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ラフ•メイカー という曲を参考に作らせていただきます!
紫×赫 (🎼さん)
薔薇表現◯ 涙表現◯
赫視点
俺は顔を涙で濡らしていた。
その時、ノックの音が転がった
涙でぐしゃぐしゃになった俺の顔は
誰にも会えない顔なのに
赫『もうなんだよ…どちら様?』
紫『俺はいるまって言う。まぁ名乗るほど大した名じゃねぇけど…』
紫『周りからは ラフ•メイカー って呼ばれてる。』
勿論扉など開けない。
紫『お前に笑顔を持ってきた。寒いから入れてくれねぇか?』
ラフ•メイカー?
赫『冗談じゃねぇっ…!』
赫『そんなモン呼んだ覚えはない…』
構わず消えてくれ。
そこに居られたら泣けないだろ…?
涙で濡れた 大洪水の部屋に、
ノックの音が飛び込んだ。
赫『…あの野郎、まだ居やがったのかよ…』
赫『…消えてくれ』
って言ったろう。
紫『そんな言葉を言われたのは生まれて初めてだよ。』
紫『あ~…非常に悲しくなってきた…』
紫『どうしよ~…泣きそう。』
ラフ•メイカー?冗談じゃねぇ…!
アンタが泣いてちゃ仕様がない。
赫『…泣きてぇのは…俺の方だわ…』
こんなモン呼んだ覚えもねぇのに。
2人分の泣き声が遠く響いた。
何時間泣いたのかわからない。
ドアを挟んで背中合わせの状態で
しゃっくり混じりの泣き声が聞こえる。
膝を抱えてドア越しの背中合わせ。
お互いすっかり疲れた泣き声だ。
赫『…今でもしっかり俺を笑わせるつもりかよ…』
ラフ•メイカーとはそういうものか。
紫『それだけが生き甲斐なんだ…』
紫『お前を笑わせるまで…俺は帰れねぇ。』
今ではアンタ、いるまを部屋に入れてもいい。
そう思ったが、困ったことにドアが開かない
溜まった涙の水圧のせい、だろうか?
赫『…そっちのドアを押せ、鍵なら既に開けたから。』
返事はない。
ただの沈黙の空間のようだ。
赫『ウンとかスンとか言ってくれ…?』
それでも返事は返ってこない。
赫『…どうしたっ?…おい、まさか』
ラフ•メイカー?
赫『冗談じゃねぇよぉ…っ!泣』
今までも泣いていたのに、余計に涙が溢れ出す。
赫『今更ぁ…俺1人置いてくなぁ…っ!泣』
構わず消えやがったんだ。
信じたのに。
なぜだ?なぜ、裏切られた…??
赫『笑わせてくれるんじゃねぇのぉ…?泣』
ラフ•メイカー?冗談じゃねぇっ!!
その時、 パリンッ…と鳴る
逆側の窓の割れる音。
鉄パイプを持って泣き顔で
紫『お前に笑顔を持ってきた…!』
家に入り、俺の側まで来るといるまは鏡を俺に突きつける。
紫『お前の泣き顔…笑えるぞ?笑』
呆れたが、なるほど。
赫『ふはっ…笑』
笑えた。