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走れメロスの外伝を書きました。(創作なので真に受けないでください)
真っ青な空。緑広がる草原。メロスとセリヌンティウスは。そこで優雅にのびのびとしていた。
「セリヌンティウス、そういえば私を疑ったと言っていたがそんなこと思っていたのに最後まで信じてくれたのだ?」
「あぁ、それはな、、、」
セリヌンティウスは空を見上げる。
走れメロス外伝part1
(メロスとセリヌンティウスの出会い)
シクラスの町の遠く離れた場所。ミンガスという町のメロス。彼は、村の一般農民の間で生まれた。彼の優しい性格は、生まれつきであった。3歳くらいのことか。その時には両親の手伝いをしてた。メロスには、5歳差の妹がいた。名は、セイナ。彼女が生まれる前に、家を建て替えることにした。その時にセリヌンティウスに出会ったのだ。
「この石を運べばいいのですか?」
心優しいメロスは、自分の半分のもの凄く重い石を見て建築士の親分らしき人に言う。親分はキョトンとした後、メロスに笑顔を見せた。親分はメロスの頭をなでる。
「坊やえらいな。けど、これは俺たちの仕事だ。坊やはお客さんなんだから、ゆっくりしていいよ。
あそこの石が積まれているとこに俺の息子、セリヌンティウスがいる。そいつと遊んでくれ。人見知りだから仲良くできるか知らんがな!」
そう告げられた後、親分は豪快に笑いメロスが言っていた石を軽々と運んだ。
メロスは、親分が言っていた石の積まれているところに行くと、少年がいた。メロスは少年に話しかけた。
「貴方が建築士さんの息子。セリヌンティウスさんですか?私は、メロスといいます。」
一礼すると、セリヌンティウスも返してくれた。しかし、彼は、なにも話さない。メロスは一瞬むっとしたが、親分のいったことを思い出した。
『人見知りだから仲良くできるか知らんがな!』
メロスは、何も言わずセリヌンティウスの横に座った。彼はびっくりしたが、息を整える。
「セリヌンティウス。自然が好き。あと、、、」
そのあとはメロスには聞き取れなかったが、共通点がある。それは、自然が好きということだ。
「わかります!四季折々の匂いを感じるのが好きなですよ!」
メロスの言ったことでセリヌンティウスがパぁっと明るくなるのが分かった。それからどれくらい話したものか。もう日が沈むころまで話続けていた。それから、メロスとセリヌンティウスは、同じ村に住んでいることも分かり、毎日のようにしゃべって、遊んだ。
ある日、セリヌンティウスは遊び道具を持ってきた。
親分が作ってくれたらしい。二人は、竹馬で遊んでみた。が。初めてで慣れていないせいか、転んで泥んこになった。二人はお互いの顔を見て笑いあい、使えるようになるまでまで挑戦した。
八日、日をまたいだころか。メロスたちは、まだ子供なのか子供の中での大将がいた。そいつは、凄く手荒く村の子供の遊ぶものはすべて支配していた。その時に、セリヌンティウスの竹馬も奪われたのだ。
それを聞いたメロスは、激怒した。メロスは、絶対に奪い返すと宣言し大将のところに行った。
「返しなさい!親が息子をどれだけ思って作ったのか知らないのか!」
メロスの迫力にたじろいだ大将だが、諦めなかった。大将は、メロスを殴ってしまった。重い一撃だったが、メロスは立ち続ける。セリヌンティウスに誓ったからだ。竹馬を奪い返す。と。メロスの目は大将には睨んでる風に見えた。
「なんなんだよこいつ。」
大将は、殴り続けた。メロスは諦めない。
ついに降参したのか大将は、セリヌンティウスの竹馬を返した。
「セリヌンティウス!返してもらったぞ!」
ニコニコして帰ってくるメロスだが、その姿は子供にとって残酷だった。
メロスの姿は。服はぼろぼろに破け、全身から血が滝のように流れていた。セリヌンティウスはおいおいと声を放って泣いた。
「すまんよメロス。」
と、何回も何回もいった。
メロスは、セリヌンティウスの頭をなで、
「大丈夫だ。」
と、呟いた。
「それはな。メロスが助けるという声が聞こえていたからだよ。」
「そうなのか!?」
メロスはひどく赤面した。