テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
田中:なら!クビにしますよ…?
隼也:あんた店長じゃねえのにそんな事決める権限ねぇだろ!?
田中:話聞いてました?
田中:僕次期店長なんですよ?
田中:クビにしようと思ったら出来ますし
田中:離れないって言うんだったらあっちゃんの進学先から合格取り消しさせる事だって可能ですよ?
隼也:どうやってだ
田中:問題起こしたって報告しますよ?
隼也:辞めろ!あっちゃんを巻き込むような事すんな!
隼也:アイツだって、学校が忙しいのにずっと大学進学に向けて頑張って来たんです!その夢を壊すような事はやめろ!あっちゃんが可哀想だろ!
田中:じゃあ離れろよ。お前みたいな普通な奴があっちゃんの隣に立つ資格はねぇんだよ
隼也:…っ!
隼也:分かったよ…。もう近づかないから
田中:では、もうあっちゃんに近づくの禁止にしますからね〜
隼也:どうか…よろしくお願いします
田中:当たり前だ!お前みたいな奴より俺の方があっちゃんを幸せにする事が出来る!
田中:変な事したら許しませんからね?
隼也:…はい…
田中:これであっちゃんは俺のものだー!
隼也:……
そう言って田中は去っていった
隼也:(あっちゃん…ごめん…)
隼也の恋は、こうして終わった
翌日
隼也は沈んだ気持ちで登校していた
隼也:…
と、そこに敦子がやって来る
敦子:隼ちゃ〜ん、おはよう
隼也:悪い、今日先行ってる…
敦子:え?
隼也は敦子を置いて歩き出した
それは、昼休みでも…
敦子:隼ちゃ〜…
隼也:亜嵐〜食堂行こうぜ〜
亜嵐:え?お、おう
敦子:あ、ちょっと…
隼也は明らかに敦子を避けていた
敦子:…
彩:何か隼也…あっちゃんの事避けてない?
敦子:うん…
彩:喧嘩でもしちゃったの?
敦子:いや、してないけど…
彩:どうしたんだろう?私には声掛けてくれるのに…
敦子:そうなんだ…
敦子:(私…隼也に何かいけない事しちゃったかなぁ…)
全く心当たりのない敦子だった