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おーでぃーしょーじょー⚠️
おうと
もう全部めんどくせぇ。
俺は日常的に色んなことに不安を感じる性格だった。
もし。
仕事に行く時にペンを落としていたら?
家に書類を忘れてきたら?
首領や姐さんがいなくなってしまったら?
もし__________
太宰が本当に居なくなってしまったら?
、
マフィア本部から移動の時、何度荷物を確認しているか分からない。
怖かった。
唯。
_もしもあの時任務遂行が出来なかったら。
大事なペンがないかもしれない。
会議に必要な書類があったかもしれない
出来なかったら、嫌われる理由になるかもしれない。
_もしもあの時選択を間違えたら。
俺の面倒を昔から見てくださった姐さんも、
首領だって。
思えば俺の周りにいるのは強い奴が沢山いた。
__もしも異能力が無かったら。
皆が強いから、。
じゃあ、もし、。
周りの大切な人が直ぐに死んでしまうような人だったら?
_もしもあの時受け入れてくれなかったら。
俺は生きて行けるのだろうか。
_もしも今太宰が追ってきていたら。
_もしも今の生活が崩れたら。
__________もしも
それが現実になったら?
中也「俺は、ッ、、一体どうすればいんだッ、。」
徐々に溜まっていたストレスが悲観な現実によって苦しく染まっていく。
中也「なんにも出来ねぇじゃねぇかよ、。」
考え事をしていたら視界が曲がった。
ODの症状である。
俺は考え事を一気に忘却した。
苦しかった。
それでも現実は変わってくれなかった。
俺が何を願おうと行動しない限りは変わらない。
変えたいなら動け。
考えろ。
従え。
そんな中でもこうするしか生きていけない。
俺はふわふわに包まれながら歩いた。
全ての重力を放出したかのような感覚。
食欲はねぇが、元々食べていたわけが無いもんだから、問題なかった。
自分でも何が言いたいのかよく分かっていない。
だが兎に角今は考え事などしたくない。
これ程楽しいのだ。
楽しむしかないだろう。
中也「ふはッ、。こんなに楽しいなんて、ッ」
どうして今更知ったんだろう。
もっと早く知りたかった。
そんな調子で袋から大量の薬を出してわくわくしていたら、現実に引き戻されるような音が鳴った。
ピンポーン
嫌な予感がした。
唯今は楽しくて考える余裕も無かったから、其の儘玄関へと向かった。
´ー` )ノ🚪ガチャ
太宰「はッ、はぁ、中也、」
太宰だった。
先程までのストレスは何処へ。太宰に会っても取り敢えず追い出すことしか考えなかった。
中也「なんだよ。いそがしいからはやくかえれ」
なんだか言葉に棘がない。
太宰「むり、ッ」
息を切らした儘の太宰が其の儘俺を押しのけ部屋に入っていく。
決心したかのように堂々と入る。
中也「、、ッ」
しまった。机の上には大量の薬。
見られたら確信される。
中也「おいだざい!」
走った。リビングへ。
壁にぶつかりながら向かったリビングには既に太宰が居た。
中也「おい、。かってにはいんなよ、。」
薬のせいで現実味がなく見られて焦るはずなのに落ち着いていた。
太宰「之は、なぁに?」
指さした先にあるのはテーブル。
の上に置いた大量の薬。
中也「きれたからかいだめしただけだわ。」
即座に考えた言い訳。我ながらにマシな嘘だろう。
太宰「嘘でしょう?」
真剣な目付きで見つめてくる。
中也「ンでんなこといえんだよ。」
太宰「買ったばかりなのにこの薬は全部無くなっているし、これも4分の1一寸は無くなっているよ?これはどういうこと?」
あー、。使ったやつか、。
中也「しごとようのけーすにいれただけだ。ぶかにもよくわたすんだよ。」
アイデアが沢山出てくれるお陰で良い嘘がつけた。
太宰「じゃあなんでそんなに楽しそうなの?」
、、???
太宰「なんでそんなに呂律がしっかり回ってないのさ。発音はできてても何時ものキレが出てないからわかりやすいよ。」
ああ、。流石だなぁ
中也「そうか。」
本来慌てるべき自体。
だが今はそれでも楽しく、気分が浮き、太宰のことなんてどうでもよかった。
中也「だからなんなんだよ。」
思った通りのことをいった。
言っただけ。
太宰「それがダメなんだよ。もしそれで正常に仕事が出来なくなったらどうするの?食事にまともにてをつけれなくなったらどうするの?」
中也「そこはもんだいねぇ。もともとすいみんなんてそこそことってねぇし、ごはんもたべてねぇからかわらねぇよ。」
太宰「じゃあ中也は其の儘仕事が出来なくなって森さんからの信頼を失ってもいいんだ?」
中也「__________。」
途端。
何かが切れる音がした。
しんらいが、うしなわれる、?
喉から這い出してくるような感覚に襲われる。
俺を飲み込んでいくように。
俺は膝から崩れ押して右手を地面についた。
左手は首元に当ててもがき苦しむ。
中也「あ、ッが、、」
必死に胃に入っていないはずの何かを出そうと胃液を吐き出す。
_おれがぼすからのしんらいをうしなう?
そんな事まで考えなかった。
いや、考えたくなかった。
唯一の現実逃避を遠ざける様なことはかんがえなくなかった。
しかしこれが現実。
中也「は、ッぉえッ、」
太宰が背中をさする。普段こんな事しねぇくせに。
さすって出てきそうな何かが悪化したように思えて仕方がなかった。
中也「ぐる”、ッし、」
太宰「そうだろうねぇ、あれだけ飲んだんだもの。苦しくないはずがないよ。」
太宰が呆れたとは言えないような声色で俺に話しかける。
無論俺の耳には入っても直ぐに抜けるわけだが。
ビチャ
薬を飲む為に飲んだ水が全部出てくる。
喉が引き締まるような痛みが来る。
苦しい。
__________また、飲まないと。