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今日も相変わらず監禁用具がついてて私は閉じ込められてる。
暗くて、寒くて、冷たくて、そんな部屋に独り
カウルは今出かけている。私は考え事をしている時にふとテーブルに目をやると鍵らしきものがあった。頑張れば届く距離。
手を伸ばしてる途中でカウルが帰ってきたら私はどうなるのだろう
この部屋にカウルは居ないのにまるで、居るように考えてしまう。
「 どうなってもいいや 」 私は頑張って手を伸ばす…
_チャリン
「…!! 」
落ちた…!あとは取るだけ…
…取れた!!あとは外すだけ、お願い、バレてませんように。
_ジャラ
取れた…逃げよう。
足の裏が冷たく、ジンジンする。
裸足のせいなのだろう、そこら辺に落ちていたゴミやガラスが
私の足に刺さり血だらけ。そんな私を周りの人は冷ややかな目で見る。
はぁ…はぁ..っ
家につい、た…
私は家にいたくない、前までそう思っていたのに今は家に着いた安心が強かった。
やっと、逃げれた。あの地獄から。
「…っ ステラ!!!」
_パシっ
「 どこにいたの!!!心配したじゃないっ!!」
「え…?」
私は耳を疑った。私を出来損ないと貶し私の身体に痣を作っていたお母さんが心配の言葉をかけるなんて…普通は嘘だと思うのだろう、だが私は安堵した。やっと普通の母親になったのかな?
「お母さん…心配してくれてありがとう。」
「明日から覚えておきなさいよ。明日から…ね」
お母さんの言葉は聞こえなかった。けどカウルは私の家を知らないしここまでは来れないだろう…もう終わりなんだね。
私は安心し床で寝る。カウルの家ではずっとベッドに居たから
床が痛く感じる