虚空剣持
ライバーが死ぬ
グロ注意
剣持刀也「葛葉!」
葛葉「良かったぁ〜…生きてたんすね!」
剣持刀也「僕をなんだと思ってるんだよ」
葛葉「ただの高校生じゃないすか。まだガキだし」
剣持刀也「それは仕方ないよ。永遠に高校生やらないといけないんだ僕は」
不破湊「あ、もちさん」
剣持刀也「ふわっち!なんで電話出ないの!?!?」
不破湊「wwキレてるwスマホ壊れたんすよ」
不破湊「バケモンらから逃げてたらスマホ落としてそいつらにバキバキに踏まれたっす」
剣持刀也「だからかよ」
剣持刀也「あー…他のライバーは無事かな」
甲斐田晴「あーっと…今連絡取れるのはエクスアルビオさんとめちゃつえーの人達…シスタークレアさんやさんばかの皆さんですね」
剣持刀也「…あ、がっくんは?」
甲斐田晴「がっくん…連絡取れないですね」
剣持刀也「……」
ゴンッ!
剣持刀也「…は?」
音がしたのは窓の方
何かがぶつかった音
そこに目をやると
剣持刀也「嘘、だ…」
剣持刀也「がっくん…?」
何本ものナイフが身体中に刺さったガックンの変わり果てた姿があった
もう既に息絶えている様子だった
ここは3階。窓に張り付いたそれがズルズルと下がっていきゴシャッと音を立てて落ちた
空には異型?とか言うやつが僕をニヤニヤしながら見ている
葛葉「え、が、がっさん…?」
不破湊「あれなんや。あんなふうなライバーいないぞ」
甲斐田晴「多分動物?の異型が紛れてるんでしょう。それより」
剣持刀也「…」
甲斐田晴「…ぁ、剣持、さん。あの…」
僕は建物越しから異型に向かって手をかざす
甲斐田晴「え、な、なん」
不破湊「もちさんの手から黒い渦?が出てるで」
僕の手から出たソレは異型を一瞬で飲み込んだ
葛葉「…消えた?」
グシャッ
窓の外の空からかつて異型だったものの肉片が飛び散る
甲斐田晴「え」
剣持刀也「…」
葛葉「もちさん。あれは何を…?やったんですか?」
剣持刀也「虚空に還らせたんです」
甲斐田晴side
僕たちが話をしていたとき、突然窓に何かがぶつかる音がした
そこには剣持さんの相棒がいた
以前の姿とは変わり果てた姿で
僕は元々桜魔の研究をしていたりで仲間の訃報を耳にするのも少なくなかったが
「もちさん絶対トラウマになるだろうな…」
と若干他人事の様に様子を伺っていた
もちさんが黒くて大きい渦のようなものをだし
外の異型を一瞬で飲み込み潰してしまった
彼の以前「生意気な高校生」のような像はもうなく
例えるなら「教祖」という風格だった
葛葉が何をやったのか、と聞くと
剣持刀也「虚空に還らせたんです」
と少し微笑みながら言った
そ目にはꘜのマークが映っていて、それ以外のものは何もうつしていなかったんだ。
次回 ����編
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虚空お前!最高!