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熱い夜

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熱い夜

4 - 第4話

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2024年03月09日

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事件のあった日、目黒の家に帰ったのは明け方だった。

渡辺をベッドに寝かせ、塗り薬を交換してやる。


目黒ーごめんね、守ってあげられなくて。

渡辺ーめめ、骨折してるじゃないか。

目黒ーあんな男に触らせたくなかった。

渡辺ーごめん、俺が弱くて。


2人は静かに話している。

涙の滲んだ目をして目黒は渡辺の頭をそっと撫でる。

ベッドにもたれ掛かり目黒もうつらうつらしていた。

ドアベルが鳴る。

渡辺は眠っている。

静かに玄関を開けるとラウールが泣きそうな顔で立っていた。


目黒ーよくここまで入って来れたな。

ラウー管理人さんに開けてもらった。

目黒ー翔太くんが寝てるんだ。

ラウーここでいい。

目黒ーどうした?

ラウーこれ。 警察から戻ってきた。


時計やネックレスやピアス。


目黒ー捨ててくれ。

ラウーいいの?

目黒ー事件を思い出すからいらない。

ラウー分かった、処分するね。

目黒ーごめんな。

ラウー帰るね、お大事に。

目黒ーありがとう。


渡辺の肌は戻るだろうか?

あんな男に触らせたくなかった。

目黒の心からの言葉である。

自分の大事な人が嫌な思いをしている。

助けに行かなきゃと思っても、目黒の側には2人の男達。

鉄の棒を持っている。

悔しかった。

渡辺の上に覆い被さる男をぶん殴りたかった。


渡辺は今、目黒の家で生活している。

1人にさせたくないと目黒に言われて一緒にいる。

2週間ほど経ち、渡辺の撮影が終わった。

目黒はまだかかるそうだ。

2人は一緒のベッドで眠る。

仰向けで手を繋いでいる。

渡辺は過敏になってるし目黒はまだ完治してないし。

子供のようだねと2人で笑う。

目が覚めてしまった。

コーヒーでも飲もうとキッチンに向かう。

寝室から渡辺の声がする。

急いで行くと不安そうな顔をしてる。


目黒ーコーヒーでも飲もうと思って。

渡辺ー俺も欲しい。

目黒ー淹れてくる。

渡辺ーソファに行く。

目黒ー毛布持っておいでよ?

渡辺ー分かった。


マスクを外してコーヒーを飲む渡辺を目黒はじっと見た。


目黒ー翔太くん、顔が綺麗になってる。

渡辺ーん、痒くないんだ。

目黒ークリニックにも通ってたもんね。

渡辺ーん、特別な薬を作ってもらって塗ってるからな。

目黒ー身体は?

渡辺ー作ってもらった。

目黒ーじゃあ、だいぶ良くなったね。

渡辺ーガサガサがなくなった気がする。

目黒ーあんな無茶しないでね。

渡辺ー骨折はどうだ?

目黒ーくっつくのにまだかかるよ。

渡辺ー撮影大変だな。

目黒ー頑張ってる。 褒めて?

渡辺ー偉い偉い。

目黒ーふふふ。


数ヶ月経ち、目黒の骨もくっついて元通りになった。

渡辺の肌はそれより前に綺麗になっていた。

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