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続き楽しみです!頑張って下さい!
多分そのお酒ウォッカだからフィンランドか、ロシアじゃないかな?
頑張ってくださいね!!
どうもこんにちは主です。
前回、今シリーズ初の2500いいね行きまして、
「ええ…?……やべええええ!!」
と舞い上がっておりました。
皆さん本当でありがとうございます!
さて、そろそろ始めようと思います。
⚠️注意事項⚠️
・話で出てくるある人がが不憫
・ファンタジー世界ではあるが異世界転生系では無いです
・今回は日本愛され要素薄め
・話の導入が下手、山無し落ち無しの単調進み
・この作品による、戦争賛美や特定の国、人への誹謗中傷などの意図は断じてありません。
上の注意事項は読みましたか?
では、どうぞ!
日本がパーティーに入った次の日…
ややあって、彼はある場所にあるコテージを手に入れていた。
(ここ…住んでも大丈夫なんですかね)
あれは、昼下がりのことだった。
今日は新メンバーとして挨拶をする予定だったのだが、やはり昨日の今日でメンバーが集められなかったのかまた後日という事になった。
最近で一番大事な用事が後日になった為、暇になってしまった。
そのためギルドにて、おじちゃん(ギルマスの呼び名)にお勧めの依頼を紹介してもらい、ある山へと向かっていた。
依頼の内容は、指定の薬草を袋いっぱいに持ってきてほしい。という内容だった。
その薬草には特徴があり、特定の山。尚且つ頂上でしか生えないのだ。
その山は、別に特別標高が高いわけでは無いが、少し斜面が急である。
🇯🇵「は”ぁ”…は”ぁ”……///」
🇯🇵「思ったより…はぁ……は、急…ですねぇ……」
少し熱いと思うくらいの日差しのもと、小一時間は歩き続けていた。
今は晩春であり、少し暖かい程度だと食って掛かっていたのだが…流石に長袖は悪手だったようだ。
五月上旬ならではの蒸し暑さと、体力切れによる疲労感で、今すぐにでも倒れたい。
そうやって満身創痍で歩を進めていると…
🇯🇵「ふっは、あ…やっと、ついたぁ…」
やっと頂上に着いたようで、周りには草原が広がっていた。
その中に混じる、紫がかった草。あれが依頼の薬草だ。
ただ、あの草には一つ注意点がある。
あの草には神経毒が含まれているのだ。
その神経毒は微弱なため、一度触れるだけでは問題はない。…が、もし何度も触れてしまった場合、又は経口摂取した場合は…
その場で倒れ、眩暈、強い頭痛等を起こし、最終的には死ぬ…そう言われている。通称殺人草。
滅多に見ない為、知名度は低いが、その草が生えている地域にはよく知られている代物だ。
と、こんな説明をしてはいるが、逆にその毒を取り除いてしまえば、品質がいい回復薬を作ることができる。
注意するのは素手で触れないこと。ただそれだけなのだ。
そうして、この草についての文献から得た知識を頭の中で繰り広げていた時…
??「…ぐ」
そんなか細い声が聞こえた気がした。
思わず声がした方に振り向くが…そこには誰もいなかった。
幽霊でもいるのか…?そんな僅かな恐怖を持ちながら、好奇心に抗えないのは人間の性だろうか。
ゆっくりと足を進めて行くと…そこには倒れている人が…
🇯🇵「えっ!?だ、大丈夫ですか!」
予想外の事態に、急いで駆け寄り声をかける。
🇯🇵(もしかして…草に長時間触れてた…!?)
🇯🇵「っ!すみません!ちょっとお体失礼します!」
最悪の結末を想像して、ゾッとした日本は、治療をするために手を握る。こういう時のために、解毒魔法と下等ヒール魔法を練習しておいたのが功を奏したみたいだ。
ただ、対象者の体の一部を触れなければいけないのは欠点と言えるかもだが。
手を握り、数分後…段々と顔色がよくなって来ていた。
これなら大丈夫だろうか…そう思い、再度声をかける。
🇯🇵「あの…大丈夫ですか?」
??「う…」
🇯🇵(反応した!)
やはり回復はきちんと出来ていたようで、顔を歪ませながらも声を漏らしている。
🇯🇵(後もうちょっとですかね…)
そう思っていた矢先…
??「ん…あ”?」
手をグイっと引っ張られ、彼に倒れる形になる。
🇯🇵「うわっぷ!」
??「…おい。」
変な言葉を発した自分にお構いなしで声をかけてくる。
というか、いつまでこの状況で居ればいいのだろうか…
彼の言葉を待っていると、急な眠気に襲われてきた。
というより…意識が飛ぶような感覚…
??「おまえ…た…」
🇯🇵(あ、やばい…これ、魔力切れだ。)
おじちゃんから教えてもらった”魔力”について。
どんな魔法も、必ず魔力を使う。
「魔力を使い切ると気絶するから気をつけろ」…と耳に胼胝ができるほど聞いたことなのに、すっかり忘れてしまっていたと日本は悔やむ。
後悔しても遅いのだと言うかのように薄れゆく意識の中、彼が何かを呟いた様だったが、生憎それは聞き取れなかった。
🇯🇵「…ん…?ここは…」
気が付くとそこは知らない天井で…
横には知らない男が……
ん?知らない男?
🇯🇵「ぎゃああああああ!?」
思わず絶叫した私だが、不可抗力なのだ。仕方ない。
その声に驚いたのか、手に持っていた酒のボトル?を落としそうになっていた。
その男はこちらを見ると、何か言いたげに口を開いてすぐ閉じた。
彼は口下手なのだろうか。
??「…やっと起きたか。」
そんな失礼なことを思ったが、ただビックリしただけみたいだ。
まるでずっと待っていたかの様な口ぶりに、不思議に思う。
そうして少し悩んだ後、思い出した。
この男は、あの時草原で倒れていた男だ。
🇯🇵「あっ!あの時の!」
🇯🇵「あの後…大丈夫でしたか?」
??「やっぱりお前か。」
🇯🇵「あ…すみません。何かしてしまいましたか?」
彼の口から出た言葉は何かを確信したような言葉で。
何か悪いことをしてしまったのでは…と考えてしまう。
ただ、それは杞憂に終わった様だ。
??「いや。そういうわけじゃない。」
??「俺が起きたら倒れていたから、…もしかしてお前がって思っただけだ。」
??「でも…合ってたみたいだな。」
そう言った彼は、先の真顔が噓だったかの様にふんわりと笑っていた。
思わず可愛いと思ったことは言わないでおこう。
そして恐らく、「もしかしてお前が…」は「お前が助けてくれたのかもと思った。」という意味だろう。
🇯🇵「まあ…毒回復はしましたね。」
🇯🇵「あ、後、あそこにはあまり行かない方がいいですよ…」
🇯🇵「神経毒を含む薬草があるので…」
??「ああ…ありがとう。」
彼はそういって酒瓶を煽った。
ボトルを見る感じ、度数がかなり高いお酒の様だ。
🇯🇵「あ、あの…」
彼がお酒を飲む間もこちらをじっと見ていたので、少し気まずく思い、声をかける。
??「どうした。」
🇯🇵「もしかして、あの後連れてきてくれたんですか?」
??「ああ。」
やはりそうだった様だ。
きっと彼も起きたてで状況理解が難しかっただろうに。
🇯🇵「それは申し訳ありませんでした…」
助けた相手に助けられるとはなんと情けないのだろう。
そんな状況にしてしまった申し訳なさから、彼に謝罪をする。
??「……そういえば、これ、お前の袋だろ?」
その後彼が押し黙ってしまった為、何かまずいことを言ってしまったかと思ったが、そのあとすぐに近くに置いてあった袋を渡してきた。
🇯🇵「これ…」
🇯🇵「持って来てくれたんですか!?」
??「ああ。依頼か何かだろう。」
まさか持ってきてくれていると思わず、いつ荷物を取りに行こうかと考えるところだった。
🇯🇵「何から何まで…すみません。」
そう言い終わるのが早いか、彼は急に手を掴んできた。
🇯🇵「なっ、なんですか?」
急な事に体がビクッとしてしまう。なぜ手を掴んできたのだろう。
??「…そういう時は感謝される方が嬉しい。」
彼の口から出た言葉は、私の想像よりずっと可愛らしいもので…
思わず笑ってしまった。
??「…んだよ。」
🇯🇵「いえ…すみません…まさかそう言われるとは思わず…ww」
🇯🇵「…そうですよね。ありがとうございます。」
??「!」
そう言って微笑むと、彼は目を見開いてそっぽを向いてしまった。
顔が少し赤いように見えるが、気のせいだろう。
🇯🇵「あ…後、ここってどこですかね?」
??「…あの山の麓にあったコテージだ。」
そう言った彼は未だにそっぽを向いていた。
微笑んだのは流石に不味かったのだろうか。
🇯🇵「てことは貴方の家ですか」
??「いや?…空き家だったぞ。」
🇯🇵「え…」
たとえ緊急だったとしても勝手に入っていいものなんだろうか…
??「立て看板に空き家ですって書いてたから間違いはない。」
🇯🇵「そうだったんですね…」
??「ああ…そういえば___」
プルルルル…
??「チッ…」
彼が何かを言いかけた時、不意に軽快な音が流れる。
その音は、よく聞きなれた電話の着信音だった。何かしらの連絡なのだろう。
だが、自分の発言が中断させられたからか、イライラした様子で懐から通信機器を取り出していた。
??「…もしもし」
[Haha…機嫌悪そうだなw]
??「黙れ」
[お~こわこわ…]
??「早く済ませろ。お前にやる時間はない。」
[へいへい…]
[今から集合だ。すぐ来い。]
??「は?忙しいんだが」
[サボりだろ?んじゃ、そういうことで~]
??「おいっ、…チッ、クソが」
暫く電話の主とやり取りをした後、一方的に切られたのか、通信機器を見てまた舌打ちをした。
ストレスがマッハなのか、通信機器を強く握りしめている。
そんなに力を籠めたら壊れるんじゃ___
バキッ!
予想は的中…気づいたら通信機器はバッキバキになっていた。
??「…あ、またやっちまった」
またってことは前科があるのだろう。シンプルに考えて素手で通信機器を破壊するのはおかしいことなのだが。
🇯🇵「あの…どうでしたか?」
??「ああ…わりぃ。」
??「あのクソ野郎が呼び出しやがった。」
電話で話している中、仲が悪いんだろうなというのはやり取りで分かったが、喧嘩するほど仲がいいどころではないみたいだ。
言葉の端々から敵意を感じる。
というか…
🇯🇵「それ、早く行かなきゃじゃないですか!?」
??「あいつ相手だったら別にいい。」
??「それよりも__」
🇯🇵「いえ!駄目ですよ!」
🇯🇵「早く向かってください!私もだいぶ回復したので!」
たとえ相手が犬猿の仲だったとしても、呼ばれたという事は何かしらがあるのだろう。
彼が何か言おうとしていたが、思わず遮ってしまった。大丈夫だっただろうか。
??「…わかった」
何とか納得してくれたようだ。すごく嫌そうな顔をしているが。
🇯🇵「ありがとうございます。またお礼はいたしますね。」
??「!じゃあまた会おう。」
🇯🇵「はい。気をつけて。」
そういうと、扉をガチャっと閉めた。
こうしているとまるで新婚の夫婦みたいだと思う。
🇯🇵(いや…何考えてるんですか。)
しょうもない自分の考えを薙ぎ払うように首をぶんぶんと振り、ふと自分の周りを見る。
🇯🇵「そういえばここ…空き家なんですよね…」
恐らく最近空き家になったのだろう。家の中は比較的綺麗で、家具もある程度揃えてあった。
🇯🇵(…ここ、空き家なら住んでも大丈夫なんですかね?)
なんて邪な思いが出てきてしまうが、案外いいかもしれない。
ここは山の麓で、周りには森が広がっていた。
外には本当に看板が立っており、空き家であることは事実みたいだった。
正直に言うと、ここは立地が悪い。きっと誰も来ることがないだろう。
そうしたら、私の最終目標である”スローライフを送りたい”もきっと叶うだろう。
これがさっきの話だ。
🇯🇵「あっ、やば…依頼忘れてました!」
暫く考え事に耽っていたためか、依頼のことをすっかり忘れていた。
自分の家になるかもしれない家を後にして、依頼を完遂するべく、急いでギルドへ向かっていった。
はい終わりです!
前回に引き続き遅れてしまって誠に申し訳ない!!!
でも今回は5000文字以上書いたんで許してほしいです。
そういえば日本さん達全く名乗らなかったですね。
??さんも話を何回も遮られて可哀そうに…
ま、次回こそパーティーメンバーを登場させます!
コメントで次回出ますとか言ってた気がするんですけど、マジですいませんでした!
もしよければ今回もいいねとコメントよろしくお願いします!
じゃ、そろそろ終わります。
それでは、また次回!
~今日の裏話~
①実は??さん名前について聞こうとしてました。また会うことがあったら日本さんに教えてあげて欲しいですね。
②例の薬草の草原でなぜ倒れてたか。サボって寝てました。それで毒が回ってました。危ないですね。
スクロールお疲れさまでした!