はぁ、今日もいい天気
雲ひとつ無い青空が広がっている
風も心地よく吹いているし絶好のお出かけ日和といったところだろうか
そんな日にどうして学校に行かなければならないのだろう
って…本当は分かってるけど
本日は夏休み最初の日
学校の手伝いをやらされる羽目になった
私は学校に向かいながらふと考える
彼だって高校生だから、高校に通ってるに決まってるよね?
一緒の高校の人良いな〜羨ましいな〜
だって毎日糸師凛と会えるもん
「学校に行く理由、糸師凛を毎日この目で拝めるから。もっと言えばそれだけが楽しみで生きているようなものだし。」
なーんて一度でも良いから言ってみたいものよーー!!
(↑関わってはいけない人です)
〜♪~(着信音)誰からだろう、と思って見てみると画面には【先生】の文字
どうやら教室に来てほしいようだ
はいはい、わかりました ちゃんと行きますから
とりあえず早く来てほしいということなので、少し早歩きすることにした
そしてやっとの思いで校舎に入った
さて、教室に行きましょうかね
手伝いやだなーなんて思って教室に入った
教室に入った途端一気に状況が読めなくなった
先生の目の前で睨むように見てくる彼はあの、糸師凛だからだ
まさかの展開に私は動揺を隠せなかった
なぜ どうして なんでここに 本人
頭が混乱状態に陥る
声が裏返らないように必死で声を出す
「先生、手伝いってなんですか?」
先生は口を開く
「転校生がいらっしゃったので、学校案内してほしいの。」
わけがわからない
「、、それ学級委員に頼めば良かったのでは?」
「花壇の手入れのついでにやってもらえたら助かるので。」
それじゃ仕方ないと思いながら糸師凛に話しかける
一応挨拶をしておかなければと思ったからである
まあ、自己紹介的な感じ
すると、案外すんなり返してくれた
なんか意外
もっとツンとしてるかと思ったのだが普通だった
その後いろいろ校内を紹介し、こんな日が続けばいいな、と思っていた矢先に事件は起きた
それはもう突然と。糸師凛くんの口からとんでもない言葉が出てきたのだ
『お前、いつも試合に来てるだろ。』
一瞬何を言われたのか分からなかった
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