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「もふく~ん」
「ぁ、じゃっぴ!」
軽いノリで俺の名前を呼ぶその声にいつも救われてる、
なんて、そんなことがあるのなら俺は今日もこんな顔を貼り付けていないだろう
「、大丈夫?」
やめて、そんな目で見ないで
「え?何w俺なんか変?」
「、、ううん、これから動画撮るから準備よろしくね~」
「はぁい」
「、、、、、」
パタンとシンとした空気に音だけが響く
『消えたい』なんて思わない
『生きたい』とも思わない
「よし、、、、」
また暗い部屋でヘッドフォンをしてブルーライトが光る画面に目を向ける
目が悪くなる、なんてわかり切っていたんだ。
この役立たずの身体は俺がどう使おうがもうどうでもいい
〈聞こえるー?〉
〈聞こえるよ~〉
〈やるかぁ〉
「おっけー」
いつものように動画を撮って編集して、、
変わらない毎日に俺は何を期待すればいいんだろうか
「終わったぁ、、、」
〈お疲れ様~〉
〈じゃあまたね~〉
「ばいばい」
、、いいな、ってメンバーに嫉妬して、何がしたいのかわからない
「、、、」
コンコン、ドアから聞こえてくるノック音に俺は「どうぞ~」といつも通り明るく答える
偽善者
「もふく~ん、、聞いてやぁ、、」
「たっつん?」
少し訛った関西弁が耳を打つ
「アンチコメント見てもうた、、慰めてや、、」
フラフラと近づいてくるたっつんの頭を撫でる
「だいじょーぶだいじょーぶ、でもアンチの人だって俺らの動画見てくれてるってことじゃん、?」
「うぅ、、せやな、、、?」
「見てくれてるだけでいいじゃん、?コメントもしてくれてるってことでしょ?」
「それだけでも嬉しくない?w」
こんな事言ってるけど、本当はそんなこと思ってない
「w、もふくんはポジティブやなぁ、wあんがと、元気出たわw」
「wよかったw」
偽善者
これで一体何が変わるのか、日に日に思う
馬鹿馬鹿しいから、こんな自分が、
カラフルピーチのもふは俺の被り物だから、
誰も俺の中のもふを見てくれない
偽善者
頭の中を生え釣り回る悪魔の言葉
「もふくん」
「もふくん」
「もふくん」
「もふくん」
「もふくん」
「もふくん」
「もふくん」
「もふくん」
「もふくん」
「もふくん」
「もふくん」
五月蠅い五月蠅い、何も知らないくせに
俺のことなんて俺しかわからない
なんで、、なんでなんで、、
どうして、、みんな俺を見てくれないの、、?
もう、、わからないから、、、
ごめんなさい
俺はもう強くないのかもしれない、、
みんなを励まして上げられる俺じゃないのかもしれない
みんなのこと大好きだから、
大好きだったから
だから
もっと
好きになれるように
ありがとう
さようなら
「えっと、、からぴちから、、お知らせがあります、」
(何々?
(もふくんいない?
(あれ?
「からぴちは暫く活動休止します」
(それってもふくん関係ですか?
「詳しいことは言えないんですけど、もふくんが関係しています」
(そっか、、
(ゆっくり休んでください!
(何時でも待ってます!
「ありがとうございます、、じゃあ、、」
「、、、、、ハァ、、」
「大丈夫、、ですか、?」
「うん、、」
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「、、、、、」
「、、、クスッ」
「おーい紫音~」
「んぁ?はぁい!」
ごめんねみんな
大好きだよ