純愛です!!!!!!!(大事)
若干の戦争ネタ??戦後の話入ってます
アメリカ出てこない!!
日本は、常に貼り付けたような笑みを浮かべているような男だ。嫌なことがあっても、理不尽なことがあったとしても、ニコニコと効果音が付きそうな笑顔が崩れることは無い。
その姿を機械のようだと嘲笑する声も少なからずあったが、本人に関してはまるで気にしていないような素振りだった。
実際、貼り付けたような笑みだと笑われても、困ったように眉を下げて笑うことしか出来なかった。日本にとってこの笑みは貼り付けたものでもなんでもなかった。笑う門には福来ると言うだろう。辛いことがあったとしても、笑っていれば脳みそが勝手に幸せだと思い込んでくれるらしい、 そんな話を聞いたことがあった。ならば笑っている方がお得ではないか。私も幸せ、相手も幸せ。悪いことなしの一石二鳥、win-winである。このご自慢のアルカイックスマイルに文句を付けられるのが気に食わなかった。
「お前、なんでいつも仏頂面なの」
「…はぁ?」
「お前が笑ってるとこ見たいな〜」
戦後、アメリカの下で世話になることが決まり、
しばらく経った後に言われた言葉だった。
焼けただれ、全てが消え去ってしまった国土でも、時は傷を癒し、人々は復興に向けて動き出した。国破れて山河あり、とは尤もだと思った。焦土と化した大地には新たな命が芽吹き、春風が生き物達の声を運んだ。国民達は確かに明日に希望を抱き、1歩1歩踏み出していた。
それについていけなかったのはむしろ日本の方だった。長年抱いたこの憎悪を、今になってどうして変えられようか。こんな、最悪で、最低な敵に、どうして従わなければいけないか!そんな陰鬱な気持ちで過ごしていた自分を見かねたのか、空いた時間を見つけてはしょっちゅう声をかけてきていた。
「笑うことで脳みその……ナントカカントカが活性化されていいらしいぜ!」
「…そうなんですか」
「そそ。だから、笑っていればハッピーってこと。ほら、やってみー」
彼の笑顔にはどこか、有無を言わさない圧がある。彼の言うことに逆らって、機嫌を損ねるのも面倒だ。
「こ、こうですか」
言われた通りに笑みを浮かべて見たが、自分でも、引きつった顔をしているのだと分かった。
ああ、しまった。ずっと笑っていなかったせいで、私の笑みは随分不気味なものになっているだろう。
だがアメリカは私をみて吹き出し、おもむろに私の頬に手を伸ばしたかと思うと、そのまま横に引っ張ってきた
「笑うの下手くそかよ、はは、もっと表情筋動かせよぉ〜」
「いひゃいでふ…」
なんだか懐かしい夢を見た気がする。夢の断片を掴もうとしたが、ピピピ、という無機質な機械音によってかき消されてしまった。
洗面台にて、ふと顔を上げると、水に濡れる自分が微笑んでいた。なんとなく、両手で頬を引っ張ってみる。鏡越しの私が道化師のように空虚に見えた。はっ、として頬から手を離す。鏡の中の私は、今も微笑を湛えていた。鏡から目を逸らし、いつものスーツに腕を通す。機械のようだと罵られても、構わないと思った。今日も仮面を付けて、人畜無害を装うのだ。
「あのさぁ、日本。無理して笑わなくたっていいと思うよ?」
そう話しかけてきたのは、会議の後に帰り道でばったり出くわした韓国だった。昔のあれこれによってかなり恨まれていたが、最近はかなり関係が改善した(と思っている)隣国である。
「無理、とは?」
今朝見た自分の顔が頭をよぎった。戸惑いを悟られぬよう言葉を発したせいで、少し刺々しい声になってしまった。
「なんというか…」
「らしくないアルね」
「うわっどこから入ってきやがった中国!!」
どこからかニョッキリ生えてきた彼ーー中国も加わって私を貶してくる。
「そんなペラッペラの笑顔より、お堅ーい仏頂面の方が全然いいネ」
「まあ確かに…違和感しかないよな」
「えぇ〜…」
「美国のペテン気質が移ったアルか?」
「あぁ〜なるほどね、言われてみればアメリカに似てるよね、その笑い方」
「奴の名を出すなアル!!!!」
「言い出したのお前だろ中国!!!」
「はぁ…??」
私の笑い方が、アメリカさんに似ている?まさか、そんなはず、無い。多分…
(…あ)
今朝見た夢がフラッシュバックした。そうだ。
そういえば、あの時から私はこんな風に笑うようになった気がする。
笑い方を忘れた私に、それを教えてくれたのは、間違いなく彼だったのだ。
彼の顔を思い浮かべる。
あの人の笑顔には、不思議な力がある。あの人の笑顔の前だと、自分が酷く醜悪におぼえて、はち切れそうになったのと同時に、何度も救われてきた。
あの時、彼の願いを断っていたらどうなっていただろう。今になって考えてみると、あの人はそんなつまらないことを強制させるような人ではなかった。断ったところで、ああそうか、で終わるような話だった。
でも、あの人が残念がる姿を想像したら、なんだか胸がきゅっ、と痛くなった。
「えっと…」
私の頬を引っ張って笑う、彼の目元を思い出すと、たまらなく切ない気持ちになった。
「なんて、言うんでしょうか」
「すいません、変な話をしてしまって…」
ふと日本が顔を上げると、中国と韓国は頭を抱えて項垂れていた。
「え、どうしたんですか??体調がよろしくないのですか??」
「いや…違うアルよ…」
「うわぁ…まじか…」
「え、怖…」
「何が好きでこいつらのBL見なきゃなんないんだよ… 」
「何が???」
続く?
文章下手すぎる!!!!😭😭😭
うおおお情景描写ってどんなんや!!!!
キャラの動きが固いっていうか…どうすりゃいいんでしょう…朝読書でまともに読書をしていないせいでしょうか…()
あっ勉強の息抜きにちょくちょく開くので投稿頻度がゼロに等しくなると思いますが何卒…
閲覧ありがとうございました!!!
コメント
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全然動きが固いとは感じませんよ、むしろ滑らかに情景が浮かんできます…!(何様) 常にニコニコ笑ってるのに心の内はそこまで笑ってないの可愛すぎます💕💕 久しぶりに貴方様の小説が見れて感無量です✨