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焦る?なんだろ🤔 続き楽しみです!

ショウタは何か狙いがあって、あえて阿部ちゃんに近づいているんだろうな・・・焦らせる⁉️とは😱

焦らせる? ショウタと翔太の境目は?
「ただいま〜」
鍵を開けて中に入ると、宮舘が鬼の形相で待っていた
「ショウタ、お前だろ…」
「一体何?何の事?」
「お前、翔太のフリして阿部の事誘ったな…」
「失礼な!阿部ちゃんの方から言ってきたの!」
疑いに眼差しで睨まれて…不服そうな顔をする
「だったら何で、俺に連絡しなかった…」
「何で涼太に言う必要があるの?ご飯行くのは、俺と阿部ちゃん…。涼太にだって、行って来るって言っただろ?」
「アレは【言った】の内には入らない!あの時…俺が、あそこに居なかったら…あのまま何も言わずに、行くつもりだっただろう」
「そんな事ないよ!」
「絶対そうだ!」
お互い譲らぬ言い合いに…
「そうだ!阿部ちゃんに連絡しないと…」
ショウタは、ポケットからスマホを取り出し…打ち始める
「お前、阿部とやけに親しげだけど…。何かあったんじゃ、ないだろうな…?」
「さあね…ご想像にお任せします…。あっ、返信もう来た。阿部ちゃん早〜い」
嬉しそうにスマホを見つめ、やり取りを続ける…
「良いから、お前はこっち向け!いつまで翔太に成り変わるつもりだ!昼から、ずっと変わってたとすると…翔太の意識は何処にある?」
宮舘はショウタからスマホを取り上げ、そう言った
「翔太なら、身体の中眠ってる。俺が、起きない様に細工したから…」
「細工?」
「だから早くスマホ返して!もうすぐ細工が解けて、翔太が起きちゃう!それまでに、阿部ちゃんとのやり取り終わらせないと…」
そう言ったショウタは、宮舘の手からスマホを奪い返して
寝室へ逃げ…鍵を掛けた
「こうでもしないと、涼太…焦らないでしょ…」
そうポツリと漏らしたショウタは、再びスマホに視線を落とした
第一章
【完】