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──『僕がこの王国の太陽となることが、レームスの本懐だ』
取り乱したラインハルト殿下の口から出た、「レームスの本懐」。
それが魔術師に近づく鍵だろう──というのが、ジークフリート殿下の見解だ。
「そもそもの話だが、レームスについては知っているか」
「はい。ロムル王国の建国者のひとりで、初代国王ですよね」
ロムル王国は、かつて遠い昔に存在した国だ。
たいへんな栄華を誇ったそうだが、私欲の先行したレームスの悪政により臣民はひどく虐げられ、城下では暴動が絶えなかったという。
レームスが偉業を成した英雄とも、悪辣無比の暴君とも評される所以だ。
その後、ロムル王国の隆盛が長く続くことはなく、次第に衰弱の一途を辿り──最終的にエデルブルク王国に、まるごと併合された。
事実上の収奪で、ロムル王国は葬り去られたのだ。
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