テラーノベル
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注意
・こちらはnmmnを取り扱った作品です。
・fwak要素が含まれます。苦手な方はお控えください。
・本文での伏字×
・とあるライバー様の名前をお借りしています。
akn「 」
fw『』
つー…と冷や汗が頰を伝っていく感覚が妙に気持ち悪い。
は、と短く切った息の音は笑ってしまうくらい掠れているが、流石にこの状況で笑いなんて出ないのは当たり前で。
目の前の明那は頰をほんのり赤く染め、恥ずかしそうにその特徴的な赤メッシュを指でクルクルと回す。
その行動や表情自体はめちゃくちゃに可愛いが、さっきの衝撃が強すぎて何も頭に入ってこない。
カフェの中央席、先程明那と普通に話していた時は耳障りだった人の話し声や、食器を運ぶ音も、まるで別世界に行ったかのように一瞬で無くなった。
…いや実際には今も鳴っているのだが。
俺の聞き間違えでなければ明那は今、
「好きな人が出来た」
って言ったよな????
いや、聞き間違えなんかではない。確実に明那は好きな人が出来たと、そう俺に告げたのだ。
珍しくカフェで話をしていた矢先、突然言われた衝撃の事実に開いた口が塞がらない。
明那の言葉が頭の中で反芻するが、 やっぱり出てくるのは「なんで」という三文字だけ。
だって、今まで明那に女性の影なんて一つもなかった。明那の一番近くに居た俺が言うんだから間違いない。
多少女性ライバーやスタッフと話すくらいのことはあったが、それが恋に発展していくかと言われればそうでも無さそうだったし。
そもそも明那本人があまり恋人関係になることを望まないような質なので、人を好きになること自体ないと思っていたのに。
急激に頭が冷えていく。冷や汗がダラダラと不快なほどに垂れてきた。
…何でそんなに動揺しているのかって?
そんなの決まってる。
俺が明那を好きだからだ。
友達なんて生ぬるいものじゃない。恋愛的な意味の、そういう「好き」。
こんな想いを抱き始めたのはもう随分と前だけど、その気持ちは一度も途切れることなく、なんならじくじくと俺の心を侵食している。
“明那の友達”として接してきた裏には、いつだって小さな灯火が燃えていて。
今だって諦めきれていない恋心に突然刺された事実に動揺するのも、どうか許して欲しい。
そんな言い訳を自分に言い聞かせて平静を装いながら、未だ顔を赤くしている明那に話しかけた。
『…明那に好きな人がおるとか知らんかったわ』
「…あー、えっと…最近自覚したから」
『、へー。そうなんや』
俺の方が、ずっと好きだったのに。
そんな思いが一瞬頭によぎる。
最近自覚したと言った明那の表情はどこか恥ずかしそうで、
如何にも恋をしているその顔に、ズキリと心の奥が痛む。
それと同時に、一番に俺に相談してくれたことが嬉しい気持ちもあって、何だかよくわからない。
明那は、俺の光だった。
いつだって笑顔で俺のそばにいてくれる彼の存在に、俺は何度救われたか。
明那は眩しくて、かっこよくて、それでいて可愛い。
俺の人生を、全てを変えてくれた人。
恋人になりたいなんて思わない。贅沢は言わない。
そもそも俺は、明那が俺の恋人になってくれるだなんて一ミリも思っていないのだから。
─────だけど、…。
だからと言って、明那が誰かのものになるなんて許せなかった。
俺のものにならないのなら、いっそ誰のものにもならないでくれ。
この思いが身勝手で我儘なことなんてとうに気づいている。 だがそんなことを言ったって嫌なものは嫌なのだ。
今明那には好きな相手がいる。その相手との恋を成就させないためには────。
明那の恋を全力で邪魔するしかないのである。
『あき───』
「それで俺、ふわっちに助言?、っていうか恋のアドバイス、してほしくて」
『え、』
唐突に切り出された明那の言葉に、思わず動きが止まる。
「ふ、ふわっちホストやからこういうのにも詳しいやろ?…だから、俺の片思いが上手くいくよう、手助けしてくれんかな、?」
無意識なのか上目遣いになっているその綺麗な瞳を見て、「んは」と笑いが漏れた。
まさか明那から言ってくれるなんて。 こんなに自分がホストで良かったと思ったことはない。
本人がそれを望んでくれたら都合が良い。
『……─────勿論やん!親友の恋なんて応援するに決まっとる!』
「… っえ、ほんと?ありがとう、ふわっち!まじ好き!」
笑顔で抱きついてくる明那が可愛いくて、 きっと俺が悪いことを考えてるなんて一ミリも考えてないんだろうななんて思う。
───明那に好きな相手が嫌がることをわざとアドバイスしてそれを実行させよう、なんて。
その無邪気な笑顔が涙で濡れるのは俺も嫌だけど、明那はずっと誰のものにもならないでな?
『俺も好きやで、───明那』
三枝明那
最近好きな人が出来た。
ホストである親友に恋愛相談をするが、それが逆効果だとは全く気付いていない。
不破湊
明那のことが好き。
どうしても明那の恋を邪魔したいがために今後色々やらかす人。
コメント
1件
既に大好きです…😭ありがとうございます…続き楽しみに待ってます!!✨️応援してますっ!🔥