そこにいたのは、凛の兄である冴だった
こちらを振り返った冴は驚いた顔をした
そりゃそうだ
泣き顔の男がこっちを見て突っ立っているんだから
「お前、、、」
冴が近づいてくる
間近で見るとやっぱ凛と似てかっこいいなぁ
モテるんだろうなぁ
こんな思いしないんだろうなぁ
「うっ、、」
そんなことを思ってると泣き止んだはずがまた涙が出てきた
「!?」
まさか泣かれると思ってなかったのだろう
彼はまわりを見ると俺の手を掴んで歩き出した
「ちょっ、、」
反応なし
でも、もうどうでもいいや
俺は冴について行った
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