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──やがて時間が経ち、香り高いスープが完成した。
「わぁ!フェリス、食欲をそそる匂い!早く食べたいよ」
「あとは丼に盛り付けて完成ニャ!」
スープを器に移し、チャーシュー、きくらげ、ネギ、味玉をのせる。
ちょうどその時、匂いにつられたヴィルヘルムがまた覗いてきた。
「私の分はないのでしょうか?」
どうやら食べたそうだ。
「残念だけど今日は私とクルシュ様の分しか作ってないニャ。また今度ね」
ヴィルヘルムは肩を落として部屋をあとにする。
二人は笑い合いながらラーメンをすすり、窓の外の雪景色を楽しむのだった。
──了