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<天からくれた1ヶ月間>
ここはどこ…真っ暗な世界の中俺は1人。周りには誰もいない。どこが地面でどこが天井かもわからない誰かが俺を呼んでる…?
急に真っ白な光が来て目が眩んだ。
気がつくとそこは見た事のある風景。
てくてく…
深澤)「え…涼太…?」
宮舘)「ふっ…か?」
深澤)「だよね!涼太っ!」ぎゅっ
宮舘)「…、」
深澤)「どこ行ってたのっ!俺…」
宮舘)「ごめんね…?」(本当のことなんて…)
深澤)「あれからすごいたったけどさ…俺ん家行く?」
宮舘)「…うん、」
深澤)「こっち!来てきて!」
宮舘)「相変わらず綺麗ね…」
深澤)「そう、?」
宮舘)「あ、いや、なにも…」
深澤)「とりあえずお風呂入ってきな?冷えたでしょ」
宮舘)「そうね、じゃあ借りま〜す」
ヽ(*・ω・)-o🚿
…どうしよう。真実を話すか話さないか。俺は実を言うと事故で死んだ。今見えてるのは神様に狐に化けさせられてそこから化けたもの。実体はないが俺の能力でなんとかできた。ずっとここにいたいが限りがある。それは
『1ヶ月間しか現世で暮らせない』
という意味があるからだ。最初に言われた。死んで天国に行ったとき、最初にね、
「貴方の行いはよかったが未練を残しすぎだ。好きなタイミングで1ヶ月間やる。”あの世”で未練…やり残したことやってこい」
「ただし、1ヶ月間たったらお前はここに戻ってくる。それ以上いると地縛霊となり永遠に戻って来れなくなり、成仏されなくなるからだ。」
だって。
俺だって…死にたくなかったよ…
今思ったってもう終わってること。
俺はお風呂を出てふっかのパーカーを借りる
いつもの香り…ふっかの匂いだった。
宮舘「パーカー…ありがとね。」
深澤「全然!見つけられてよかったよ!」
宮舘「…、ありがとね…」
真実を言うのは…まだ先だね
そこから俺らは一緒に暮らした。
俺が帰る家がなかったからね、俺はふっかと楽しく過ごした。
一つ楽しくないと言うのなら…
1ヶ月間しかこの世にいられない
という事を伝えれない。
月日か過ぎてこのり5日となったある夜
深澤「ねぇ…涼太…俺さ…」
宮舘「っ…、」
深澤「めちゃくちゃ幸せ…ずっとこうしてたいんだよね…」
宮舘「俺も…」
深澤「涼太さ…最近ぼーってしてること多いけど大丈夫?」
宮舘「あっ、うん。外の景色…脳に焼き付けとこうと思ってね、」
深澤「何言ってんの!わら ずっと見れるんだよ?この景色は」
宮舘「そう…だよね…、」
言われてみればぼーっとしてることが増えた。お互いに免許を持ってないから歩きで遠出したりゲーセンでシナモンとってもらったりと楽しかった毎日。
ふっかは料理が出来ないから俺がやってる。たまに手伝ってもらって教える。
何気ない日常でも俺にとっては毎日がシャッターチャンスだ。
そしてお別れの日。
俺はふっかをある場所に呼んだ。そこは
俺が事故死した事故現場だ。
深澤「ねぇ…どうしたの?急に呼び出して」
宮舘「ふっか…俺は1つ嘘をついた。挽回できない大きな嘘…」
深澤「え…嘘…?涼太がつくような嘘なんて…あるわk」
宮舘「俺はもう死んでる」
深澤「嘘…だろ、そっちが」
宮舘「嘘じゃない。」
そう話してるうちに俺の身体が狐に…徐々に透けていく
深澤「涼太…なんで言ってくれなかったの!」
宮舘「…ふっかの性格上言いづらかった…俺が悪いの」
深澤「…最期に言わして」
深澤「涼太…」
俺は涼太が好きだ
宮舘「ふっか…っ、、俺もっ…、」
ぎゅっ
深澤「ほんとに透けてる…っ、涼太らしくないよ、… 」
宮舘「ごめんっ…、」
深澤「なら俺も最後までお見送りするね」
宮舘「ありがとっ…」
ちゅっ
俺らは消えるギリギリまでキスをしお互いの愛を確かめあった。
俺が本当に消える前に言った。
宮舘「俺はふっかが年老いるまで出てこないからね…」
深澤「あぁ、約束だ。次会う時まで__」
ふっか…ありがとぅ…
俺は夕日に照らされて光るふっかを残し帰った。実体が消えても尚、こちらに手を振り続けるふっか。
そういうとこがずりぃんだよな…
宮舘「ほんと…罪な男ね…」
俺が”この世”に戻って何十年後、1人の男がやってきた。随分若い人だった。
俺は今、神様から任された仕事。
こちらに逝った人の仕分け作業
その男に告げる
宮舘「えっと…どういう経緯でこちらに」
「ふはっwわかってる癖に…」
随分と聞きなれた声。俺は顔を見てなかったので誰か分からなかった
宮舘「え…ふっか…?」
深澤「涼太さ…次会う時には現れるって言っただろ、俺を迎えに来てくれた人すごい素っ気なかったぞ」
あぁ、幼なじみか…あいつめ…w
宮舘「今はいいの…で、?経緯は?」
深澤「…涼太の言う通り十分生きたさ、ちゃんと」
宮舘「ほんとに…罪な男め…」
深澤「まぁな、」
宮舘「今日からずっと一緒だよ…もう離れたりしないからね…」
俺は専用のノートに記録しふっかと手を繋いだ。死んでるので手は冷たいがふっかの暖かみを感じながら目を閉じる。
俺ら2人は白い指輪をはめて天国へとあがった。
初めての死ネタなので下手です。
そんなボツ作品を最後まで見てくれた方には感謝でいっぱいです。
コメント
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一旦、泣く