テラーノベル
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doubleZipper(1xazure)💚🗡️🪻
リメイク版
プリ小説の方でも投稿してる話です
<登場キャラ>
・1x1x1x1
・azure
____________
azure視点
なんか…あったかい
なんか…やわらかい
なんか…匂いが1xのような
そんなふわっとした感覚で目を覚ました瞬間、
僕の心臓は跳ねた
「……はっ……えっ……ええぇっ!?」
視界いっぱいに1xの胸
僕の手は自然に服を掴んで
脚も絡めてしまっている
こんな状態、完全に僕が抱きついている
「嘘でしょ…やだ…死ぬ…」
熱くなる頬と心臓の速さ、でも腕はほどけない
あったかくて、落ち着くから
離したくない
その時、低い声が頭の上から聞こえた
「おーい 起きろazure」
やばい、1xが起きてる
バレた…もう終わった
「……なに…朝…?」
精一杯寝起きのフリで答えるけど、たぶんバレてる
「……お前、俺に抱きついて寝てた」
瞬間、頬が赤く染まる
「はっ!? ち、ちげぇしっ!!そっちが寄ってきたんじゃ…!?」
頭が真っ白で、言い訳しか出ない
「完全にお前からだったけど?」
あ〜〜〜ムカつく、でも事実
視界が眩しくて顔は上げられないけど、多分僕、赤い
「…俺――いや、僕…そんなつもりじゃなかったんだ…」
(普段「俺」なのに、なんでこんな時だけ“僕”って口に出しちゃうんだろう…)
小さく呟いたその瞬間
1xがすぐに反応した
「…なにその“僕” かわいすぎ」
「うるっせぇぇぇぇっ!!」
布団に顔を埋めて、消えたい
でも、布団の中で耳がピクって反応した
自分でもわかる
次の瞬間、あったかい手がそっと僕の頭を撫でて
「まだ寝るなら ちゃんと布団かぶっとけよ」
「……わかってる…」
ぎゅっとした手はゆるめず
僕はまた1xの胸に顔を預けた
コメント
2件
1×アズの作品は初めて見たんですが、甘酸っぱい感じが可愛すぎて…思わずニコニコが止まりません。·͜· 初コメ失礼しました🙏