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【注意事項】
①こちらはirxsのnmmn作品です nmmnを理解している方のみお読みください
②この作品には、以下の要素が含まれますので自衛等お願いします
・青桃青
・死ネタ
・零番.街パロ
③他SNSなど、齋-nari-の作品を公 に出すことは絶対にしないでください
④コメント欄ではご本人様の名前を出さず、伏字の使用をお願いいたします
桃視点のみ。
今さっき貰った袋を机に投げ捨てる。
中からPTPシートが飛び出し、その量が先月よりも増えたことを主張してくる。
零番街。
それは、どこにも属さない俺らだけの街。
自治や規則なんてものは一切存在しない、実力だけがものを言う場所だ。
一部を除いて。
この場所を作った俺自身はいつも頂点にいた。
どれだけ下の奴らが入れ替わろうが、下克上が起きようが、俺とその隣に並ぶ右腕だけは変わらなかった。
裏社会と言えど、普段は一応一般人。
もちろん零番街も表の顔はある。
茶や料理、簪なんかを売る店など一応の形を保ちながら他と牽制しているのだ。
昼間は表の監視も鋭く誰一人と顔を出さないため、今のうちにと病院に足を向けたのが仇となった。
「っは、……嫌になっただけやん、」
悪化していると言われなくても薬の量で分かるわ、と目の前で悪態をつくような気分で吐き捨てる。
もう数ヶ月前からこのデスクは薬で天板が見えないほどに散らばっている。
あれから仕事もあまり上手くいかなくて、頭の回転率も下がっただろうと自覚している。
現場に赴くまでは良かったけれど、そこから何も動けずに半殺しにされかけたこともあった。
身内から「今日は帰りな?」「僕らに任せといて!」なんて言われることも増えており、罪悪感と自己嫌悪で肺が満たされる感覚ばかりを味わっていた。
そんな日は決まって住んでいるアパートの203号室の前で無意識に立ち止まってしまう。
このボロアパートは二階建て6部屋の小さな建物で、住人は皆俺が特に信頼する5人の精鋭たち。
立ち止まる度、誰かが俺の手を引いて自室まで連れていってくれる。
どうして何度も部屋を間違えてしまうのだろう。
それすら上手く答えが出せない状況だった。
「明日、は…ペアの仕事…」
ペア。いつも俺と俺の右腕であるまろが一緒に行っている。
まろは真面目で努力家で。いつもは仲間と楽しそうにけらけら笑っているただの酒飲みだけど、ちゃんと表の仕事もこなすし裏だって涼しい顔して淡々と仕事をする。
敵の口から俺の名が出ると一段と冷めた目をして、相手を心底鬱陶しそうに蔑んだ目で見つめる。それだけ俺を大事にしてくれる、数少ない仲間の一人。
まろのこと、仕事のことを考えるとどうしても頭がズキズキと痛む。
それを自覚しながら、薬の山を掻き分けて目当ての物を水とともに喉へ流し込んだ。
「ないこ、行ける?」
脳内のまろの声と目の前にいる長髪の彼の声が重なる。
現実と幻聴の境目がぼやけて彷徨いそうになるのをあにきの手が現実へと引き戻してくれた。
まろとあにきはよく似ていて。
背丈こそ違うが、歌い方や性格、声質なんかもちょっと似てる。
何よりも、しゃがんで俺を見上げるその目が一番似ていた。
「…大丈夫。行こ、あにきっ」
彼の服の袖をきゅっと握って、またいつもの俺を演じる。今日こそちゃんと仕事をこなさないと、そろそら頂点の座を奪われそうだ。
任務終わり、いつも二人で寄っていたバーに顔を出した。
今日はイフさんいないんですね、と驚いた顔で言うバーテンダーを笑って躱し、カウンターの端の席でちびちびと酒をあおった。
少し顔が赤くなるくらいに程よく酔った頃、「いつも通り請求はうちの事務所へお願いしますね」と言い残して帰路についた。
そんな足元が覚束無い俺を狙ったのか、背後から刺客が現れる。
ひょいと攻撃を躱し振り向くと、フードの下から見覚えのある顔が覗いていた。
「お前……ッ」
『…おや、…お気づきでしたか』
そうだ
そうだった
俺がなぜか203号室の前で止まってしまうのも
処方される薬が増えたのも
あにきとペアを組むようになったのも
一人でバーに行くようになったのも
「…あれもこれも、…お前のせいだ…っ」
『いやいや、冤罪ですよ?』
あの日、まろの仕事の資料を後ろから覗き見していた時
相手方の名前の横に顔写真が貼ってあった。
見間違えるはずがない、その口元。
自室のデスク前。
天板すら見えなかったそれは、今では空になったゴミで埋まっている。
あれから、まるで弱者のように奴から背を向けて一目散に家へと帰ってきていた
それでも、奴が追いかけてくる気配はなかった
なんで忘れていたんだろう
忘れたくない程大切な人だったのに
薬が上手く回らない
量は入れたはずなのに
今まで調子が悪かったのだって
きっと身体はもう理解していたんだ
今まででやったことないくらいの量なのに
目の前は愚か、思考だっていつも通りのまま
まろはもう
過剰摂取は脳のバグを起こす
快楽信号を受け取るか
拒否反応を示すか
確かあいつは
今にも瓦礫に埋まりそうな女子供を
俺は後者だったらしい
少し前にやった時は前者だったからいけると思った
騙せると
自分を犠牲にして、一般人を守った
奴との戦闘中に
奴が起こした攻撃によってボロボロになった建物の下から
『 天国でも地獄でも、その先だってずっと一緒やで 』
『 もし置いてったら?…そうやなぁ
お前のこと、呪い殺してやるわ、笑 』
「……そう言ったのはまろだよね、…?」
なのにどうして
言ったやつがいなくなるなんて卑怯だよ
俺は何も出来ないじゃん
勝手に一人ぼっちにして
置いていって
「……一人にしないでって、言ったじゃんか…っ」
なんで しんだの
雰囲気です。
なんとなくなんですけど 疲れましたね
書きたい話もたくさんあるんです
でもなんとなく義務化しちゃってて
上手く頭が動かせなくて困ってますが、明後日辺りに大量に書き溜めするつもりですお楽しみに✌🏻✌🏻
コメント
1件
勝手になんか辛いことがあって青さんに助け求める系だと思ったけど置いていかれた系って途中で気づいてちょっとうるってきました🥲︎ 最高です! 投稿ありがとうございます🍀