テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
【TETTA side】
ドキドキ…
沈黙の時間が流れる中
頭の中で必死に整理する
勘違いするなって思う俺と
いやでも
俺だけって…
それってもう…
と期待する俺
ここは直接聞くしかない!
覚悟を決めて
「れ、…い…」
玲の方を向くと
「……まじか」
スヤスヤと眠る玲の姿
「玲?」
「……」
俺の手を握ったまま離さないし
「帰れねぇじゃん笑」
どうしたもんかな…
明日は午後からだし
リハ後で俺も眠い
ソファーで寝る?
チラッと玲を見る
…隣いっていいかな
だって
「…傍にいてって言ったの、そっちだからな?」
繋いだ手はそのまま
起こさないようにそっと
玲の横に寝転がる
「…綺麗な顔」
目の前にある無防備な顔に手を伸ばす
役作りで随分痩せてしまい
昔みたいな触り心地はないけど
それでも玲のほっぺたは気持ちいい
親指で唇をなぞると
「…ん」
小さな声が漏れる
そのまま顔を近付けようとして
ハッと我にかえる
「…あ、ぶな」
キス…する所だった
やばい…抑えろ俺
これじゃあいつらに言われたまんまじゃん
襲いたくなる気持ちを必死に押し殺して
玲に背中を向けてギュっと目を瞑った
気付けば眠りについていた