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放課後。
みことは生徒会室の前で三回深呼吸していた。
(落ち着いて。これはただの面接)
ただの面接。
ただの。
ただの――
🌸「どうぞ」
中から聞こえる声。
LAN。
心臓が跳ねる。
👑「失礼します」
扉を開けると、生徒会室は思ったより静かだった。
書類の山。
夕方の光。
そして。
窓際に立つLAN。
🌸「来てくれてありがとう」
微笑む。
だめだ、心臓。
(落ち着け)
机には会計の先輩が一人だけ。
🌸「今年は応募少なくてさー」
軽い口調。
みことは小さく頷く。
🌸「では、簡単に志望動機を」
LANが椅子に座る。
距離、近い。
(近い)
👑「……学校の運営に関わってみたいと思って」
一瞬、本音を飲み込む。
でも、ちゃんと言う。
👑「文化祭のときの生徒会の仕事を見て、かっこいいなと思いました」
LANの目が、少し柔らかくなる。
🌸「そう」
👑「はい」
🌸「大変だよ?」
👑「覚悟してます」
少しだけ、目を合わせる。
逃げない。
LANが微笑む。
🌸「いい目だね」
その一言で、みことの脳が止まる。
(いい目????)
会計が咳払いする。
👑「ちなみに‥その、他の応募者は?」
LANが資料をめくる。
🌸「……いないね」
沈黙。
👑「え」
みことが小さく声を出す。
「いない」
会計が笑う。
?「人気ないんだよね〜書記」
聞いたことがある声が聞こえた気がして、会計の方を見ると
🍵「やっほ〜」
手を降ってるすっちーがいた
👑「‥え?」
🍵「え、あれ言ってなかったけ」
👑「たぶんこさめちゃんも知りませんよ‥」
🍵「まじか〜」
LANが少し考えてから言う。
🌸「じゃあ」
静かに。
🌸「決まり、かな」
みこと、フリーズ。
👑「……え?」
🌸「書記、よろしく」
柔らかい笑顔。
🌸「みこと」
名前を呼ばれる。
直接。
距離ゼロ。
心臓大暴走。
👑「は、はい!」
声裏返る。
すっちーが吹き出す。
🍵「初々しいなあ」
みことは顔が熱い。
LANが立ち上がる。
🌸「案内するね」
生徒会室の棚を指さす。
🌸「ここが議事録、ここが予算関連。書記は主に記録だけど、意見もちゃんと言っていい」
👑「意見、ですか」
🌸「もちろん。チームだから」
その言い方が、やさしい。
みことは思う。
(入ってよかった)
LANがふと、少し真面目な顔になる。
🌸「応募してくれて嬉しかった」
👑「……え」
🌸「正直、今年は難しいかなって思ってたから」
夕陽が差し込む。
その横顔が、ずるいくらい綺麗で。
🌸「来てくれてありがとう」
また、笑う。
だめだ。
これ。
完全に。
(好きだ)
胸がじんわり熱い。
尊敬じゃない。
憧れだけじゃない。
ちゃんと、好き。
👑「こちらこそ」
小さく言う。
👑「よろしくお願いします、会長」
LANは少しだけ目を細める。
🌸「会長じゃなくていいよ」
👑「え」
🌸「LANでいい」
世界、止まる。
👑「無理です」
即答。
LANが笑う。
🌸「じゃあ、慣れたらね」
距離が、少しだけ縮む。
まだ触れない。
でも確実に近づいている。
その後
🦈「決まった!!」
こさめが机を叩く。
🦈「みこちゃん書記!!」
👑「静かに」
🦈「LAN会長と同じ空間!!」
👑「もともと同じ学校」
こさめはにやにや。
🦈「で?」
👑「なに」
🦈「距離縮まった?」
みことは少し考えて。
👑「……名前で呼んでいいって言われた」
こさめ、三秒固まる。
🦈「え、なにそれもう恋イベント」
👑「違うと思う」
🦈「違わない」
みことは小さく笑う。
でも。
胸はちゃんと高鳴っている。
新しい役職。
新しい距離。
一方その頃。
【なつ:ダブルデート、あと三日な】
【なつ:逃げんなよ】
🍵「‥トリプルじゃないの、?」
すちのスマホがしばらく震えていた。
(多分なっちゃんの既読スルーしたからだなぁ‥)
あと、3日で期末が終わるぅぅ!
いやっふぅ
まだ終わってへんけど半分来たって思うとうれぴい
期末あとに推し先輩と遊ぶのだけを楽しみに生きている‥