テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ドキッ?!心理部

一覧ページ

「ドキッ?!心理部」のメインビジュアル

ドキッ?!心理部

8 - 心理実験〜土曜日〜

2025年09月26日

シェアするシェアする
報告する

――土曜日の午後。部室に入ると、カーテンが閉ざされていて少し薄暗かった。


〇〇「……魔璃亜か」


窓際の席で静かに本を閉じる短い紫髪の少女。

氷のように冷たく見えるけど、どこか柔らかさも持つ。

それが――魔璃亜。


魔璃亜「来たのね。……今日はあなたと私、二人きり」


〇〇「……そうらしいな」


魔璃亜「テーマは“心の裏側を探る”だったかしら。……なら、あなたの弱さを聞きたいわ」


いきなりそんなことを言うのか。

けど、真っ直ぐな眼差しに見つめられて、視線を逸らせなかった。


〇〇「……弱さ、ね。俺は……人に頼るのが苦手だ。ずっと一人で抱え込んでしまう」


魔璃亜「……ふふ、正直ね」


彼女は微笑んだ。

その微笑みは、氷がほんの少し溶けたように優しかった。


魔璃亜「誰だって弱さを持っているもの。……でも、あなたのその素直さは強さでもある」


〇〇「……お前、意外と優しいな」


魔璃亜「意外、か。……まぁ、あなたにだけは見せてもいいかもしれない」


そう言って窓を少し開ける。

差し込んだ光が、彼女の横顔を幻想的に照らした。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

魔璃亜はとても不思議で、幻想的だった。

元魔王とは思えない美貌と優しさ、

惹かれるものがあった。

ドキッ?!心理部

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚