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えっと、この世界でのdzl社が何の会社か言い忘れてました。この世界ではdzl社は、何って明確に決まってるわけではないんですが、一応今の配信者のチャンネルの会社ではないつもりです。それと、ドズルさん以外は部長ではなく、その下くらいです。変更多くてすいません。 それでは。
bnSide
今日も出勤のためにいつも通り起きて、朝飯を軽く済ませ、スーツを着て、必要な物をリュックに入れて、誰もいない家の中に行ってきますと挨拶を一つして、家を出て、電車に揺られて、ビルについて、エレベーターに乗って、オフィスに入って、元気よく、「おはようございます!」と言って、ドズさんたちと軽く話をしていた。いつも通りだった。
朝、業務開始する直前だった。部長が前に立ち、全員がいることを確認して口を開いた。
部長「今日から皆と友に仕事をすることになった人がいる。入ってきていいよ。」
扉が開いて、人物が見えた瞬間、部署内にざわつきが広がった。
加須子「どぅもぉー。今日からここで働く五味 加須子でぇーす♡よろしくお願いしますぅ〜♡」
部長「加須子さんは社長の大切な娘さんだ。くれぐれも失礼のないように」
伸ばされた語尾、きつい化粧、露出の多いスーツ。全て好印象を持てない。だが、周りの声はそうではなかった。社長の娘。そう聞いたとき、周りの声色は一変した。黄色い声が大半になった。
ぼん「やりすぎだろ…」
ポロリと溢れてしまった言葉に気づいたのか、加須子だけが、一瞬こっちをギロリとにらんだ。が、隣からも聞こえてきた。
おらふくん「ぼくも正直あの人心配やな…」
めったに人のことを悪く言わないあのおらふくんが俺に耳打ちしてきた。後ろから付いてきていたおんりーたちも黙って頷いていて、一人ではないのかと、ひとまず安心した。
部長「今日は見てるだけでいいよ」
いつもの優しい部長。だが、その中では、もっと深い欲が覗いている気がした。
加須子「えぇー。それだとぉ、さすがにもうしわけないですからぁ、お茶でもいれますぅ。あ、でもぉ、まだぁ給湯室の場所知らないのでぇ、誰か教えてくれないかなぁ? 」
それを聞いて俺が私がと名乗り出る。 俺も三人も何もしなかったが。
加須子「じゃぁ、そこのぉ、ぼんじゅうるさん?に教えてもらうぅ」
手も挙げていないのに、なんならそっぽを向いて無視したはずなのにズンズンと近づいてきて、わざわざ指名してきた。吐き気がするくらいの香水の香りが近づいてくる。気持ち悪い。
ぼん「あ、あぁ、ついてきてくれ」
立ち上がった俺の背中に、周りからの妬みとかの黒い感情が混じった視線が刺さる。ここで断って後々面倒なことになっても嫌だっただけなのだが。
―給湯室―
ぼん「ここだよ。俺と君合わせてうちの部署は30人。もう戻るね。」
加須子「そうですか。ありがとうございますぅ。でもぉ、ちょっと手伝って欲しいですぅ。」
その後、わざわざ扉を閉じた。ガタンという重たい音がやけに静かな給湯室に響く。
加須子「あのぉ、コップとってくださぁい。」
わざわざ背伸びをしてアピールをしているのか、本当に届かないのか、わからないが、少し嫌悪感すら抱いた。
ぼん「あぁ。じゃあ、そのポットでお湯沸かしといてくれるか?」
加須子「はぁい。」
ニヤリと一瞬気持ち悪い笑みを浮かべた気がしたが、気にしないようにした。30個コップを並べ終わったとき、丁度、2つ並べられたポットから音がなった。沸いたようだ。
ぼん「あ、じゃあ、淹れちゃって。こっちで俺やっとくから」
加須子「はぁい。」
そして、暫くちょぽちょぽという注ぐ音だけが流れた。
加須子「あ、そういえばぁ、ぼんじゅうるさんって、好きな人とかいるんですかぁ?」
ぼん「いない。」
素っ気なく返した。それがトリガーだったのだろう。加須子は手に持っていたポットを振り回した。沸いたばかりの熱湯が部屋中にばらまかれた。俺の腕にかかり、加須子の手にもかする程度に当たった。中身がなくなったのか止んだ。熱湯の当たった腕の部分がじんじん痛んで真っ赤に腫れた。
ぼん「っ、なにs…」
加須子「きゃあああ」
俺が言いかけたときに、加須子の甲高い叫び声が給湯室の薄い壁を越えて、部署まで届いたのだろう。すぐに部署で業務をしていた全員が飛んできた。
MEN「ぼんさんっ」
モブ達「加須子ちゃんっ!」
部長「何があったんだ。」
加須子「このひとが、この人がぁ」
嘘泣きで瞳が潤んでいた。
モブ1「ゆっくりでいいよ。」
加須子「この人がぁ、いきなりぃ、加須子にお湯かけたのぉ、痛いよぉー!」
モブ2「はぁ?ぼんさん、見損ないましたよ!」
モブ3「今はひとまず火傷した場所を冷やそう」
おらふくん「ぼんさんっ、そんなことしたん?」
ぼん「いや、俺は、そんなこと、」
モブ3「黙れよ!加須子ちゃんが嘘つくわけねぇだろ!」
その時、後ろで黙って見ていたMENが静かに、座り込んだ俺に目線を合わせて口を開いた。
MEN「ぼんさん、腕、冷やしましょう。」
ぼん「う、うん。」
MEN「はぁ、お前らばかかよ?ぼんさんの方が怪我酷いじゃねぇか。そっちはどうせ自分も巻き添え食らったとか、そんなとこだろ、」
おらふくん「ほんまや、ごめんな、ぼんさん、」
モブ1「それならなんだぁ?加須子ちゃんが嘘ついたとでも言いたいってぇのか?」
MEN「ああ。そうだよ。」
モブ3「どうせ自爆だろ。」
部長「ごほん。」
部長の咳払いで部屋の中が静まった。
部長「ひとまず、2人とも傷の手当てをしろ。話はそれからだ。」
さっきから一言も話していないおんりーが部屋の隅で小さく舌打ちをした気がした。
ー部長室ー
部長「まずは加須子さん、」
加須子「ポットをそれぞれ持ってお湯を注いでたらいきなりお尻を触られそうになって、それでっとっさにっ」
ぼん(おい、それ。さっきと変わってんじゃねぇか。)
部長「次、ぼんじゅうるくん。」
ぼん「あ、はい。さっき、それぞれお湯を注いでました。そしたら、いきなり好きな人がいるかと聞かれて、いないと言ったらいきなりお湯をかけられて、」
部長「そうか……ぼんじゅうるくん、君には失望したよ。そんなことをするようなタイプではないと思っていたが、処遇は後ほど通達する。もう今日は帰ってくれ」
ぼん「え?」
部長まで敵だったのか。絶望の淵で声が漏れた。
部長「当たり前だろう?この時代に、しかも加須子さんにセクハラ未遂。」
ぼん「っ…」
言い返したかった。でも、無駄な気がした。
―部署―
MEN「ぼんさん、どうなりました?」
ぼん「…ごめん。ひとまず今日は家に帰れって、」
おんりー「はぁ?おかしいだろ。」
モブ1「おかしいのはそっちだよ。因果応報だ。話聞いてたけど、今どきそんなんセクハラ。それでまだ通報されてないだけ感謝しろよ。」
おんりー「はあ?それってどういう」
ぼん「いいよ。おんりー。」
おんりー「…」
周りからの視線を感じながら、俺はビルをあとにした。
ひとまずここで終わりです!よし。一話で書けたぜ!またぼちぼち投稿してきます。それではさようなら〜。
コメント
4件
加須子って人許さん( #`꒳´ ) 続き頼みにしてますm(_ _)m
うわ、読んだ直後から胸が苦しいです…。無実の罪を着せられるって、あんなに理不尽なことあるんですね。ぼんさんの「いない」って一言が全部の引き金になったのが悔しくて。しかも周りが加須子の立場を信じきっちゃう空気、すごくもどかしかったです。でもMENさんがちゃんと事実を言ったときは少し救われました。続き、どうなっちゃうんでしょう…。