吸血鬼の君と人間の僕

第三話

注意書きは第一話をご覧下さい。

ガチャッ

水「ただいま〜」

青「おかえりー！♪」

水「ちゃんと留守番できた？」

青「子供じゃないんやで？ちゃんとできたもん！」

水「ん、えらいえらい」よしよし

青「…えへへっ♪」

水「ご飯作るから待っててね」

青「はーい！」

水「できたよ〜」

青「わぁっ！✨これなんて言うの？」

水「これは麻婆豆腐って言うの」

青「へぇ〜✨」

青「ねね、はやく食べよっ！！」

水「わかった笑」

水「はい、じゃあおてて合わせて」

青  パチンッ

水「いただきます」

青「いただきまーす！」

青  あむっ

水「どう？」

青「おいひ〜♪」( “´༥`“  )

水「よかった♪」

青「水って料理作れるからさ、モテへんの？」

水「……その話題はやめよっか」←人生で彼女０人

青「？はーい」

青「はいっ！今日の吸血ターイム！」

水「そんな楽しそうにやらないでくれる？僕は痛いんだよ？」

青「ごめんなぁ、だって美味いんやもん」

青「はやくはやく！」

水「どーぞ」

青「わーい♪」カプッ

青「ｼﾞｭﾙｯ…ｶﾞﾌﾞｯ…ｶﾞﾌﾞｯ…」

水「い”だｯ…？！」

水「ちょっ…噛みすぎ…！！」

青「…」ガブッ

水「ゔぁ”ｯ…！？」

青「ﾁﾞｭﾙｯ…ｼﾞｭﾙｯ…」

水「ねぇｯ…いたいｯ…！！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

青「…その顔…そそるわぁ♪」

水「ｯ！？」

青「ほらもっと吸わせて？♡」

水「いやっ…やめてよ…！！」

青「もっと吸って、水を殺して、強くなるんや♡」

水「…え…？」

水「ころ…す…？」

青「！」

青「ウチ…今……」

青「水…？」

水「ヒッ…こ、来ないで！！来ないでよ！！」

水「どういうこと？死ぬほど吸わないっていうのは嘘だったの？」

水「本当は僕、殺されるの…？」

青「水ｯ……！」

水「出てって」

青「え…」

水「もういや。出てってよ」

水「せっかく少し仲良くなれたと思ったのに…一緒に過ごしてもいいなって…思えたのに…！！」

水「もう僕は寝る。今日中に出てって！」

水  バタンッ

青「……」

青「仲良く…か…」

青「……いろいろ約束を破っちゃった……」

青「ホンマに殺されるのは…ウチかもな…」

青「……聞こえますか？」

ボス「あぁ。それでどうだ？」

青「…任務失敗です。申し訳ございません」

ボス「……失敗とは珍しいな」

ボス「今まで失敗したことがないと言うのに」

青「暴走してしまい、気づいたら…」

ボス「そうか。ただ、どうしてもターゲットを殺さないといけない」

青「そんなに重要なのですか？」

ボス「そうだ。だから問答無用で吸え」

ボス「寝ているところを狙ったら確実に仕留められる」

ボス「期待、しているぞ？ 」

青「……はい、わかりました 」プツッ

青「…もう寝たかな……」