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それからというもの、俺と真琴は、自分たちの教室、1年4組に入っていった。
俺達が入っている学校は、女子生徒が男子生徒より、少し多くクラスに6対4の割合だった。
だから隣や周りは大体女子。
机だって一軍女子の近くだったらとられている。
俺は周りに女子が少ない場所の席だったので、あまり周りが騒がしくなく、静かな感じだった。
今日は五時限目に、体育だったので、体操服に着替え、教室をでて、体育館へ向かった。
今日は高校生になって初めての体育で体力想定をした。
シャトルラン
ソフトボール投げ
反復横跳び
握力測定
など、様々な種目をやらなければならなかった。
今日はその中でも俺が苦手なシャトルラン。
真琴は、運動もできるので、難なくこなし、みんなが脱落していくところで、ペースを上げていた。
いよいよ真琴も脱落して、真琴とペアだった俺は真琴にシャトルランの回数を伝え、水筒とタオルを渡した。
タオルで首の汗を拭き、髪をあげる仕草。そのときに見える男らしい少し大きな手、すらっとした輪郭が物凄く、
と思った。それが声に出てしまったのか真琴はびっくりして耳まで真っ赤になった顔を腕で少し隠してしゃがんで上目づかいで、
『恥ずかしい、///』
と言った。それがどうしようもなく可愛くて愛らしかった。
真琴は、次は君の番だろう!と急かしてきたので俺は急ぎながらスタートラインにたった。
それと同時に始まるいやな合図、
「3,2,1,スタート」
一気に気が重くなり、足が痛くなった気がしてくる。なっていないが。俺の結果は75回。男子で2番目に遅い。真琴の半分くらいの回数だった。
それでも真琴は馬鹿にせず、お疲れ様!と、俺に駆け寄ってくれて、優しい笑顔で
『頑張ったね。』
と言ってくれた。
こんな所が本当に