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まつむら 『はぁっ、』
『こんな病気にかかってんのに塾いけってなんだよ…』
『おかしいだろ…』
病院で”膵臓癌”と診断されて3週間。
僕は都会の大きな病院の方に引っ越していた。
『まぁ勉強しか取り柄ないし…しょうがないけどね…』
まつむら (ひぃっ、…)
(みんなの目線怖!!)
(むりむり抜け出したい…!)
先生 『おい!また遅刻かよ〜』
こうち 「すみませーん笑」
先生 笑い事でもないんだよ笑
先生 あ、あと松村さんは髙地の隣な~
まつむら 『こうち…』
こうち 「こんにちは!!俺髙地優吾!!」
先生 声でけぇよ
まつむら 『こんにちは…松村です』
こうち 「よろしくね~!」
この時、俺は髙地くんの笑顔が好きになったのだ。
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