コメント
2件
(:з=|ニュッ ありがとうございます〜
最高です!
(主の声)津波警報、注意報出てるとこだいじょぶそ?
私のとこはないからいいけど…
避難指示出てるとこは避難してね!!
ま、続き!!今回長いよ!!
前回言ったタイトルと違うけどごめん()
話中に「大西」「桜木」「山田」という人物が出てきますが、私が考えた架空のキャラです。
OKの人はGO!
朝。いつも通り白い天井が見えるはずだけど…。
「え、ここどこ…?」
薄い水色の天井。
頭がぼうっとしている。
……夢か。
僕はベッドから起き上がった。
シースルーのドアをくぐり、リビングに出る。
目の前には、知らない女の人と、男の人。
「あ、おはようおらふ!」
おらふ?
あ、僕のことか。
「おはよう」
いいな、お母さんとお父さんいるんだ。
「朝ごはん、冷めないうちに食べて」
「うん」
バターをぬったトーストに、塩をふった焼き鮭。緑野菜のサラダ、コーンスープ、ヨーグルト。沢山のご飯が並ぶ。
そして、皆で食べ始める。
2人の喋り声を聞き、鮭を口に運びながら思う。
__懐かしいな。
いい夢。現実でもこんなだったらいいのに。
食事が終わり、歯磨きをしに洗面所に行く。
いくら夢の中といったって、歯磨きしないとやだし。
「・・・・・・!!」
鏡の中に映っていた僕__いや、おらふって…!!
白銀の髪。澄んだ青い目。間違いない、昨日のあの子だ……!
なんで、夢の中に!?
え、僕そんなに意識してたのかな。
……いや、ないない。
「おらふ、早くしないとそろそろ学校遅れるぞ!」
リビングから、お父さんの声が聞こえた。
「はーい!」
支度をして、
「行ってきます!」
ドアを閉めた時。
……あ。
「学校って、どこ……?」
やばい、やばいやばい!!
大急ぎで階段を駆け上がる。
「おい!お前、大遅刻だぞ!!」
まずい、学校1怖い大西先生に見つかった…!
「ごめんなさーい!!」
「あ、ちょお前待てや!!」
待ちません!!夢の中で怒られるなんて、嫌ですから!
「で?遅刻の原因は?」
「え、えっと、寝坊しました」
「もう高校生なんだから自覚を持て!」
「はい、ごめんなさい」
皆に大笑いされながら席に着く。うう、屈辱…なんでこんな夢見ないといけないんだよ〜…。
「では、これから昼休憩!」
結局、学校に着いたのはお昼前。学校までの道が分からないから、スマホのGoogleマップを見ながら何とか来たけど。
自分の靴箱の場所分からないし、クラスも分からなかったし、もう散々。学生手帳の写真の、爽やかに笑っている雪山おらふを恨めしく思いながら睨む。
「『で?遅刻の原因は?』」
「『え、えっと、寝坊しました』」
そう言って僕の目の前にいる2人は笑う。
「そんなに笑わなくてもいいじゃん!」
心底腹立つ、と僕は2人を睨む。
「そんなに怒んなってw」
「言い訳、小学生の時と変わってないしww」
だって、『道が分かりませんでした』なんて言えるわけないもん、仕方ないじゃん。
お昼休み、僕は桜木、山田という人物と校庭のベンチでお弁当を食べている。
なんでも、この2人は雪山おらふの小学生時代からの親友らしい。
設定多すぎない?この夢。
「お前、もうちょっとしっかりしてなかった?w」
淡いピンク色の目を光らせながら面白そうに桜木が言う。
「余計なお世話!!」
僕はそう答える。
すると、山田がサラサラの薄紫の髪をなびかせて言う。
「昨日のあの話、しようぜ!」
え?
「昨日のって、何?」
「ほら、2年の先輩のは・な・し!」
2年?昨日?…もしかして。
「それって、2年生代表の人で、メガネしてた人の話?」
まさかと思いながら聞いてみる。
「そうだよ!『絶対、メガネとったら女子より可愛くね?』って話」
「ッ!?」
飲んでいたお茶を吹き出しそうになる。
な、なんてこと話してたんだこいつら……。
「お前と目があったんだって?」
…………。
「そんときめっちゃ真っ赤になってたよな、あの先輩」
もう、恥!恥!!大恥!!
最っ悪だぁ…。
「へ、へぇ…」
「なんで昨日ノリノリで話してたのにテンション下がってんだ?」
『だって、本人だもん。』なんて、言えるわけなーい!!
はあ、変な夢…。
「何ため息着いてんだ?」
「なんでも!」
そう言って僕はガツガツとご飯を食べる。
「何怒ってんだ、あいつ」「さあ?」と2人の声が聞こえた。
放課後、僕は2人と一緒に教室でだべっていた。
「で、あの先輩が……、」
…はっきりいって、この話題変えたいんだけど。
バタバタバタッ。
…なんか、廊下が騒がしい。
そう思った時、引き戸が開いた。
「失礼しますッ!」
メガネをした2年生……え、僕じゃん!!
「お、噂をすれば!」
噂をすればじゃないよ!なんで、僕まで出てくるの!?ややこしすぎる、この夢。
「あ、桜木、山田!」
目の前の『僕』はそう言った。
「え?なんで先輩、名前知ってんすか?」
…山田、それ敬語になってないけど。
「俺は、『俺』に用があるんよ」
「は?」
山田がそう言ったのを無視して、『僕』がこっちに近づいて来た。
「俺の中に入ってんの、おんりーでしょ?」
は?
後ろで桜木と山田が「はあ?」「哲学の話でもしてんのか?」と話している。
『僕』が少し声を荒らげた。
「だ、か、ら!俺はおらふ!そっちは、おんりーやろ!?」
!?
確かに、僕はおんりーだけど。
…てことは、入れ替わってる?「……変な夢だなぁ」
そう僕は呟いた。だけど、
「え、なんやって?」
『僕』には聞こえてたらしい。
「今、『夢』って言った?」
「…うん」
渋々僕は頷く。
「何言ってんの!?夢じゃない!現実!」
「「「……はあ?」」」
後ろにいた桜木、山田と声が重なる。
……現実?いや、違う違う。
入れ替わるなんて、漫画とか映画以外で聞いたことないし。
「夢じゃないって思うんなら、試してみろや」
試す?
恐る恐るほっぺをつねってみる。
「痛っ!?」
すると、『僕』は満足そうに言う。
「そうやろ?夢じゃない!現実や!!」
「「はあ?」」
また後ろで声があがる。
けど、僕は今度は言わなかった。頭が、霧が晴れるように冴えてくる。
現実、入れ替わり…。
「それって、かなり、まずいんじゃ…」
当たり前やろ、と言いたげに「僕」の中のおらふくんが頷いた。
あい!ここまでで2650文字!おっつかれ〜
津波だいじょぶ?火山えぐい(°д° )))))
絶対避難指示出てるとこは避難してよ?安全って思わないで!まじで!
じゃ、ばいばーい!