虚 と 幻

俺が アイツと 初めて 出会ったのは 、

中学3年生 の 秋 _______

よくよく　考えれば あれは いわゆる

一目惚れ だったのだと 思う 。

---

その日は　進路希望調査の

提出日 だった 。　何も やりたいことが なかった　俺は 仕方なく 白紙 の まま 提出 することにした 。

勿論 それで 済むはずも なく、 放課後 担任に 職員室へ 呼び出された 。

🦇　「　失礼しま ー す 。」

👨‍🏫　「　お 、 来たか 。」

「 なんで 呼ばれたのかは 察しづいてるとは 思うが 、 、、」

センコー は 俺の 前に 1枚の 紙を 出した。

*思っていた通り、俺が 提出した* 白紙 の 進路希望調査 であった 。

🦇 「　あー 、

なんか あったっすねー　。」

👨‍🏫 「　簡単に で　いいんだ 。」

「　何に なりたいとか 、

何を してみたい とか 。」

*そんな もの* 当時 の 俺 に は なかった だろう。

🦇 「 えー めんど 。」

👨‍🏫 「 うちの 学年で 進路希望 きまってないのは お前だけみたいだぞ 。」

「 明日までに 書いて おきなさい。」

そういって センコーは 俺に プリントを 手渡した。 早く帰りたくて 仕方なかったため 俺は すぐ 昇降口 へと 向かった 。

---