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「お宝の場所はわかったの?」
ぐっすり眠り
気持ちのいい朝日を浴び
私は不服ながらその場にいたヒソカに聞いた
「うん。
陰獣の1人をフェイタン流の拷問でね♤」
「手応えがなくてイラついてたけど」
気の毒だなあ
フェイタンの拷問はとても悪趣味だ。
見たくもない
前世何をしてしまったのか考えるぐらい
とてもグロテスクで残酷だ
「お兄ちゃん。夜のまで暇だから合流したい」
同じくヨークシンにいる兄にメールを打つ
「ゴンたちかい?」
「そうだよ。
だからトランプは付き合えないよ」
「それは残念だ♢」
トランプを
かっこよく右手から左手へ
手品師らしく移動させ残念 そうに
こちらを見てくる
「私行くからまたね」
「鎖野郎」
「どうする気なのかい?」
鎖野郎
ヒソカはきっとずる賢いから
クラピカだということを
知っている上の発言だろう。
「どうもしないよ」
「私は別に小バエには興味無いの」
旅団に恨みを持ち
復讐しようとする輩は千といる。
兄の知り合いだからと言って
小バエに変わりない
「小バエ、ねぇ」
「君は小バエと蚊の区別はしないのかい ? 」
「ハエは生ゴミに集るだけかもしれない」
「それと 比べて
蚊は人を 1番殺している生物だ」
「なにが言いたいの?」
不穏な事を言う
ヒソカに少しイラつきを覚える。
クラピカごときに旅団を倒せる
そう言いたいのか。
それはとても私にとって屈辱だった。
「別に深い意味はないよ」
「楽しんで♧」
そう何かを企んでいるような顔で手を振る
この顔は通常通りらしいが
とてもじゃないが頭に残ってしまう
私は昨日行った宿に向かう
ヒソカと言いあっている内に
兄から返事が来ていた
「調子はどう?」
ドアを開けレオリオの後ろ姿が見え声を掛ける
「このまま真っ当な方法じゃ、
たまんないだろうなあ」
その言葉に少しゴンは
引かかっているようだった
「いらっしゃい!」
昨日と同じ位置で
また競売を始める
さっきの会話で
レオリオはモグラを捕まえるかなんか
言っていた。
どういうことなんだろうか
そう思っていると
大男と比較的小男のイカつい男たちが
やってきた
「やっていきますか?!」
レオリオがそう声を掛ける。
が戦う気では無いらしい
何かにゴンをスカウトしているようだ
面白そうと思いみんなでその男について行く
着いた地下はリングがあり
男たちがお金をかけているのか
皆白熱している
ゴンが出場をスタッフに許可された瞬間
色白男がリングに立ち競売は終了という
皆、状況が理解できないのか野次が飛ぶ
どうやら条件競売が始まるみたいだ
プリントが配られる。
ここに記載されている
8人が今回のターゲットらしい
男はかくれんぼと曖昧な表現をしているが
賞金首とそう変わらない
賞金は一人20億
全員で160億だ
「アルアどうした?」
兄から明らかに様子がおかしかったのか
声をかけられる
仕方ない。
このプリントにはいつ撮られたか
分からないがマチの後ろで爆睡していた
私が映っていた。
幸いローブのおかげで体格しか写っていない。
旅団に賞金
マフィアはお手上げだったのかな。
周りを見渡し
バレていないことを確認する。
いきなり仲間と自分自身が
競売にかけられると
ここまで動揺してしまうのかと思う。
「来たよ」
「アルア来てくれたんだね。
情報集め手伝って欲しくて」
「任せて」
私はシャルに
情報集めの手伝いで呼ばれていた。
「あ、ウボー抜け出せてたんだね」
「おう!
今シャルに調べさせて復讐しに行くところだ」
その言葉でヒソカの言葉を思い出す。
不気味なことを言うから不安になってしまう
「待って、私も行く」
ウボーのことだから
1人でやりたがる事も分かっていたけど
私は言いざるを得なかった。
「いや、大丈夫だ。手は出すな」
「俺一人でやってくる」
かっこいい表情をみても
私は心配を拭いきれなかった
「でも、心配だからさ」
「手は出さない。そばで見てるだけだから」
そんな私をみてウボーは頭を搔く
「アルア ,俺らはお前が親指をしゃぶっていそうな時から一緒にいる」
「そして今、
俺のことを心配してくれるまで成長した」
「その間で
俺はお前に心配されるような事したか?」
「出会ってからずっと俺は強いだろ?」
「だから大丈夫だ!」
とてもでかく思い手の平が頭に乗る。
その重さは私を安心させるには十分だった。
ウボーは出会った時からデカかったし、
ずっと強い
「なんでそこまで
1人にこだわるのかわかんないけど」
「さっさと終わらせてきてね」
「おう!任せろ!」
復讐相手はきっとクラピカだろう。
でも私にとっては小バエだ。
兄の知り合いだったとしても
旅団に邪魔になるものは消す
ウボーは窓から飛び降り
風が吹く
風を感じながらパソコンを開く
クラピカ 緋の目 クルタ族
そのワードが頭に浮かび
妙に気になってしまう
一応調べてみようかな。