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ある夢の中、、、
「お前みたいなヤンキーが歌い手になれるわけねぇだろ、、、」
「しょうもない夢なんて持つなよ、、、」
どこかの中学生がある少年に毒突いている。
少年は、震え上がった声で言った。
「べ、別にヤンキーが歌い手に憧れったっていいじゃんか、、」
少年は、涙目になっていて、今でも泣きそうだった。
そんな少年に、少年の両親が言う。
「うるさい!お前はずっと生まれた時から俺達ヤクザなんだよ!!!」
「あなたの将来は、ヤクザって決まってるの!だからもう、歌い手になりたいなんて言わないで!!」
少年は泣いてしまった。
自分は歌い手になってはいけないと言うあまりの辛さに、、、
気がつけば、周囲から両親や中学生達は消えていて、、、、
一人で泣いていた、、、、一人静かな夢の中で、、、、
「ハッ」
少年は目が覚める。
大粒の涙が頬をつたっていて、自分の枕は、涙でびしょ濡れだった。
「ハァハァ、、、、、また、、、あの悪夢か、、、、」
少年は呆れた口調で言う。
そして少年は、ベッドから起き、リビングへ向かった。
「タッタッタッタッタ」
リビングに着き、挨拶をする。
「おはようございます」
少年が丁寧に挨拶した相手は
「あら、おはよう」ニコッ
笑顔が可愛いお母さんだった。
そんな笑顔が可愛いお母さんを見て、少年は思った。
(お母さんってヤクザのくせに、いっつもニコニコだよな、、、、)
そう思いながら、次に挨拶をする
「おはようございます」
少し嫌な口調で、
少年が次に挨拶した相手は、
「、、、、、、、ああ」
お父さんだった。
少年は、お父さんが嫌いである。
なぜなら、自分を構ってくれない、笑顔を見たことがない、いつも仕事ばかり、だからだ。
だが、お父さんも少年のことは嫌いだ
「、、、、、、、仕事行ってくる」
そう言って、仕事に行こうとするお父さんを見ながら、少年は思う。
(お父さんってヤクザだけど、真面目で仕事めちゃくちゃ好きだよな、、、、)
そう思っていたら、お父さんは玄関のドアノブに手をかけていた。
そして少年は言う。
「いってらっしゃい」
ガチャ
お父さんが外に出た瞬間、少年はガッツポーズをした。
(やったーお父さん居なくなったーーー)
そんな姿をお母さんは見て、笑っていた。
「www」
素敵な笑みを浮かべて。