テラーノベル
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第2話:午前3時のベランダ息苦しさに耐えかねて、ベッドから這い出した。
素足のままベランダへ出る。冷たい夜風が首筋を撫でて、思わず身震いをした。街は静まり返っていて、遠くの幹線道路を走る車の音だけが、低い地鳴りのように響いている。
手すりに手をかけ、下を見下ろす。
ここから飛び降りたら、この苦しい思考は全部止まるのだろうか。明日を迎える恐怖も、自分を責め続ける声も、全部消えてくれるのだろうか。
「……何やってんだろ」
口から出たのは溜息だった。本当に死にたいのか、それとも『こんなに苦しい状態から逃げ出したい』だけなのか、自分でももう分からない。
ただ、今の自分には生きていくためのエネルギーが1ミリも残っていなかった。頑張れなんて言われたくないし、前を向けなんて絶対に無理だ。自分はただ、静かに傷ついて、静かに疲れてしまっただけなのだから。
夜風に当たりながら、ただぼんやりと暗闇を見つめていた。
コメント
1件
うわあ…第2話、めっちゃ重い…でもすごく引き込まれたよ😢 深夜のベランダ、冷たい風と沈黙の中であの“飛び降りたら楽になるのかな”って思考、すごくリアルで胸がぎゅってなった…。 「頑張れって言われたくない」「静かに疲れた」っていう心情、わかる気がして泣きそうになった。 主人公の心の隙間をそっと覗いたみたいな、繊細で美しい描写だった…!続き、どうなるんだろう…💭