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#すち病み
空彩
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こんちは主です
はい、ちゃんと書きます
cp要素ない(つもりです解釈によってはあるかも)です
捏造がすごくあります
ただただ平和です
メンバーが夏祭り行くだけの話
れつご
桃視点
「お祭り行きたいっ!!」
いつもの会議終わり、パソコンのスピーカーからに急にこさめの声が響いた。
「急にどしたん…」
「だ・か・ら!みんなで浴衣着たりとかしてお祭り行きたいの!」
「夏祭りかぁ……」
「浴衣なら去年着ただろ、絵で」
「そうじゃなくて!てか浴衣なしでもいいからお祭り行こうよ〜!」
こう言い出したら大抵何を言ってもこさめは聞かない。どうしたものか……
「あ、でも近くにあるみたい、お祭り!」
「ほんと!?」
みことが言ったことに声越しでわかるほど目を輝かせて食いつくこさめ。これはもう止められないだろう。
「まぁでも……いいんじゃない?」
「俺も行きたい!」
俺もそういうのは好きだし、この六人で祭りに行くのは久しぶりなので行ってみたいと思う気持ちが強かった。問題はあの二人だ。
「いるまちゃんとひまちゃんは?」
「えー……外出たくねぇ、いるまは?」
「ん〜…俺は全然いいけど」
「え、ガチ?」
「おん」
「じゃあ俺も行く」
こういうとき一人になりたくないなっちゃんはやっぱり可愛いのだ。
「やった!決まりね!」
「集合いつにする〜?」
「五時とかでいいんじゃね?」
「場所どうしよか……」
「会場の最寄りでいいだろ」
こうしてすぐに予定が決まっていく。そのときこさめが口を開いた。
「こさ、みんなで行きたい!」
皆で行きたい、というのは最寄りとは別の駅で集まってそこから皆で行くということだ。もちろん俺は全然いいが他のメンバーはどうだろう。
「俺は全然ええよ!」
「おれもいいよぉ」
「俺も全然!」
さて、残るはいるなつだが、どう答えるだろうか。すると意外な答えが出てきた。
「俺も全然いいよ、いるまは?」
「いいよ、集合どこにする?」
「やったぁ!!」
「え〜、断ると思った」
「ひどくね??」
「まぁまぁ…」
とにかくこれで予定が決まり、メンバーそれぞれ通話から落ちていった。俺も落ちると、メンバーが楽しみにしている様子を思い出して、自然と笑顔が浮かんだ。
1週間後の4時50分、俺は集合場所の駅についていた。いつも10分前につく癖がまだ残っている。メンバーはまだ一人も来ておらず、しばらくベンチに座って待っていることにした。
そこから数分経つと、聞き覚えのある声が後ろから聞こえた。
「「らんらん!」」
「すち、みこと!」
すちとみことだった。
「ふたりとも一緒に来たの?」
「うん!たまたまそこで会ったんよ!」
「まだらんらんだけ?」
「うん、まだ俺だけ」
「そっかぁ、まぁまだ少し時間あるし待ってよっか」
しばらくすると向こうから元気な声が聞こえた。
「らんく〜ん!すっちー、みこちゃ〜ん!」
こさめだ。身バレのことを全く考えていない声量で名前を呼ぶ。こっちに走ってきて少し息切れた声で言った。
「ごめん!遅れたぁ!」
遅れたと言ってもまだ二分すぎ程度だ。こういうところは律儀だと、いつも思う。
「やっほぉ!こさめちゃん!」
「やっほー!」
「あといるなつ?」
「だね!」
あの二人、特にいるまは遅刻が多めである。早く来ないかと呟いているとき、すちとみことの後ろに誰かが立ったのが見えた。二人は気づかない。
「わっ!!」
「うわぁっ!!?」
「ほぇっ!?」
二人が驚いたように後ろを見るとそこにはなつが立っていた。
「ひまちゃん!?」
「もぅ、びっくりしたやん!!」
「悪い悪い、」
そう言いながらけらけら笑うなつを見てみことが更に怒る。
「みこちゃんの反応おもしろっ!」
「垂直に跳ねてたもんなw」
「らんらんとこさめちゃんまでぇ!」
「お前ら、なにしてん?」
「お、いるまやん」
ここでいるまがようやく駅についた。
「あ〜いるまくん12分遅刻ですぅ〜」
「12分は遅刻に入んねーよ」
「んなわけねぇだろ」
今日もやはり遅刻してきた。そしてふと時計を見ると電車の時間を思い出した。
「……あれ、電車何分だっけ」
「確か13分出、発……」
「……やばくね?」
「ちょ、急がんと!」
「いるまのせいだ!!」
「なんで俺!?」
そう言いながら改札を走り抜けてホームへ駆け下りる。駆け込み乗車はおやめください、というアナウンスが流れているが今だけは無視して電車に乗る。一番うしろにいたなつが電車に乗り込むと同時にドアが閉まった。
「ギリギリやったな……」
「つ、疲れたぁ……」
「体力なさすぎん?今から祭りだぞ?」
「てか俺等、目立つくね?」
電車には、今から祭りに行くであろう中高生や、浴衣を着た子供、その親が多かった。おかげで座れる場所はなく、少し移動したところで並んで立つことにした。
「何駅?」
「えっと……3駅かな」
「何食べよっかなぁ……」
そんな事を話している間に駅に着き、人混みの中をはぐれにようにしてなんとか駅から出た。
「着いたぁ〜!」
「うわ、なつかし……」
こさめとみことが特にはしゃぎまくっている。
「はぐれないようにねぇ〜」
「ママやん」
屋台はリンゴ飴や焼きそば、からあげなど色々ある。
「こさからあげ〜♪」
「俺たこ焼き食べたい!」
「あ、わたあめある!」
皆買いたい物を買いに行き、俺もわたあめを買うことにした。一口食べると口いっぱいに甘さが広がり、すぐに溶けてなくなる。これだけは無限に食べられるといつも思っている。
「おいし〜!」
「ねぇ見て、ラムネ!」
「うぉ、懐……」
「さっきからそれしか言わんやん…w」
皆が楽しんでいるようで良かった。そう思いながらわたあめを頬張っているとなつがこっちに来た。
「なぁ、見てみて!」
目を輝かしながら指さしたその先には、射的の屋台があった。よく見ると景品にはなつが大好きなアニメのフィギュアまである。
「あれ皆でやらねぇ!?」
「どれー?」
他のメンバーも集まってきて皆で射的をやることになった。一番最初はすちがやるらしい。
「この百発百中……Mr.うぉーたーめろんの参上だぜぃ……」
「ほぁ……かっこいい……?」
「なんだそれ」
「まぁまぁ…」
すちは構えると次々と弾を撃っていき、五発目でぬいぐるみ倒した。
「すっちーすごいぃ!」
「でしょぉ〜」
「お兄さんや、」
「ん、はい?」
すちがドヤ顔してるところに屋台の人が話しかけてきた。
「倒しても後ろに落ちなきゃだめだからねぇ、」
「……エッ……」
「はっ、顔ヤバwww」
「おもろすぎるww」
「あらら……」
「次こさやるぅ〜!」
がっくりしているすちの前にこさめが立つ。こさめは次々とチョコを倒してゲットしていった。
「すっちーにも一個上げるね!」
「ありがとぉ……」
「次俺で」
「俺もやる!」
なつといるまが挑戦し、なつは見事フィギュアを取った。うちのメンバー、射的の才能あるかもしれない。
「!!やったぁっ!」
「ぅえっ!なっちゃんすごい!」
「すごぉい!」
「まぁ、俺は本物を撃った男だからな」
一方くまのぬいぐるみをとれなかったいるまは、少ししゅんとしているように見えた。こういうところがいるまとなつの可愛いところである。ここは俺の出番では?とはいっても射的に自身があるわけではないが。
「俺も一回、いいですか?」
「はいよ」
あの茶色いくまのぬいぐるみを狙って撃つとまさかの奇跡が起き、くまのぬいぐるみが落ちた。
「え…嘘……」
「えっ、すごぉ!!」
「!」
「さすがらんらん!」
それを持って驚いてるいるまのところへ行く。
「ほら、これ欲しかったんじゃないの?」
「はぁ、?」
「ほぉらぁ〜??」
他のメンバーもニヤニヤしながらいるまを見ており、当の本人は必死に目を逸らしつつもちらちらこちらを見ている。
「……ありがとな」
いるまはぬいぐるみを受け取ったかと思うとすぐに顔を背けてしまった。
「いるまく〜ん??」
「かわちぃねぇ〜w」
「はぁ、お前らうるせぇ!///」
そのとき頭上で光と大きな音がした。見上げると花火が上がっていた。
「花火だぁ!」
「綺麗……」
「あっち綺麗に見える場所あるって!」
「行ってみるか」
「めっちゃ綺麗……!」
「あれハート型や!」
「……来れてよかったな」
「たまにはいいこと言うやん」
「おい、いつもだろ」
「……シクフォニももう四年かぁ…」
「長かったような短かったような……」
「こさ、シクフォニがこのメンバーでよかった!」
「なに、急にw」
こさめはいつも急にそういうことを言い出す。これだからグループでもメロ男と言われるんだろう。
「俺もよかった!」
「おれも、」
「お前らに出会えて、よかった」
「……俺も」
「お、なつくんデレですか??」
「うっせ……」
そう言ったなつの顔は少しだけ赤かったような気がする。
「んで、……リーダーは?」
「!」
……そんなの決まってる。答えなんて一つしかない。
「俺も、……この六人でよかった。最高のメンバーだよ」
「「「「「……ありがとな、らん」」」」」
「え、まって今日なんか素直じゃない?特にいるまとなつ!!」
「ねぇ雰囲気ぶち壊しー!」
「ていうかもう花火終わったし……」
「罰として今日の食事代全部らんの奢りな」
「は!?なんで!?」
「よっしゃぁ!好きなもん食おうぜ!」
「らんらんありがと!」
「ちょっとぉ!!?」
end
たまには平和も書きます
おつみず
コメント
1件
夏祭りのわちゃわちゃした空気がめちゃくちゃ伝わってきて、読んでるこっちまであったかくなりました☺️射的でくまを落としてあげるらんくん優しすぎ……!いるまちゃんが照れながら「ありがとな」って言うところ、めっちゃグッときました。花火の下で「この六人でよかった」って言葉もすごく響きました。最後の奢りオチに笑いましたwたまにはこういう平和もいいですね!