてちょっと嬉しかった。
「…うん」
俺は振り返って涼ちゃんの首にギュッとしがみつく。
「でも「たまに」だから!基本攻めるのは俺!それと…絶対に入れちゃダメだからね…」
「わかってるよ〜」
涼ちゃんは俺の背中をポンポンと叩いた後、優しく頭を撫でてくれる。
やっぱり俺は一生涼ちゃんには敵わないんだろうなぁ。
でも、それはそれで幸せなのかもしれない。
もっくん右⁉️と思いきや最後まではいきませんでした。期待した方すみません😅
そのまま最後までやっちゃってもよかったんですが、ロマンチには合わないかな?と。
なんか初々しいかわいいのが書きたいなと思って書いたものです。
これは学生時代、若いからこそ許されるかわいさなんじゃないかなぁと…🤭
ロマンチのおまけでした。