気がつくと、いつも目で追っていた。
席が隣なだけ。ずっとそう思っても、少し違う感情が心にあった。
「耳郎ー!」いつもと同じ明るい声。
「何?」
「今度さ、新しく出来たこの店行かない?」
(よく皆いる前で言えんな…)
「いいよ」「よっしゃ」
なんでこんなに元気なんだろ。いつも、元気を貰えてる気がする。
学校からの道にて
「へぇー今日も疲れたね~」葉隠と芦戸は言う。
「いえ、まだたまだ!今日は少し早く授業が終わったので予習日よりですわ!」
(ヤオモモは偉いなーてかヤオモモ超元気)
「今日はのんびりしたらどうかしら?」梅雨ちゃんの意見に皆が頷き、同意した。
寮の玄関前に、上鳴と…金髪ロングヘアーの女の子,,,あ、後輩の子か。
「ねえねえ見てあれ上鳴、告白ぅ?」少し笑いながら芦戸が言った。「あ、あの子後輩の子やない?」麗日も言う。
「ね、上鳴くん、好きな人とかいるの?!」
「うん」
「へー今度教えてね!」
あー好きな人か。
後輩の子が帰ったタイミングで女子全員で寮に入った。
「ひぇー」やっぱり救助演習とかは疲れる。
「耳郎さん、お疲れですね、これ飲みますか?」
「いい香り~。いいの?んじゃ頂く」
香りが鼻の奥まで広がり、凄く気持ちよくなった
「ありがと、めっちゃ効くねこれ」
「ふふっ」
ヤオモモはにっこり笑っていた
「耳郎さんの顔、疲れが取れた顔ですわ、嬉しいです♪」
あー疲れた。
それからウチはすぐ寝てしまった。
「んじゃ誰よ!」
「うーん」
誰かの声がする。芦戸かな?
「好きな人かー」
多分上鳴の声だ。恋バナでもしてんのか。
「楽器超できて、かっこよくて、笑顔が可愛い子!」
「「「え」」」
それって…
うわ、視線を感じる
「分かった!耳ro……シーィ!寝てるから!」
(ん?んん?楽器?え、は?いや、うちなわけない…でしょ…)
コメント
4件
てか、この物語最高よ!?
うぇーいやほ!ノベル描きやすいよねん!w