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Prolog
tg視点
春の陽気に包まれた校庭。生徒たちはざわざわと集まり、中央には謎の大きなくじ箱が置かれていた。
「さあ皆さん！新学期恒例、『恋愛得点制度』ペアくじの時間です！」
生徒会長の声に、生徒たちから歓声とため息が入り混じる。
――恋愛得点制度？
俺は思わず心の中でつぶやいた。
tg え…また今年もやるのか…これって完全に恥ずかしさランキングだよな…
ルールは簡単（？）
手を繋ぐ → ＋3点
相手を褒める → ＋2点
冗談でセクハラ紛い発言 → ＋1点
告白演技 → ＋10点
ペア課題クリア → ＋5点
毎月末にはランキング発表。
上位ペアは「学園公認ベストカップル」として賞状・ポスター・拍手喝采がもらえる。
…赤面必至、ドタバタ必至、絶対笑い必至。
順番にくじを引く列に並ぶ俺。心臓はバクバク。
tg や、やだ…絶対、誰かと変なペアになって恥かくやつだぁ…
その瞬間、隣でくじを引いたあっとくんがニヤリ。
at お、ちぐ、俺とペアだってさ。運命ってやつかな？
俺の顔が真っ赤に。
tg う、うそだよね！？うそに決まってる…！
あっとくんは手を差し出してくる。
at ほら、手を繋ぐのが得点の基本だろ？さあ、＋3点のチャンスだ
俺は思わず顔を背ける。
tg ちょ、ちょっと…そんな簡単に触らないでよ！
――こうして、赤面と笑いが入り混じる奇妙な学期が始まった。
偶然のくじが引いたペア。それが、二人の青春ドタバタラブの幕開けだったのだ
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コメント
4件
あとちぐっ！！ 楽しみ😊
あとちぐきたー この時を待っていた！
